撥水コーティング剤の購入を検討しているのですが、さまざまなメーカーから商品が販売されているため、どれを選べば良いのかわかりません。
雨の日の視界を確保するために、撥水コーティング剤は必須アイテム。
しかし、製品選びに失敗すると効果が得られないどころか、車にダメージを与えてしまうこともあります。
そこで今回は、フロントガラス向け撥水コーティング剤の選び方とプロがおすすめする製品をランキング形式で紹介します。
この記事を参考にお気に入りの一本を選んで、クリアな視界を保ちましょう。
フロントガラスの撥水コーティング剤の選び方
フロントガラス用の撥水コーティング剤を選ぶ際のポイントは、液剤の種類・施工タイプ・撥水性能の3つです。
それでは、一つずつ説明していきます。
液剤の種類で選ぶ
フロントガラスの撥水コーティング剤には「シリコン系」と「フッ素系」の2種類があり、撥水性能や耐久性に違いがあります。
以下の解説を参考に、どちらが自分に向いているかチェックしてみてください。
- シリコン系(シリコン樹脂を主成分とするコーティング剤):フッ素系よりも撥水性が高く、水をよく弾くのが特徴。安価な商品が多いが、持続期間が短いため、定期的な施工が必要。
- フッ素系(フッ素を主成分とするコーティング剤):撥水性能はシリコン系コーティング剤よりも劣るものの、硬化してガラス面にしっかり定着するため、効果は長持ちする。
施工タイプで選ぶ
撥水コーティングの施工方法は、大きく分けて「塗布タイプ」と「スプレータイプ」があり、施工にかかる手間や時間が異なります。
詳細は以下にまとめているので、より自分の求めるタイプを選ぶと良いでしょう。
- 塗布タイプ(フロントガラスに液剤を直接塗り込んでいくタイプ):液剤の入った容器に塗布用フェルトが装着されているのが一般的。作業に手間がかかるぶん、撥水効果が長期間持続する。
- スプレータイプ(フロントガラスに直接液剤をスプレーするタイプ):誰でも簡単に施工できるものの、効き目は塗布タイプに比べて短め。洗浄成分が配合されたものや、洗車後の濡れたガラスに使用できる製品もあり。
撥水性能で選ぶ
コーティング剤の撥水性能は、商品によって異なります。
水弾きを重視するなら、より撥水性能に優れた超撥水のコーティング剤がおすすめです。
ただし、撥水性が高いものは水滴がガラス面に残りやすいため、イオンデポジットの発生に注意しましょう。
また親水性のコーティング剤は、ガラス面を薄い水膜で覆って水を流すという性質上、視界に歪みが生じやすいため、フロントガラスには向いていません。
フロントガラスのおすすめ撥水コーティング剤の最強ランキング10選
プロの見解とユーザーの口コミ・評価なども参考に、本当に効果のある最強の撥水コーティング剤だけをピックアップし、紹介していきます。
一から自分で選ぶ自信がないという人は、ぜひ参考にしてください。
1位:イチネンケミカルズ クリンビュー ハイブリッドストロング
ハイブリットストロングは、シリコンの撥水性とフッ素の耐久性をあわせ持ったハイブリッドな撥水コーティング剤。
Amazonでもベストセラー1位を獲得した実績がある、大人気商品です。
ハイブリットストロングのおすすめは、以下の3つです。
- 2つの撥水剤を配合している
- 塗り込みフェルトのサイズが大きい
- 乾燥時間が短い
最大の魅力は性能が異なる2つの撥水剤を配合していること。
超撥水力と耐久力を兼ね備えており、雨の日でもワイパー不要で走ることが可能です。
また、効果は施工後3〜4ヶ月程度持続します。
1年に数回のメンテナンスで住むため、忙しいドライバーにもおすすめです。
そのほか、塗り込み面が大きくミニバンやSUV車の広い面もスピーディに施工できる、乾燥時間が10分と短いなど、メリットが多いのも特徴。
プロも納得できる最強の撥水コーティング剤です。
価格 | ¥1,980(Amazon調べ) |
---|---|
内容量/付属品 | 110ml/- |
液剤の種類/施工タイプ | フッ素・シリコン/ 塗布タイプ |
持続期間 | 3〜4ヶ月 |
おすすめ度 |
2位:ソフト99 ウィンドウケア 超ガラコ
ウィンドウケア 超ガラコは、撥水と同時に汚れや油膜の付着も防いでくれるフッ素系のコーティング剤。
窓用コーティング剤の定番であるガラコシリーズの中でも、特に耐久力に優れています。
ウィンドウケア 超ガラコのメリットは以下の2点です。
- 強力な被膜を形成する
- 撥水効果が非常に長い
他製品にない特徴は、最新のフッ素処理技術を採用していること。
ワイパーの摩擦や洗車にも耐える強固な被膜を形成してくれます。
また、従来品の約6倍という長寿命で、施工後は撥水効果が約1年間も持続。
年に1度施工するだけで、雨はもちろん冬場の雪・霜対策にも効果を発揮してくれる優れものです。
ただし、被膜が硬化するまでに12時間かかる点はデメリット。
時間に余裕がある時に施工しましょう。
価格 | ¥1,573(Amazon調べ) |
---|---|
内容量/付属品 | 70ml/- |
液剤の種類/施工タイプ | フッ素/ 塗布タイプ |
持続期間 | 約1年 |
おすすめ度 |
3位:ソフト99 ウィンドウケア ぬりぬりガラコデカ丸
ぬりぬりガラコデカ丸は、SUV車やミニバンのドライバーに最適。
ボトル一体型の塗り込みタイプながら120mlの大容量で、広いガラス面にも余裕で使えます。
ぬりぬりガラコデカ丸の長所は以下の2つ。
- 塗布フェルトが大きい
- 丸型ボトルで使いやすい
ぬりぬりガラコデカ丸は、容量だけでなく、塗布フェルトもビッグサイズ。
従来品の約2倍以上の大きさがあるため、あっという間に塗り込みが完了します。
また、ボトルが丸型であるため、手に絶妙にフィットするのもメリット。
しかし、「ガラスの四隅は少し塗りにくい」という意見もあるため、別途スポンジやクロスを用意しておくと良さそうです。
価格 | ¥649(Amazon調べ) |
---|---|
内容量/付属品 | 120ml/- |
液剤の種類/施工タイプ | シリコン/ 塗布タイプ |
持続期間 | – |
おすすめ度 |
4位:CCI スマートビュー ガラス撥水スプレー
スマートビュー ガラス撥水スプレーは、スプレータイプの撥水コーティング剤です。
洗車後のフロントガラスに噴霧して拭き取るだけで、撥水効果が約2ヶ月続きます。
ガラス撥水スプレーの特徴は以下の3つです。
- 施工が非常に簡単
- マイクロファイバークロス付き
- 中性タイプで車や人に優しい
スプレータイプの撥水コーティング剤なので、とにかく施工が簡単なのが魅力。
擦る・磨くなどの工程がないため、コーティングに慣れていない人にぴったりです。
また、拭き取り専用のマイクロファイバークロスも付属。
購入後すぐに施工が可能です。
効果の持続時間は短めなので、こまめにメンテナンスできる人に向いています。
価格 | ¥1,529(Amazon調べ) |
---|---|
内容量/付属品 | 180ml/拭き取り専用マイクロファイバークロス |
液剤の種類/施工タイプ | シリコン/ スプレータイプ |
持続期間 | 約2ヶ月 |
おすすめ度 |
5位:ソフト99 ウィンドウケア ダブルジェットガラコ耐久強化
ガラコシリーズのスプレータイプの撥水コーティング剤です。
噴射力を最大限に強化しているので、「施工の手間をできるだけ省きたい!」という人におすすめです。
ダブルジェットガラコ耐久強化のおすすめポイントは以下の通りです。
- 施工時間がとにかく短い
- 耐久性も従来品の50%アップ
強いガス圧と新構造のダブルジェットノズルで、風にも負けない強力な噴射力を実現。
ミニバンやSUV車の大きなフロントガラスも、約3秒で施工可能です。
また、濡れたガラスにも使えるのも嬉しいポイント。
車内に一本置いておけば、ゲリラ豪雨にも対応できます。
ただし、スプレーの飛距離が長いぶん、ボディへの飛び散りには注意が必要です。
塗装が剥がれるおそれもあるので、液剤が付着した場合はすぐに拭き取るようにしてください。
価格 | ¥747(Amazon調べ) |
---|---|
内容量/付属品 | 180ml/- |
液剤の種類/施工タイプ | シリコン/ スプレータイプ |
持続期間 | – |
おすすめ度 |
6位:CCI スマートビューONE 塗り込み耐久タイプ
スマートビューONE 塗り込み耐久タイプは、塗布タイプの撥水コーティング剤。
スプレータイプでは物足りない人向けのフッ素系の製品です。
スマートビューONE 塗り込み耐久タイプのメリットは以下の3つ。
- 幅広型の塗面を採用している
- 6〜12ヶ月と効果が長い
- 価格がリーズナブル
一つ目のメリットは、幅広型の塗面で、広いガラスも一気に塗り込めること。
乾燥時間も不要であるため、塗り込みタイプでありながら、短時間で施工できます。
二つ目のメリットは、効果の持続性が高いこと。
約6〜12ヶ月と長持ちするので、こまめな施工が面倒な人にうってつけです。
また、1,000円以下とリーズナブルであるのも魅力。
撥水性能はもちろんコスパも重視したい人は、マストでおさえておきたい商品です。
しかし、「撥水効果はやや弱め」という口コミもあるため、撥水性の高さを重視する人には向いていません。
価格 | ¥936(Amazon調べ) |
---|---|
内容量/付属品 | 75ml/- |
液剤の種類/施工タイプ | フッ素/ 塗布タイプ |
持続期間 | 6ヶ月~1年 |
おすすめ度 |
7位:シュアラスター ゼロウィンドウ コート
ゼロウィンドウ コートは、反応型低分子シリコン配合のガラス系撥水コーティング剤。
高性能なカーコーティング剤を多数手掛けてきたシュアラスター製で、信頼感は抜群。
安心して使える商品を探している人にもってこいです。
ゼロウィンドウ コートの長所は以下の通りです。
- 強力な被膜を形成してくれる
- 効果が約1年持続する
ガラスコーティングの仕組みは「窓ガラスの表面に、さらにガラスが作られる」と考えるとイメージしやすいでしょう。
ワイパーの摩擦にも負けない強力なガラス被膜により、撥水効果が約1年間持続します。
口コミで一つ気になったのは「他の商品に比べて液剤が乾くのが速い」という声。
塗布タイプのコーティング剤を使い慣れた人のほうが、慌てずに落ち着いて作業できるでしょう。
価格 | ¥1,500(Amazon調べ) |
---|---|
内容量/付属品 | 80ml/スポンジ |
液剤の種類/施工タイプ | ガラス/ 塗布タイプ |
持続期間 | 約1年 |
おすすめ度 |
8位:CarZoot 窓ガラス撥水コーティングキット
窓ガラス撥水コーティングキットは、CarZootが販売する窓ガラス用コーティング剤の中で売上No.1の売れ筋商品です。
窓ガラス撥水コーティングキットの特徴は、以下の通りです。
- 効果が1年間長持ちする
- セット内容が充実している
プロの現場でも使われている商品だけあって、性能は抜群。
強力なフッ素被膜で、驚くほどの超撥水効果が約1年間持続します。
また、セット内容が充実しているのも魅力。
下地処理用の油膜除去剤から施工用のスポンジやタオルまで揃っており、これ一つで本格的な施工が可能です。
初心者にはハードルが高く感じるかもしれませんが、わかりやすい施工マニュアルがついているので、安心してください。
市販品に比べて高価ではあるものの、確かな効果が実感できる優秀な撥水コーティング剤です。
価格 | ¥2,980(Amazon調べ) |
---|---|
内容量/付属品 | 180ml/油膜除去剤、スポンジ、クロス、施工マニュアル |
液剤の種類/施工タイプ | フッ素/ 塗布タイプ |
持続期間 | 約1年 |
おすすめ度 |
9位:レインエックス スーパーレイン・X ザ・ビッグ
アメリカ発の撥水コーティング剤、レイン・X。
もともと空軍の航空機用液体ワイパーとして使われてきた歴史を持つ商品で、一度塗るだけで、均一かつ強力なフッ素系撥水被膜を形成します。
スーパーレイン・X ザ・ビッグのおすすめポイントは以下の通り。
- 塗り込みが簡単
- 口コミ評価が高い
ボトル一体型の幅広フェルトで、手を汚さずに施工が可能。
ガラス面にフィットする形状をしており、塗りムラや塗り残しが少ないのが魅力です。
また、Amazonには800件近くレビューが投稿されており、星5つ中4.3と高評価を得ているのも特徴です。
価格もリーズナブルなので、安さを重視している人にもおすすめします。
価格 | ¥790(Amazon調べ) |
---|---|
内容量/付属品 | 105ml/- |
液剤の種類/施工タイプ | シリコン/ 塗布タイプ |
持続期間 | – |
おすすめ度 |
10位:洗車の王国 ウィンドウクリスタル
ウィンドウクリスタルは、プロショップでも使われる撥水コーティング剤です。
施工に必要なクロスやスポンジがセットになっており、本格的なフッ素コーティングができます。
ウィンドウクリスタルのメリットは以下の通りです。
- 比較的長期間効果が持続する
- セット内容が充実している
酸化・劣化を起こさない純フッ素系の撥水剤で、施工後は屋外駐車で6ヶ月以上、屋内駐車では1年以上も超撥水効果を発揮します。
耐久性は車の使用環境によって異なりますが、1年以上も長持ちする商品は、市販品ではなかなかありません。
ただし、プロ仕様品のため、施工にはコツが必要です。
写真付きの取扱説明書が付属されているものの、はじめてセルフコーティングを行う人は難しさを感じるかもしれません。
価格 | ¥3,427(Amazon調べ) |
---|---|
内容量/付属品 | 50ml/スポンジ、クロス、取扱説明書 |
液剤の種類/施工タイプ | フッ素/ 塗布タイプ |
持続期間 | 6ヶ月〜1年 |
おすすめ度 |
【Q&A】フロントガラスの撥水コーティング剤のよくある質問
フロントガラスの撥水コーティングに関するよくある質問にQ&A形式で回答します。
撥水コーティング剤のメリット・デメリットは?
撥水コーティング剤のメリットとデメリットは以下の通りです。
- メリット:フロントガラスの水滴を弾くため、雨や雪の日の視界が確保しやすくなる。フロントガラスが汚れにくくなる。
- デメリット:手間やコストがかかる。ワイパーに影響を与える可能性がある。
多少のデメリットがあるものの、メリットの数が上回るため、多くの人が施工しています。
撥水コーティング剤はどこで購入できる?
フロントガラス向けの撥水コーティング剤は、カー用品店やホームセンター、ネットショップにて購入可能です。
撥水コーティング剤の使い方は?
撥水コーティング剤は、製品によって施工方法が異なります。
塗布タイプはフロントガラスに直接塗り込み、スプレータイプは噴射して拭き上げるだけでOK。
詳しくは、製品の使用方法を確認してください。
リアガラスやサイドガラスにおすすめの撥水コーティング剤は?
フロントガラスと異なり、リアガラスやサイドガラスは親水性のコーティング剤が適しているといわれていますが、コーティング専門店でも撥水コーティング剤を使うのが一般的です。
しかし、「せっかくならこだわりたい!」という人は、リアガラス・サイドガラス専用のコーティング剤を購入すると良いでしょう。
業者に依頼すると料金はどのくらいかかる?
フロントガラスの撥水コーティングは、プロに依頼することも可能です。
料金は、車種や内容によって変わってきます。
安くて2,000円ほどですが、本格的な施工だと数万円かかるところもあります。
まとめ
フロントガラスの撥水コーティング剤は、液剤の種類・施工タイプ・撥水性能の3つに注目して選べば失敗しません。
自分で選ぶのが面倒という人は、以下の比較表を参考に、自分にぴったりな製品を見つけてくださいね。
商品名 | 価格 (Amazon) | 液剤の種類/ 施工タイプ | こんな人に おすすめ |
---|---|---|---|
【1位】イチネンケミカルズ クリンビュー ハイブリッドストロング | ¥1,980 | フッ素・シリコン/ 塗布タイプ | 多くのドライバーに選ばれた人気商品を使いたい人 |
【2位】ソフト99 ウィンドウケア 超ガラコ | ¥1,573 | フッ素/ 塗布タイプ | 時間に余裕があり、被膜が硬化するまでじっくり待てる人 |
【3位】ソフト99 ウィンドウケア ぬりぬりガラコデカ丸 | ¥649 | シリコン/ 塗布タイプ | ミニバンやSUV車の広いガラス面をコーティングしたい人 |
【4位】CCI スマートビュー ガラス撥水スプレー | ¥1,529 | シリコン/ スプレータイプ | 手軽に施工可能なスプレー式のコーティング剤が欲しい人 |
【5位】ソフト99 ウィンドウケア ダブルジェットガラコ耐久強化 | ¥747 | シリコン/ スプレータイプ | 施工の手間をできる限り減らしたい人 |
【6位】CCI スマートビューONE 塗り込み耐久タイプ | ¥936 | フッ素/ 塗布タイプ | 手頃な値段で撥水効果も長持ちする、コスパの良い商品を探している人 |
【7位】シュアラスター ゼロウィンドウ コート | ¥1,500 | ガラス/ 塗布タイプ | 安心して使える一流メーカーの商品を探している人 |
【8位】CarZoot 窓ガラス撥水コーティングキット | ¥2,980 | フッ素/ 塗布タイプ | プロ並みの本格的なコーティング施工を自分でやってみたい人 |
【9位】レインエックス スーパーレイン・X ザ・ビッグ | ¥790 | シリコン/ 塗布タイプ | 歴史と実績のある商品で高い効果を実感したい人 |
【10位】洗車の王国 ウィンドウクリスタル | ¥3,427 | フッ素/ 塗布タイプ | 今まで市販品の効果に満足できなかった人 |
以下の記事もあわせて読んでみてくださいね。