目につくものは取って捨てるようにしていますが、座席の隙間にはさまった髪の毛や食べかす、マットの小石や砂などを清掃するのは大変で…
といっても、全ての商品が車掃除に適しているわけではありません。
今回は洗車のプロが「車のコードレス掃除機の選び方」と「おすすめ商品10選」を紹介します。
車のコードレス掃除機の選び方
車のコードレス掃除機を選ぶ際のポイントは「吸引力・重量・集塵方式」の3つです。
買ってから後悔しないように購入前には必ずチェックしてください。
吸引力で選ぶ
車のコードレス掃除機を選ぶ際に最初に確認すべきポイントは「吸引力」です。
吸引力がない掃除機だと車内にある小石や砂利、砂を取り除くことができません。
そのため、できるだけ吸引力が強いコードレス掃除機を選ぶことをおすすめします。
吸引力を見極めるには以下の項目を参考にすると良いですよ。
- 吸込仕事率(単位:W、ワット):JIS規格で定められている吸引力を示す(掃除機が吸い込む空気の量と力を示す)目安。50〜100Wあれば十分。
- ダストピックアップ率(単位:%):国際電気標準会議(IEC)によって定められているゴミを吸い取れる率。高ければ高いほど良い。
重量で選ぶ
二つ目に確認すべき点は重量です。
車内を清掃する際は基本的にコードレス掃除機を片手で使用します。
そのため、重量が重いものだと腕が疲れてしまい、掃除の効率が悪くなってしまうことも。
片手での掃除や女性でも負担のない重さは1kg程度です。
重くても2kg以下のコードレス掃除機を選びましょう。
集塵方式で選ぶ
最後にコードレス掃除機の集塵方式もチェックしてください。
集塵方式とはゴミの集め方で、大まかに以下の3つのタイプに分けられます。
集塵方式 | メリット | デメリット |
---|---|---|
紙パック式 (紙パック自体がフィルターになっているタイプ) | 紙パックごと捨てられるため便利 | 紙パックを購入する必要がある |
サイクロン式 | 臭いも軽減できる、紙パックなどを購入する必要なし | 洗う必要がある、ホコリが舞いやすい、髪の毛などが詰まりやすい |
フィルター式 | 液体を吸い取れるものもある | フィルターの掃除をこまめに行う必要がある |
それぞれメリットとデメリットがあります。
より快適に車内の掃除ができるように、自分にぴったりの方式を選んでください。
車のコードレス掃除機のおすすめランキング10選
車のコードレス掃除機は数え切れないほどの種類があります。
その中でも自信を持っておすすめできる商品だけをピックアップしました。
1位:ダイソン V7 Trigger
今回紹介する車のコードレス掃除機の中でダントツでおすすめしたいのがダイソンのV7 Trigger。
数あるコードレス掃除機の中でもトップレベルの吸引力を誇る商品です。
座席の隙間にはさまった取りづらいゴミや小石、砂利などを強力な吸引力でグングン吸い取っていきます。
V7 Triggerの具体的なおすすめポイントは以下の3つ。
- 毎分最大11万回転する吸引力
- 車内の空気よりも綺麗な空気を排出するサイクロン式
- ワンタッチで楽にゴミ捨てが可能
掃除機で有名なメーカーの商品だけあって、コードレスにもかかわらず吸引力が圧倒的に高いです。
Amanzonの口コミを見ても、「今まで掃除できていなかった隅々も綺麗に」「車のシートの犬の毛などは、フリードだとなかなか吸えないので、ダイソンを買って良かった」など、多くの人が吸引力の素晴らしさに言及しています。
また、排気も綺麗で掃除機特有のほこりや嫌な臭いも一切なく快適に車内を清掃できます。
重量が1.76kgとやや重めですが、吸引力が高いぶん他のコードレス掃除機と比べて短時間で掃除が完了することを考えると特に問題はありません。
どのコードレス掃除機を購入するか迷う…という人は、吸引力と使いやすさを兼ね備えたダイソンのV7 Triggerを購入すれば間違いないですよ。
価格 | ¥21,978(Amazon調べ) |
---|---|
サイズ | 20.6×40.4×14.4cm |
重量 | 1.76kg |
集塵方式 | サイクロン式 |
付属品 (アタッチメント) | コンビネーションノズル、隙間ノズル |
おすすめ度 |
2位:マキタ コードレス掃除機 CL282FDZW
「購入するなら人気のコードレス掃除機が良い!」という人にはマキタのコードレス掃除機 CL282FDZWがぴったりです。
2021年7月時点でAmazonチョイスに選ばれており、1万以上のレビューがあるにもかかわらず星4.5という高評価の大人気商品です。
掃除機が大好きだと公言しているYouTuber「Mikasu-Channel」のMIsakuさんも車掃除に最強のコードレス掃除機として紹介しています。
マキタのコードレス掃除機 CL282FDZWのおすすめのポイントは高機能なのに比較的お手軽な価格で購入できることです。
具体的なメリットは以下のとおり。
- ブラシレスモータ搭載でハイパワー
- 振動が少なく、低騒音
- 耐久性が高い
- ライトがついている
正直、コードレス掃除機の吸引力は値段に比例するところがあります。
しかしマキタの商品は1万円台にもかかわらず吸引力が高く、業者用としてもよく使われています。
また、低騒音設計のため、うるさい音に悩まされることもありません。
(車の清掃は通常屋外で行うことが多く、掃除機の騒音で近所トラブルになることもあるんです。)
さらにライトもついているため、座席の隙間の奥まで見ることができ、隅々まで綺麗にできます。
こちらも1.5kgと重めではありますが、メリットの方が上回ります。
人気商品が欲しい人はマキタのコードレス掃除機 CL282FDZW一択ですよ。
価格 | ¥12,636(Amazon調べ) |
---|---|
サイズ | 101.6×11.4×15.4cm(パイプ・ノズル付) |
重量 | 1.5kg |
集塵方式 | 紙パック式 |
付属品 (アタッチメント) | ノズル、ストレートパイプ、サッシ(すきま)ノズル、充電式クリーナ抗菌パック10枚入、高機能ダストバッグ |
おすすめ度 |
3位:アイリスオーヤマ 充電式ハンディクリーナー
とにかく軽い車のコードレス掃除機を探している人にはアイリスオーヤマの充電式ハンディクリーナーが最適です。
500gという業界最軽量クラスの重量で女性でも腕が疲れることなく車内の掃除ができます。
収納もコンパクトにできるので、車にコードレス掃除機をそのまま積んでおきたい人にもおすすです。
アイリスオーヤマの充電式ハンディクリーナーは最軽量以外にも以下のメリットがあります。
- 細めのグリップで持ちやすい
- ダストカップの手入れが簡単
- 価格がリーズナブル
確かに軽いコードレス掃除機は扱いやすいですが、デザインによっては使いづらいものもあります。
しかし、この商品はグリップにもこだわりを持って作られており、握りやすく快適に車内の清掃ができます。
また、ダストカップは丸洗い可能なので、手入れも非常に楽です。
1位と2位で紹介したコードレス掃除機に比べて吸引力は劣りますが、これだけの機能が備わっているにもかかわらず値段は1万円以下なので買って損はありません。
軽量かつ機能が充実した車のコードレス掃除機が欲しい人はアイリスオーヤマの充電式ハンディクリーナーをゲットしてください。
価格 | ¥7,681(Amazon調べ) |
---|---|
サイズ | 5.6×5.7×40.2cm |
重量 | 500g |
集塵方式 | – |
付属品 (アタッチメント) | 隙間ノズル、ソファヘッド |
おすすめ度 |
4位:Anker Eufy HomeVac H11
AnkerのEufy HomeVac H11はこまめに車の清掃をしたい人にうってつけのコードレス掃除機です。
サイズが38.2×15.4×9.4cmと他社商品と比べて比較的コンパクト。
車内のゴミが目につくたびに気軽に掃除ができます。
Eufy HomeVac H11のおすすめポイントは以下の3つ。
- 持ち手の裏面に滑り止め加工
- 最大5500Paの強力な吸引力
- メーカー保証2年間あり
コンパクトなコードレス掃除機はサイズが小さい分、手から滑り落ちやすくギュッと力を入れて握る必要があります。
しかし、この商品は持ち手に滑り止め加工がされているため、不要な力を使うことなく車内の掃除が可能です。
またサイズの割には吸引力も強く、小石や砂利だけでなく、ペットの毛や食べこぼしも吸い取ってくれます。
ただし、音がうるさいという口コミがいくつかあったので、場所や時間帯には注意しましょう。
価格 | ¥4,990(Amazon調べ) |
---|---|
サイズ | 38.2×15.4×9.4cm |
重量 | 560g |
集塵方式 | フィルター式 |
付属品 (アタッチメント) | Micro USBケーブル、コンビネーションノズル |
おすすめ度 |
5位:Laresar コードレスハンディ掃除機
掃除の排気が苦手な人にはLaresarのコードレスハンディ掃除機をおすすめします。
車内は部屋よりも密室なため、見た目は綺麗になっても掃除機から排出されるホコリや臭いで汚染されがちです。
しかし、この商品は0.3ミクロンの微細な粒子をとらえて、空気を綺麗にするという嬉しい特徴があります。
また2種類のフィルターが使用されており、アレルギー物質99.97%を除去してくれる優れものです。
排気に特化したコードレス掃除機ではありますが、以下のようなメリットもあります。
- コンパクトにもかかわらず吸引力が強い
- ワンタッチでゴミ捨て可能
コードレス掃除機の中でもコンパクトな作りなので、サイズも車内清掃に適しています。
また、吸引力が大きいのも魅力。
実際にAmazonの口コミを見ると「このコンパクトさと軽さからどうやってこんな吸引力が生まれるのか不思議に感じました」との声もありました。
しかし、コンパクトなゆえダストボックスが小さく、こまめにゴミを捨てないといけないのが難点。
ただゴミ捨てはワンタッチで簡単にできるので、それほどデメリットに感じることはありません。
掃除機の排気を気にせず車の掃除がしたい人は迷わずLaresarのコードレスハンディ掃除機をゲットしましょう。
価格 | ¥10,588(Amazon調べ) |
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サイズ | 44.2×33.2×12.2cm |
重量 | 700g |
集塵方式 | フィルター式 |
付属品(アタッチメント) | ソファーブラシ、延長バイブ、2in1ノズル |
おすすめ度 |
6位:フォーレ ハンディクリーナー
コンパクトカーの掃除にはフォーレのハンディクリーナーが活躍します。
小型車を清掃する際は、通常サイズのコードレス掃除機でも邪魔だと感じてしまうもの。
しかし、この商品は小さめの作りで500mlのペットボトルよりも軽く、車内がせまくても快適に掃除ができます。
また取り扱いのしやすさから女性に大人気の掃除機です。
フォーレのハンディクリーナーのおすすめポイントは以下の3つ。
- 収納袋付き
- 見た目が可愛い
- 安心の国産製
コードレス掃除機には珍しく収納袋が付いているため、持ち運びに非常に便利です。
可愛らしいデザインなので、見た目にこだわりたい人にもGOOD。
一部、「見た目の作りがチープな気がする」との口コミもありましたが、国産製なので品質に問題はありません。
コンパクトカーを清掃したい人や可愛いデザインのコードレス掃除機を探している人にはぴったりの商品です。
価格 | ¥2,980〜4,380(Amazon調べ) |
---|---|
サイズ | 32.7×11.7×7.9cm |
重量 | 392g |
集塵方式 | – |
付属品 (アタッチメント) | ブラシノズル、隙間ノズル |
おすすめ度 |
7位:インクシス コードレスハンディクリーナー Cleanin Nook
インクシスのコードレスハンディクリーナー Cleanin Nookはコスパ抜群の車の掃除機です。
4,000円とお手軽な値段であるにもかかわらず高品質。
Amazonでも星4.5と大好評の商品です。
コードレスハンディクリーナー Cleanin Nookがコスパが良いといわれている理由は以下の3つ。
- 4,000Paと高めの吸引力
- 0.3㎛の粒子も95%キャッチしクリアな空気を排出
- 洗練されたデザインを採用
価格の安さに対して、吸引力が高めなのが一番の魅力です。
車内のゴミや小石、砂も綺麗に吸い上げてくれます。
また排気も気にせず掃除可能です。
デザインも良く、車に置いていても場所を取りません。
ただし、稼働する際に大きめの高音がなるのがマイナスポイント。
コスパは抜群なので、場所や時間帯などに気をつけて使うようにすると良いでしょう。
価格 | ¥4,000(Amazon調べ) |
---|---|
サイズ | 7×7×29.8cm |
重量 | 560g |
集塵方式 | フィルター式 |
付属品 (アタッチメント) | 充電ケーブル(ACアダプター/シガーソケットケーブル)、マニュアル、2in1コンビネーションノズル |
おすすめ度 |
8位:シャオミ Mi ハンディクリーナー ミニ
デザイン重視の人にはシャオミのMi ハンディクリーナー ミニだと間違いありません。
シンプルでスタイリッシュなデザインでコードレス掃除機だとは思えないほど。
車に乗せていても見た目の邪魔をしないのが最大のメリットです。
デザイン以外にもMi ハンディクリーナー ミニには以下の長所があります。
- 水筒よりもスリムな作り
- 吸引力が13,000Pa
- ワンタッチでゴミ捨て可能
水筒よりもサイズが小さく、車内のゴミが気になった時にさっと使えます。
また、吸引力も強く多機能ノズルも付いているので、シートの上から座席の隙間まで綺麗に清掃可能です。
ただし「ゴミがたまる部分が透明でおしゃれな分、そこにゴミが入ってるとかなり気になる。」という口コミがあったので、ダストボックスの掃除はこまめに行いましょう。
おしゃれな車用コードレス掃除機を探している人は見た目と機能の良さを兼ね備えているMi ハンディクリーナー ミニをぜひチェックしてください。
価格 | ¥5,940(Amazon調べ) |
---|---|
サイズ | 5×5.5×26.7cm |
重量 | 500g |
集塵方式 | フィルター式 |
付属品 (アタッチメント) | 隙間ノズル、ブラシノズル、充電ケーブル、ユーザーマニュアル |
おすすめ度 |
9位:Womow 繊細型スティッククリーナーM1
Womowの繊細型スティッククリーナーM1は車用としてだけでなく部屋用としても使いたいという人へおすすめしたいコードレス掃除機です。
ハンドクリーナーからスティッククリーナーへ変更できる2WAY仕様。
車掃除と部屋掃除どちらにも適しています。
繊細型スティッククリーナーM1のおすすめな点は以下の2つ。
- 持ちやすさを重視したデザイン
- 静音設計
ハンド部分が165度に設計されており、車内も楽に掃除が可能です。
また、騒音設計のため、家の駐車場でも隣人を気にせずに清掃できます。
ゴミを溜めすぎるとフィルターが詰まってしまうというデメリットがあるので、使ったらすぐに手入れをするようにしましょう。
価格 | ¥7,999(Amazon調べ) |
---|---|
サイズ | 59.4×17.2×11.4cm |
重量 | 526g |
集塵方式 | フィルター式 |
付属品(アタッチメント) | フロアブラシ、2in1隙間ノズル、延長パイプ、パイプジョイント、USB充電コード、取扱説明書(保証書付き)、置き台 |
おすすめ度 |
10位:クレトム コードレスハンディー もも太郎
クレトムのコードレスハンディー もも太郎は機能の充実性を求める人に人気の車のコードレス掃除機。
他のコードレス掃除機には見られないブロアー機能がついており、車内の小さな隙間にはさまったゴミやほこりを吹き飛ばしてくれます。
オートバックスでも販売している信頼のおける商品です。
コードレスハンディー もも太郎のおすすめポイントは以下の2点。
- コンパクトで取り扱いしやすい
- 車用には十分な吸引力
シンプルなデザインで無駄な出っ張りもなく、車のボトルホルダーにすっぱりと収納できます。
他の商品に比べるとやや吸引力は劣りますが、小さなゴミやほこりなどは問題なく吸い込んでくれるので、車用としては十分です。
「ブロアー機能があると便利!」「ボトルホルダーに収納できるものが良い!」という人はコードレスハンディー もも太郎を手に入れてください。
価格 | ¥6,975(Amazon調べ) |
---|---|
サイズ | 34×15.7×9.3cm |
重量 | 900g |
集塵方式 | フィルター式 |
付属品 (アタッチメント) | ブラシ付きノズル、すき間ノズル |
おすすめ度 |
まとめ
車のコードレス掃除機を選ぶ際は「吸引力・重量・集塵方式」をチェックすることが重要です。
自分で選ぶのは難しいという人は以下の比較表をぜひご活用ください。
商品名 | 価格 (Amazon) | 重量 | こんな人に おすすめ |
---|---|---|---|
【1位】ダイソン V7 Trigger | ¥21,978 | 1.76kg | オールマイティーなコードレス掃除機が欲しい人 |
【2位】マキタ コードレス掃除機 CL282FDZW | ¥12,636 | 1.5kg | 人気商品が欲しい人 |
【3位】アイリスオーヤマ 充電式ハンディクリーナー | ¥7,681 | 500g | 重量の軽さにこだわりたい人 |
【4位】Anker Eufy HomeVac H11 | ¥4,990 | 560g | こまめに車の掃除がしたい人 |
【5位】Laresar コードレスハンディ掃除機 | ¥10,588 | 700g | 車の排気が苦手な人 |
【6位】フォーレ ハンディクリーナー | ¥2,980〜4,380 | 392g | コンパクトカーを掃除したい人 |
【7位】インクシス コードレスハンディクリーナー Cleanin Nook | ¥4,000 | 560g | コスパ抜群のコードレス掃除機を欲しい人 |
【8位】シャオミ Mi ハンディクリーナー ミニ | ¥5,940 | 500g | デザイン重視の人 |
【9位】Womow 繊細型スティッククリーナーM1 | ¥7,999 | 526g | 部屋用としても使いたい人 |
【10位】クレトム コードレスハンディー もも太郎 | ¥6,975 | 900g | 機能が充実しているコードレス掃除機が欲しい人 |