こんにちは!
今回は以前にも少し書いていた、【コーティングの硬さ】について記事にしていきたいと思います。
元・洗車マンが教えるコーティングの硬さについて
では本題です。
皆さんコーティング(主にガラス)をする際に、説明文で【このコーティングの硬さは~Hです。】というのを見たことないですか?
あれはコーティングの硬さの基準となる【指数】で表しているのですが、その指数表記にも2種類あり、結構ややこしいので深堀りしていきます。
鉛筆の硬度
最初に一番なじみのある鉛筆の硬度について説明させていただきます。
これは鉛筆の6B~9Hの17段階で対応の鉛筆の芯で引っ掻いても耐えれるというの表記になります。
なので例えば、表記が5Hだった場合だと、5Hの鉛筆の芯で引っ掻いても耐えれますという事になります。
でも正直、5Hの鉛筆ってどのくらい硬いのかなんて分からなくないですか?
なので実際に硬いというイメージはこの鉛筆の硬度はわかりにくいという事になります。
モース硬度
こちらは主に海外で主流の硬度指数であり、鉱物の硬さを表す時によく使われます。
そしてこちらはとてもわかりやすく、1~10の10段階の硬度になります。
実際の鉱物や物と比較してある硬さなのでイメージも付き易いかと思います。
モース硬度4でプラチナの硬さがあり、モース硬度5の時点で先ほどの鉛筆硬度最大の9Hと同じ硬さになります。
ちなみにモース硬度9はサファイヤ等でモース硬度10はダイヤモンドになります。
・鉛筆の硬度指数の最大表記は9H
・モース硬度は1~10の10段階
・モース硬度5で鉛筆表記の9Hと同じ硬さ
二つの指数が混載してる。
先ほど書いた二つの指数、鉛筆の硬度とモース硬度ですが、この二つの指数が混載して表記されているのでとても分かりにくくなってしまっているのが現状です。
まずは下の硬度を表にした画像をご覧下さい。
引用:社団法人日本コーティング協会
この表を見ていただけると分かるのですがたまに【コーティング硬度10Hです!】等といった説明文を発見したりします。
この場合ですとまず、鉛筆の硬度表記の場合だと9Hまでしか存在しない為、ありえない数字になります。
また仮にモース硬度で10だとしたらダイヤモンドと同じ硬さになるので、そのコーティングをハンマー等で叩いたら割れないといけません。
もし割れない場合は、硬度を偽っているか、きちんと被膜が出来てないという事になってしまいます。
こんな感じで業者さん自体や施工しているお店さんが勘違いかこの2つの硬度指数がごっちゃになってる事が結構あるのできちんと確認した方がいいかもしれません。
ただもし、コーティングの硬さ表記に【H】が入ってない場合はモース硬度表記で間違いないといは思いますので安心してもいいかと思います。
まとめ
・コーティングの硬さ表記には【鉛筆の硬度】と【モース硬度】の2種類が存在する。
・【鉛筆の硬度】の場合は6B~9Hの17段階。
・【モース硬度】の場合は1~10の10段階。
・鉛筆の硬度9H=モース硬度5。
・業者さんや施工する人らが勘違いや硬度表記がごっちゃになっている事があるのできちんと確認しましょう。
・もしコーティング硬度表記に【H】がない場合はモース硬度で間違いないとは思うので安心しましょう。
今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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