実際の所、洗車機のブラシの関係や、洗車前の車の汚れ具合ではキズが入ることはあります。
ですが洗車機に入れるから確実に洗車キズが入るという訳でもありません。
なので今回はこの洗車キズについて詳しく深堀りしていこうと思います。
洗車機でキズが入るっていうけどほんとにキズは入るの?
昔の洗車機はキズが入った
実際の所、昔の洗車機ではキズが確かに入るケースが多かったです。
その原因は主に洗車機のブラシにあります。
昔の洗車機のブラシの特徴は、キズが付かない事より【洗浄力】をメインにおいていた為、ナイロン製のブラシになってます。
ちなみにナイロンというのは硬い材質です。
イメージが付きにくいという方は、お風呂を洗うブラシがナイロン製になります。
そんな硬いものをバシバシ車に擦り付けたと思うとやばい・・・。
その為、一度でもナイロン製のブラシの洗車機に入れてしまうと、一発で洗車キズだらけに・・・というのが普通でした。
黒の車って日に当たると洗車機キズめちゃめちゃ目立つのに、みんな平気で洗車機を使ってたと思うとやばいですよね。笑
そのイメージがある為、余計に洗車機=洗車キズというのを言われると思います。
※実際のナイロン製のブラシ
最近の洗車機はキズが入りにくい
では昔のがかなり洗車キズが入るのが分かったけど、肝心の最近の洗車機はどうなの?と思うと思います。
結論から言えば最近の洗車機は
とても洗車キズが入りにくくなっています。
理由は昔のブラシと違い、ブラシがナイロンではなく『スポンジ製』や『布製』だからです。
ナイロンと違い、スポンジや布はとても柔らかい為キズがとても付きにくいです。
また吸水性も良い為、水を含むとさらに柔らかくなる+水が摩擦を軽減してくれるのでキズが付く要因を最大限に減らしてくれています。
なので洗車機=洗車キズが入るからしない!ではなく一度洗車機を使ってみると「意外といいじゃん」となると思います。
↓実際の洗車機ブラシ部分※一本一本がスポンジです。
最近の洗車機でも気を付けないとキズが入る場合がある
洗車機でもキズが付きにくいのは分かったかと思われますが、実際には最近の洗車機でも気を付けないとキズが入る事もあります。
でも洗車機のブラシが柔らかいのになんでキズが入るの?と思いますよね?
洗車キズの入る原因は洗車機ブラシ以外にもあり、それは『ホコリや泥』になります。
え?どういう事?と思われると思いますが、これはホコリや泥が付いた状態で洗車をしてしまうと洗車キズが入ってしまいます。
理屈は簡単で、洗車機の場合ブラシで車を洗う際に車の塗装面とブラシの間にホコリや泥が噛みこみそのままブラシが回るので洗車キズになってしまいます。
その為、重要になってくるのが洗車前にいかにこのホコリや泥を落とせるかです。
ただ洗車機の場合は、洗車のコースオプションに『高圧ジェット』ないし『高圧スプレー』といったものがあると思います。
これらは洗車機がブラシで洗う前に高圧ジェット(水)でホコリや泥を弾き飛ばしてくれます。
この高圧ジェットがかなり良くて、これをしとくだけでほとんどのホコリや泥が落ちたり柔らかくなるので上記で言った、ホコリや泥が噛みこんでキズになってしまうという事が極端に減ります。
またこの高圧ジェットのオプションは100円~200円の事が多いです。
僕個人としては、洗車機での洗車の際に『必ず』この高圧ジェットを追加で付けるのをおすすめします。
手洗い洗車でもキズは付く?
最近の洗車機ではキズが付きにくいというのは分かったけど、じゃあ手洗い洗車はどうなの?
実際の所、手洗い洗車もきちんと知識がないと「洗車機よりキズが入ります。」
結構以外ではないでしょうか?
ほとんどの方は、
- 洗車機=洗車のキズが入りやすい
- 手洗い洗車=洗車のキズが入りにくい
といった認識だと思います。
でも実際はそうではなくて、きちんと知識が無く洗っていると、洗車機よりもキズが入ってしまいます。
手洗い洗車で洗車のキズが入る要因がいくつかありますので一つずつ書いていきたいと思います。
洗車前にきちんとホコリや泥を落としていない
はい。
これは洗車機編でも書きましたが、手洗い洗車をする前に高圧ジェットか威力を強めた水(ホースなら先端をつぶした様な)で全体を一度やっておかないとキズが入るリスクはとても上がります。
なので同じ事になりますが、洗車前には確実にホコリや泥を落とす、柔らかくするのを意識して強めの水や高圧ジェットをかけましょう。
シャンプーを使わずに洗車をしている
続いては、意外と多いシャンプーを使わずに洗車をしている事です。
シャンプーを使わず洗車というのは俗にいう『水(のみ)洗い』の事です。
シャンプーは汚れを浮かす役割ももちろんありますが、細かい泡がスポンジ等の隙間に入って摩擦を軽減してくれています。
その為、シャンプーがあると無いとでは塗装にかかる摩擦が違いますので、比較的簡単にキズが入ってしまいます。
そしてもちろん摩擦だけでは無く、シャンプーを使用しないのでホコリや泥等が浮いてきていません。
その状態でスポンジでゴシゴシ・・・。
キズが入るのが何となくイメージできませんか?笑
実際に自分も昔は、シャンプー洗車をするとコーティングの皮膜が弱るのかな?とか思って水だけ洗車をしてる時期がありました。
今思うと恐ろしいですけどね( ゚Д゚)笑
適当に拭き上げしている
最後になりますが、拭き上げを適当にしている為に洗車キズが入ってしまうというケースです。
適当というと大雑把なのでどういう事?となると思いますが、簡単にまとめると
- マイクロファイバーで拭き取りをしていない(もしくはタオルがとても古い)
- ステップを拭いてもそのまま気にせずボディを拭いている
- ホイールを拭いてからボディも拭いている
- 風が強い場所で拭き上げをしている
大体こんな感じです。
まず、ほとんどの方が最近はマイクロファイバーは使われているので大丈夫だと思います。
ただ古くなったまま使われてる方が結構います。
マイクロファイバーと言えど、古くなってくると毛が硬くなったり立ち具合がへたってきますのでそうなったらキズが入る要因になります。
次にかなり多いのが、ステップを拭いてもそのまま気にせずにボディを拭いてる人です。
これはどういう事かというと、ステップには基本的にピッチやタールももちろん、草等の大きい汚れが付いてることが多々あります。
そしてステップを拭くという事はその汚れがタオルについてしまいます。
その大きい汚れが付いたままボディを拭くと・・・
とまぁ想像していただけば頭の中でキズだらけになったと思います( ;∀;)笑
なので、ステップを拭いた場合は
- タオルを変える
- タオルを一度キレイに洗う
このどちらかをしとけばキズが入るリスクはかなり減らせます(‘ω’)
そしてホイールのパターンもステップとほとんど同じなので割愛させていただきます。
最後に風が強い所で拭き上げをしていると、当然周りからホコリが舞ってきます。
それが濡れている車のボディに張り付きそのままタオルで擦ってしまうと洗車キズが入ってしまいます。
なので拭き上げ場所に関しては、無風の場所や屋内が一番望ましいポイントと言えます。
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まとめ
結論、きちんと洗車前にホコリや泥を落としていれば洗車機でもキズが入る確率はかなり低くできます。
世間的にどうしても昔のイメージのままなので、洗車機はキズが入る!というのが世間一般常識みたいになってしまっています。
ですがこの記事を読んで、そんな事も無いという事も理解していただけたと思いますし、何なら手洗い洗車の方もやり方等が間違っていたらキズがバンバン入るというのも分かったと思います。
きちんとした知識があれば、手洗い洗車でも、洗車機でもキズが入る要因を極限まで減らすことができます。
この記事を読まれていて、いまだ洗車機に入れるのが億劫になってる方は一度試しに洗車機に入れられてみてはいかがでしょうか?
今回の記事は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!