夏場の洗車って、あまりしない方がいいとか聞くけど、そんなに危ないんでしょうか?
天気もいいし洗車日和の日が多いのでどうしても洗車をしたくなります。
現に洗車をされている方も多いので夏でも気にせずに洗車をしても大丈夫ではないでしょうか?
確かにお気持ちは充分に分かりますが、結論から言えば、夏場に洗車するのは【非常に危険】です。
夏場の洗車は洗車の知識がある方は必ず注意して洗車を行います。
ましてや、炎天下の中での洗車は極力避けます。
では何故危険なのか?何が危険なのか?というのを今回の記事で解説していきたいと思いますので、是非とも参考にしてくださいね!
夏に洗車をするのは危険!夏場の洗車で注意することを解説!
では実際に解説していきたいと思います。
ちなみに余談ですが、元・洗車マンから言わせていただくと、一年間で一番気を遣うのが
【夏】になります。
にも関わらず、あまり洗車の知識がない方は、特に夏だからと言って気にせずに洗車をされてる方が非常に多いです。
夏に気を遣わずに洗車をしてしまうと、車をキレイにしたいがために洗車をしているのに、結果的に車の塗装を傷めていたり、弱めてしまっているという事になります。
なので、実際に何故、夏の洗車が危険なのか?
夏場の洗車をどう気を付ければいいのか?
というのを書いていきます。
なぜ夏は洗車を注意しないといけない?
では、一番最初の疑問点である、『なぜ夏は洗車を注意しないといけないのか?』という疑問ですが、一言で表すのであれば、
気温と直射日光です。
この2点が特に夏場は注意しないといけない為、多くの洗車マン達が気を遣います。
気温が高いという事は、それだけ洗車の時に使う水が乾きやすく、ウォータースポットができやすい環境になってしまいます。
夏以外の季節であれば、洗車時にこのウォータースポットが付くことはあまりありませんが、夏場だけは別格で付きやすくなってしまいます。
これで日差しも当たっている場合は、水をかけて10秒足らずで乾いてきてしまいます。
その為、普段気にしない、ウォータースポットが真夏に洗車をしたがばっかりに洗車が終わったらウォータスポットだらけ。。。
というのも全然ありえます。
また、乾きやすいのは水だけではなく、洗車する際に必ず使う、『シャンプー(泡)』も乾きやすくなってきます。
実は水よりもこっちの方が厄介で、シャンプーの場合は、必ずといっていいほど跡になります。
なので、新車で購入されてピカピカの状態でも、真夏の炎天下に洗車をするだけで、シャンプー跡だらけになり、近くで見ると見るのも耐え難い状態になってしまいます。
その為、上記でも言っている通り、夏場での洗車はとても気を使わないといけません。
コーティングやワックスをする場合も注意が必要です。
上記の様になぜ夏場での洗車が危険なのか?というのを書きましたが、危険なのは洗車だけではありません。
実はコーティングやワックスを塗る作業というのも気を付けなければなりません。
これは洗車の時と同じですが、非常に乾きやすくなります。
コーティングやワックスの場合は、水シミではなく今度は『ムラ』になってきます。
ムラの場合も遠くでは分かりませんが、近くで見るときれいな部分とうまく塗れていない部分が露骨にわかるので気分的にもそうですし、車の塗装の面で言っても良くはありません。
また、コーティングやワックスにムラが出来るという事は、ボディの塗装を守るのが、コーティングやワックスなので、半年後や数年後にそのまま塗装の傷みに差がでてきます。
特に黒色系の車は水シミやムラは良く目立ちますし、更に日光を吸収しやすい為、余計にこのムラや水シミが付きやすくなってしまいます。
なので、夏場に洗車をされている方の車を見ると、ぱっと見はキレイですが、近くで見ると非常に残念な状態になっているパターンが非常に多いです。
もしムラになっているのを気付いた場合は、洗車専門店に行き、ムラになった有無を伝えムラを取り除いてもらうか、自分でもう一度キレイに塗りなおせば大丈夫です。
夏の洗車の対策はどうすればいいの?
ここまで記事を読んできて、『じゃあ夏場の洗車はどうすればいいの?』『夏場は洗車を避けるべき?』と思われるかも知れませんが、実際にきちんと対策さえすれば、問題ありません。
では元・洗車マンの視点から夏場での洗車で気を付けるポイントというのを一つづつ書いていきたいと思います。
必ず日陰で行う
まず、重要なのはこの『日陰で行う』です。
この日陰で洗車をするというのを注意するだけで、気温と直射日光の2つを一気にケアできます。
その為、この日陰で行うというのを注意するだけでもかなり効果がありますので、なるべく洗車をする時は、屋根のある所や日陰になっているところで洗車をおこなってください。
また、これから書いていく対策と併せていくとより効果的になるので出来るだけ併用して対策してくださいね!
洗車のする時間帯を注意する
続いては、日陰で行うに似ていますが、
洗車をする時間帯を意識する事です。
これはどういうことかと言うと、なるべく日光が出ている時間帯を避ける事です。
よく真夏の真昼間に、『今日は洗車日和だから洗車をするか!』という方がおられますが、
一番やってはいけない行為なので注意してくださいね。
おすすめの時間帯は、
『早朝』もしくは『夕方以降』になります。
この理由は、上記の通りですが、日が出ている中で洗車をすると、良いことがありませんし何より体力的にも疲れるというのも大きいです。
その為、この上記の早朝か夕方以降に洗車するのに注意を払ってください。
とくに早朝は気温も上がりきっていない為、清々しく体的にも楽に洗車ができる為、非常におすすめです。
早めに作業をする
続いては、至ってシンプルの理由ですが、早めに作業(洗車)をするになります。
これは、早めに作業を行うことで、水や泡が完全に乾く前に作業を行える為、面倒ではありますが有効です。
体力に自信があり、効率化が好きな方は是非お試しください。
※余談ですが、私が現役でやっていた時は、軽サイズであれば、
手洗い洗車(拭き上げまで)+タイヤハウス+ホイール+ステップ拭き上げ
の工程を大体20分以内で行っていました。
車のボディを冷やしてから洗車をする
続いては意外とされている方が少ないですが、こちらも効果絶大の対策になります。
それがこの
車のボディを冷やしてから洗車をするといった対策です。
これは、どうしても車自体を外に投げているとボディ自体がとても熱くなりますよね?
実はあの状態で水をかけて洗車をしても、そう簡単にボディは冷えない為、結果的に乾くのが早くなり水シミやシャンプー跡が残りやすくなってしまいます。
その為、理想は、洗車をする前に水を車の上からかけ続け、ボディを手で触り冷たくなってきたら洗車開始がおすすめです。
特に黒系色は、熱いときは表面温度が70度前後あると言われています。
なので、黒系色はボディを冷やすのに時間がかかりますが、それ故にとても大事な作業となってきます。
拭き上げは確実に行う
続いては、真夏に限っての事ではありませんが、
拭き上げは確実に行う
というのを注意してください。
何故拭き上げをしないといけないかというと、洗車の水が残っていた場合、その水が乾いてきてウォータースポットになってしまうケースがほとんどです。
また上記で述べているように、ただでさえ真夏は、水やシャンプーの泡が乾きやすい環境なので、
洗車後に拭き上げをしない=確実にどこかしらにウォータースポットorシャンプー跡が残る
と思ってもらった方がいいくらいです。
その為、真夏に限りませんが、洗車を行った後には確実に拭き上げを行う様にしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
実際にこの記事を読んでおられる方の中でも、今まで真夏でもそこまで気にされずに洗車をされてこられた方も多いと思います。
夏は本当にどの洗車マンもかなり神経質になり注意して、洗車やコーティングを行います。
それだけ夏の洗車というのは大変ですし、厄介です。
なのでこの記事を読んで少しでも、夏の洗車を気を付けよう!と思っていただいた方がおられれば幸いです。
是非この夏の洗車の注意点と対策をしっかりと頭にいれて、これからの時期、洗車をして愛車をキレイに保ってくださいね!
今回の記事は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。