車は消耗品です。
走行距離が増えるとエンジンや車体に不具合が発生したり、ボディのお手入れをしておかなければ傷が付いて錆が発生してしまったりもするのです。
エンジンや車体の不具合はこまめな点検や整備をディーラーなどでしてもらうことが必要になりますが、ボディのお手入れは自分でも行うことができます。
ボディのお手入れにも様々な方法がありますが、一番オススメなのが洗車後にコーティングをするという方法です。
コーティングはプロにしてもらうことも可能ですが、プロにしてもらうとなると高額な費用が請求されてしまうので自分でコーティングをするのがいいでしょう。
では、今回は車のコーティングについて、おすすめのコーティング剤について紹介していきます。
コーティングが必須な理由
そもそもコーティングはなぜ必要なのでしょうか?
コーティングは日本語に直すと【犠牲被膜】と言います。
その為、名前の通り塗装の代わりに犠牲になってくれるのがコーティングです。
コーティングが必須な理由は主に5つあります。
①洗車が楽にできる
コーティングをすることで車に汚れがつきにくくなったり、汚れが付いたとしてもボディに膜ができることで汚れが落ちやすくなります。
コーティングをしていない車の場合、洗剤を付けてスポンジで擦らないと汚れが落ちないということもありますが、コーティングをしておけば水洗い洗車だけで済むようにもなります。
また、春の黄砂の時期や虫の死骸がつく夏場にもかなり効果的です。
その為、コーティングをしておくのは必須と言えます。
②傷から保護できる
上記でも紹介したようにコーティングをすることでボディを保護することができる膜ができます。
この膜は汚れを落としやすくしてくれるだけでなく、ボディに傷が付くのを予防してくれます。
もちろんコーティングがしてあるからと言って、全くキズが付かない訳ではありませんが、コーティングの硬度によって擦り傷等から強くなります。
その為、愛車を長く乗りたい!ということであれば、コーティングをして傷を予防しておくといいでしょう。
③雨染みがつきにくい
雨が降ったり、洗車した後に白いシミが残ってしまうようなことはありませんか?
これらは俗にいう、イオンデポジットです。
それは雨水に含まれている汚れや油が乾いて固まってしまったり、洗車をした後に洗い流しきれなかった泡などが固まってしまうことで発生します。
これらはコーティングをしておくことで予防することができます。
コーティングをしておくと雨染みがつきにくくなったり、洗車での泡も流れ落ちやすくなるので綺麗をキープすることができます。
④色褪せ予防にもなる
車庫ではなく、外に車を置いておくとボディが色褪せてしまうことがあります。
特に最初はキレイな赤系や青系は色褪せするとかなり目立ちますので、新車の時から予防しておくに越したことはありません。
コーティングをしておくことで塗装も保護することができ、色褪せを予防することができます。
⑤査定額がアップする
コーティングをしておくことで、傷から保護できたり、塗装の色褪せを予防することができたりします。
愛車を長く乗ることができるのはもちろんのことですが、愛車を売却する時に傷が少なかったり、色褪せしていなければ査定額がアップします。
なので、コーティングはしておいて損はありません。
またキレイな状態が保てるので自分で乗ってて気持ちいいです。
コーティングの仕方
冒頭でも紹介したようにコーティングはプロにしてもらうことも可能ですが、高額な費用が発生してきます。
なので、自分でコーティング出来るのが一番理想的です。
では、自分でコーティングする際のコーティングの仕方について紹介していきます。
<準備するもの>
洗車セット(バケツ、スポンジ、タオル、洗剤、マイクロファイバークロス)
脱脂剤
コーティング用スポンジ
タオル
バケツ
- マスキングテープ
これらを準備してからコーティングを行うようにしましょう。
<コーティング手順>
① 洗車する
洗車は細かな部分まで行いましょう。
コーティングをする前にボディに付着している鉄粉を落とす必要があるので、洗車用洗剤も鉄粉に対応しているものを使用するといいでしょう。
泡や汚れをしっかりと落とすためにしっかりと水で洗い流しましょう。
② 脱脂する
次はボディについている油や汚れを落とすために脱脂剤を使用して脱脂を行ないます。
脱脂剤をスポンジに付け、少し力を入れながらボディを脱脂剤で擦ります。
脱脂は40㎤ほどの範囲で1セットと考え、40㎠に脱脂剤を塗った後は洗い流していきます。
しっかりと洗い流した後はマイクロファイバークロスで水分を完璧に拭き取るようにしましょう。
このようにボディ全体の脱脂を行いましょう。
③ コーティングをする
コーティング剤をスポンジに付けます。
ボディに塗るときは20cm四方に縦横均等に塗るようにしましょう。
夏はコーティング剤が乾きやすいので範囲を小さくしてコーティングを行うといいでしょう。
コーティング剤を塗ったら、コーティングの拭き上げをしていきます。
マイクロファイバークロスを使い、範囲内を拭き取りしていきます。
もし、上手く拭き取りできない場合やガラスにコーティング剤を付けたくない場合はマスキングテープを使用するといいでしょう。
次はコーティングを乾燥させます。
最低でも24時間は水に触れさせない、炎天下で乾燥させることが必要になります。
これでコーティングは完了です。
コーティングの仕方を覚えることで、コーティング初心者でも簡単にコーティングを行うことができます。
コーティングをする際の注意点
コーティングをする際にはいくつかの注意点があります。
<晴れた日に行なうようにする>
1つ目は晴れの日にコーティングを行うようにするということです。
コーティングは雨の日に行なってしまうとボディが水に触れてしまったりするのでコーティングの意味が全くなくなります。
また、汚れも付着してしまう可能性が高くなるのでコーティングをする際は晴れた日に行なうようにしましょう。
<脱脂をしっかりと行なう>
2つ目は脱脂をしっかりと行なうということです。
コーティングをする前に脱脂をしっかりと行なっておかなければ汚れが付着したままコーティングをしてしまったり、コーティング剤がボディにつきにくいということにもなってしまいます。
コーティングを塗る前は、出来るだけ塗装面をすっぴん状態にしてから行うのが一番コーティング剤の性能を活かせます。
なので、コーティングをする前は脱脂をしっかりと行ないましょう。
<コーティングの施工をした後は水に触れさせない>
コーティングの施工をした後にボディに水を付けてしまうと、コーティング効果が低下してしまったり、コーティングが固まってしまう場合があります。
なので、コーティング施工をしてから24時間は水をボディに付けないようにしましょう。
おすすめのコーティング剤を紹介!
コーティングについてやコーティングの仕方について紹介してきました。
コーティングの仕方を覚えたらコーティングはすることができるのですが、コーティングをする前にもう1つ覚えておいてほしいことがあります。
それはどんなコーティング剤を使用するのか?ということです。
コーティング剤にも様々な種類があるので、コーティング初心者は特にどのようなコーティング剤を使用すべきか?悩みますよね。
では、おすすめのコーティング剤を3つ紹介していきます。
親水性のスーパーピカピカレイン
親水性のスーパーピカピカレインは日本で製造、販売されているコーティング剤です。
日本はもちろんのこと、アメリカやカナダ、イギリスなどでも人気の製品になっています。
親水性のスーパーピカピカレインが人気の理由は3つあります。
1、3年間ワックスが必要ない
コーティングには様々なコーティング剤が存在するのですが、親水性のスーパーピカピカレイン以外のコーティング剤は光沢を出すことをメインとしているので1度施工し、しばらくするとコーティングが落ちてしまいます。
また、ワックスも同様で施工した後しばらくすると流れ落ちてしまうのです。
しかし、親水性のスーパーピカピカレインは洗車後にワックスが不要になるほど水はけがよくなったり、汚れがつきにくくなるというのが3年間持続するのです。
ただ注意して欲しいのは、3年持続と言えど、洗車やメンテンナンスありきの話になってきます。
その為、いくら親水性で汚れにくいと言っても適度に洗車をしてあげる必要があります。
2、光沢力が素晴らしい
親水性のスーパーピカピカレインは国内最高水準のガラス成分が含まれているので、光沢が素晴らしいものになっています。
新車同様の輝きをキープしてくるのです。
3、抜群の親水力を保持している
完全無機質SiO2ガラスになっているので水がボディについても綺麗に流れ落ちてくれます。
雨の日もボディに雨が残りにくいのでとてもオススメです。
また親水なので、弾いた水が水玉になりにくいのでレンズ効果で焼き付く可能性が低くイオンデポジットが付きにくくなります。
その為、黒色等の濃色車に人気があります。
このような理由があるため、多くの人から選ばれています。
撥水性のハイパーピカピカレイン
撥水性のハイパーピカピカレインは親水性のスーパーピカピカレインと同じメーカーが製造しております。
3年間ワックスが必要ないほどの威力はもちろんのこと、新車同様の光沢力があるのです。
親水性のスーパーピカピカレインと違う点は1つだけ。
それは撥水力です。
親水性のスーパーピカピカレインは親水性に優れており、ボディについた水も流れ落ちていましたが、撥水性のハイパーピカピカレインは撥水力に優れているので、ボディが水をしっかりと弾いてくれます。
アルティメットピカピカレイン
コーティング剤の中でも最高級品がアルティメットピカピカレインです。
ピカピカレインシリーズの中でもガラスの含有量は最高峰で不純物も一切入っておりません。
他のピカピカレインシリーズは親水性や撥水力を押しにしていましたが、滑水性を保持したコーティング剤です。
滑水性を保持しているので、ボディで弾いた水が流れるように落ちていきます。
汚れや傷からしっかりとボディを守ってくれます。
日米特許取得もしており、施工自体も簡単に行うことができるのでコーティング初心者にはオススメな商品です。
コーティングをして愛車を守ろう!
では、今回は車のコーティングについて、おすすめのコーティング剤について紹介してきました。
愛車をコーティングしておくことで傷や汚れから守れるのはもちろんのこと、色褪せ予防、雨染み予防にもなります。
売却する時にも高く売ることができるのでコーティングは必須です。
コーティングする際はコーティングの仕方や注意点を覚えておくのはもちろんのことですが、しっかりと効果があるコーティング剤を使用するようにしましょう。
おすすめのコーティング剤を使用してみるといいでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
今回の記事は以上になります。
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