虫がついていたから綺麗に洗車をしたばかりなのに、また虫が大量についていてテンションが下がりました。
洗車した時、中々虫が取れなくて苦労したのに、また繰り返すのかと思うと苦痛です。
そして、車内にまで虫が侵入してくることが本当に嫌なので、何か対策があれば教えてください。
確かに、一度虫がついてしまうと、取り除くのに時間がかかってしまうことがありますよね。
洗車をして綺麗にしても、何度も付着してしまうからそのまま放置してしまう方も多いです。
しかし、虫をそのまま放置しておくと車や搭乗者に影響を与えるので、早めに対策&対処することが大切です。
今回は虫が車や搭乗者に及ぼす影響や車に付着した虫の落とし方、おすすめの車の虫除け・虫対策グッズなどを詳しく紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください。
虫が車や搭乗者に及ぼす影響は?
愛車に虫がついていると、気分的にも落ちてしまいますが、虫が付着することで車や搭乗者に悪影響を及ぼします。
ここでは、虫が与える影響にはどんなものがあるのか解説していきますね。
虫が与える影響【ボディ編】
虫が付着するとボディが汚れてしまうことはもちろんですが、そのまま放置してしまうと洗車では落ちない汚れに変わってしまいます。
なぜなら、虫の死骸からは『酸性の体液』が出るからです。
この体液は、塗装表面を侵食するので、ボディが変色したりシミになったりします。
そうなってしまうと、取り返しのつかないことになってしまうので、早めの対処が必要です。
また、虫の死骸はすぐに洗い流せば簡単に落ちますが、時間が経つといつも通りの洗車では落ちにくくなります。
事前にコーティングなどをして、虫がついても影響を受けないような対策をしておくのがおすすめですよ。
虫が与える影響【車内編】
虫が与える影響は、車のボディだけではありません。
夏場は窓を開けて走行することも多いですが、窓を開けていると車内に虫が侵入してきますよね。
顔の周りを飛び回ったり、ガラスに張り付いて動き回ったりすると、運転に集中できなくなるので危険です。
虫が苦手な人にとっては、かなり苦痛なので急停車してしまう可能性もありますよね。
また、小さくて人体に影響のない虫ならいいですが、ハチやアブなどの危険な虫が侵入してくることもあります。
無理に追い払おうとすると刺されてしまう危険があるので注意しましょう。
虫が車のボディに付着するのを防ぐ方法【対策】
虫が車のボディに付着してしまうと、取り除くのに手間がかかりますし、放置しているとシミになってしまうことが分かりましたね。
できるだけ虫が車のボディに付着するのを避けたいのであれば、対策をするのがおすすめです。
ここでは、虫が車のボディに付着するのを防ぐ方法を紹介します。
走行速度を落とす
虫が車のボディに付着するのを防ぐには、走行速度を落とすという方法があります。
流石に全ての虫を避けるのは難しいですが、虫が勢いよくボディにぶつかることで死骸になってそのまま付着してしまうケースがほとんどです。
そのため、虫が多い場所を走行するときは、できるだけスピードを落としてゆっくり走行するようにしましょう。
コーティング施工をする
車のボディに虫が付着するのを防ぐためには、コーティング施工をするのが1番効果的です。
虫が付着するのを完全に阻止するのは不可能に近いので、虫が付着しても除去しやすいように事前に塗装面をコーティングしておくと、洗車するだけで汚れが落ちます。
また、コーティングをしておくと、虫の死骸から出る酸性の体液によって塗装表面を侵食されることがないので、シミになりにくいという効果が期待できます。
コーティングをする際は、しっかり洗車をして虫の死骸などの汚れを綺麗に取り除く必要があります。
汚れと一緒にボディをコーティングしてしまうと意味がないので注意しましょう。
心配な人はプロの業者に依頼するのが手っ取り早いですが、セルフで行うよりもコストがかかってしまいますね。
車に付着した虫の落とし方【対処】
虫が車のボディに付着するのを防ぐ方法を紹介してきましたが、事前に対策をしていても数匹はついてしまいますよね。
そんな時はすぐに対処した方がいいので、車に付着した虫の落とし方を詳しく紹介します。
洗車シートで素早く対処する
車に虫が付着したときは、対処の素早さが重要になるので、洗車シートを常備しておいてすぐに拭くようにしましょう。
ただし、虫取りシートは硬化する前の虫であれば綺麗に取り除くことが可能ですが、すでにこびりついてしまった虫の死骸には向いていません。
無理矢理擦ると、逆に傷をつけてしまう可能性があるので注意が必要です。
虫が付着してすぐなら、簡単に取り除くことができるのでおすすめですよ。
できるだけ早く洗車する
虫が車に付着したときは、できるだけ早く洗車するのがポイントです。
2〜3日放置するだけで、いつも通りの洗車では落ちづらくなってしまうので、気づいた時にすぐに洗い流すようにしてくださいね。
「洗車する時間がないから…」と諦めてしまう人もいますが、放置して頑固な汚れになってしまう方が手間を増やしてしまうので、サッと水洗いするだけでもOKです。
また、70度くらいの熱いお湯を使って、虫の死骸をふやかすのも効果的です。
タオルにお湯を含ませて、少しの間虫の死骸の上に置いて放置しておきましょう。
そのあとは、普通に洗車すれば綺麗に汚れが落ちますよ。
専用クリーナーやスポンジを利用する
普通の洗車でも落ちない場合は、専用クリーナーやスポンジを利用してしっかり汚れを落とすのがおすすめです。
まずはほこりや泥などをいつも通りの洗車で落としたら、虫取り専用のクリーナーで虫の死骸を除去しましょう。
虫取りクリーナーを使用するときは、マイクロファイバークロスなどにつけて、丁寧に拭き取っていきます。
虫取り専用なので、ピンポイントで汚れを落とすことができますよ。
また、虫取りスポンジは擦るだけで汚れを絡め取ってくれるので、専用クリーナーを併用して使用するとより綺麗に虫の死骸を取り除くことが可能です。
虫が車内に侵入するのを防ぐ方法【対策】
虫が車のボディに付着するのを防ぐ方法や車に付着した虫の落とし方を紹介してきましたが、虫は車内にも侵入してきます。
ここでは、虫が車内に侵入するのを防ぐ方法を詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
虫除け剤(防虫剤)を利用する
虫が車内に侵入するのを防ぐには、虫が車の中に入りたくない環境づくりをすることが重要です。
虫が嫌がるものと言えば、虫除け剤(殺虫剤)ですよね。
虫除け剤は虫が近寄りたくない匂いを放ったり、虫を退治する殺虫効果があったりと、様々なタイプの商品があります。
置き型もあれば、エアコンの送風口に取り付ける商品もあるので、自分に合ったタイプの虫除け剤を探してみるのがおすすめです。
車用網戸を利用する
夏場は暑いので、窓を全開にして走行することが多いですよね。
しかし、窓を全開にしていると虫が侵入してきます。
それを防ぐには、車用網戸を利用するのがおすすめです。
車用網戸を設置すれば、窓を開けていても虫が侵入することはありません。
網戸によっては、防虫加工がされている商品もあるので、網戸自体にも近寄らないようになっています。
しかし、走行中に使用できない場合もあるので購入する際は注意が必要ですね。
虫が車の中に入ってきた時の退治の仕方【対処】
虫が車内に侵入するのを防ぐ方法は分かりましたが、それでもドアを開けた時などに入ってきてしまうことがあります。
ここでは、虫が車の中に入ってきた時の退治の仕方を伝授していきます!
潰さずに車外へ出す
車内に入り込んでしまった虫を退治する際、運転しながらだとよそ見をして事故に巻き込まれてしまう可能性があるので危険です。
まずは、周囲の安全確認を行ってから停車するようにしましょう。
停車したら、窓を開けてタオルや雑誌などで外に追い払います。
この時、虫を潰してしまうと車内が汚れてしまう可能性があるので、潰さないで外に出すのが最善ですよ。
ビニール袋などで捕獲する
車内に入り込んでしまった虫を退治する際、窓を開けて外に追い出そうとしても、中々出ていかないケースがありますよね。
そんなときは、ビニール袋などで捕獲して、外で逃がすようにしましょう。
しかし、ハチやアブなど人間に危害を加える可能性がある虫は、捕獲しようとすると攻撃してくることがあるので危険です。
少し時間がかかっても、窓を開けて自然に飛んでいくのを待つようにしてください。
車の虫除け・虫対策グッズおすすめ6選
虫が車のボディに付着するのを防ぐ方法や虫が車内に侵入するのを防ぐ方法が分かりましたが、「実際にはどんな商品があるといいの?」と疑問に思った人もいますよね。
ここでは、おすすめの車の虫除け・虫対策グッズを紹介していくので、ぜひ利用してみてくださいね。
コーティング剤
虫が車のボディに付着するのを防ぐには、コーティング剤は必須です。
特に虫が付着しにくくなり、雨と一緒に車の汚れも落ちる『疎水タイプ』の商品を選ぶのがおすすめです。
雨などの水滴はもちろん、虫や鳥の糞なども付着しにくくなり、付着したとしても簡単に取り除くことができます。
例えば、こちらの『CCI スマートミストNEO』は、疎水化剤ハイドロクレイ配合で、洗車後にスプレーして拭くだけで疎水コーティングができます。
汚れがついても、水洗いや雨と一緒に流れ落ちるという効果があるので、虫が付着しても取り除きやすいです。
ボディ以外にも使用できるので、窓ガラスの虫にも対応できますよ。
実際に、レビューでは「虫などの汚れが落ちやすくなった!」と評価されているので、予防にはぴったりのアイテムですね。
車用網戸
車用網戸は、窓を開けていても車内に虫が侵入するのを防いでくれるので、夏場は重宝するアイテムです。
『フロントドア用・リア用・スライドドア用・バックドア用』などがあるので、取り付けたい窓に合わせて購入するのがおすすめです。
取り付け方法も様々で、ドアの上から被せるタイプの『ウインドーネット』や窓の溝にはめ込むタイプの『ウインドーバグネット』などがあります。
簡単に取り外したい人には、窓枠にくっつけるタイプの『マグネット式』・周囲を固定するタイプの『クリップ式』が便利です。
例えば、こちらの『メルテック 虫除けウインドーネット スライドドア用』は、防虫加工がされていて、風の通りがいいのが特徴です。
忌避剤の『モスキーヒ』を使用しているため、防虫効果を発揮して車内に虫を近寄らせないという効果が期待できます。
虫除け剤(殺虫剤)
車内の虫除けグッズでおすすめなのが、虫除け剤(殺虫剤)です。
網戸と併用して使用すれば、怖いもの無しですよね。
虫除けと言っても、スプレータイプのものから置くタイプ、吊り下げるタイプまで、様々な種類があります。
例えば、こちらの『KINCHO 蚊がいなくなるカトリス』は、遠心力と攪拌気流のW効果で効き目が広がる電池式蚊取り器です。
レジャー用なので、車内はもちろんキャンプなど屋外でも使用可能ですよ。
「もう少しコンパクトな虫除けが欲しい!」という人には、車用虫除け剤の『フマキラー 虫除けバリア』がおすすめです。
商品サイズが『119mm×42mm×190mm』とかなりコンパクトで、サンバイザーに挟むだけなのでスペースも取りません。
虫取りシート
虫が付着してすぐに対処するには、虫取りシートは必須です。
サッと拭くだけで綺麗に取れるので、運転後に虫がついていないかチェックして、できるだけ早く取り除くようにしましょう。
素早さが重要な理由は、硬化する前の虫であれば綺麗に取り除くことが可能ですが、すでにこびりついてしまった虫の死骸を取るのは難しいからです。
例えば、こちらの『SOFT99 フクピカ 虫取りシート』は、オレンジオイル配合のクリーナー液がシートに染み込んでいるので、ふやかしながらスッキリ汚れを落としてくれます。
液の保持力に優れるコットン100%の専用厚手シートを採用しているため、塗装面にも優しいですよ。
虫取りクリーナー
虫取りクリーナーもおすすめの虫対策グッズで、溶剤を含んだシート・スプレー・泡で取るタイプと、ボディを傷つけない特殊繊維のクロスやスポンジで拭き取るタイプがあります。
コーティング施工車にも対応している商品があるので、塗装やコーティングをいためずに使用できますよ。
例えば、こちらの『RISE 虫取りKING』は、水に濡らして軽くこするだけで、簡単に汚れを除去してくれます。
塗装・コーティング車も痛めないので、安心して使用できます。
さらに何度も繰り返し使用できるので、コスパが最強です。
虫取りスポンジ
虫取りスポンジは、スポンジの生地に汚れを絡め取ってくれるので、こするだけで虫の死骸を除去することができます。
力を入れすぎたり、同じ箇所を何度もこすったりすると傷の原因になるので注意が必要です。
例えば、こちらの『SOFT99 リムーバースポンジ』なら、適度なコシと柔らかさを持つループが微細な汚れも絡め落としてくれます。
スポンジに水を含ませてこするだけなので簡単ですよね。
【Q&A】車の虫除け・虫対策に関するよくある質問
車の虫除け・虫対策グッズについて紹介してきました。
「どうして車に虫が寄ってくるの?」「高速道路でも虫対策できる?」などと、疑問を抱いた人もいると思うので、車の虫除け・虫対策に関するよくある質問をまとめました。
車の虫除けや虫対策はいつからした方がいい?
虫は暖かい季節に活動が活発になります。
そのため、冬よりも夏場の方が虫がつきやすくなるので、春先から虫対策をするのがおすすめです。
車に虫が付着したまま洗車機を利用しても大丈夫?
虫が付着してすぐに洗車する場合はいいのですが、硬化して頑固な汚れになってからはNGです。
車に虫が付着したまま無理矢理洗車機で洗うと、傷の原因になってしまいます。
あらかじめ虫取りクリーナーなどである程度汚れを落としてから利用しましょう。
どうして虫は車に集まるの?
虫は光に寄っていく習性があるので、ヘッドライトやルームライトの灯りに引き寄せられます。
また、ボディに集まるのは、虫が色を区別しているからです。
虫の好みの色は解明されていないのですが、よく見える色に寄っていく習性があるので、昼間は黒や黄色、夜は白を好みます。
窓以外に虫はどこから車内へ侵入する?
虫は、外の空気を取り入れるためについている『外気導入口』から車内に侵入することがあります。
高速道路での虫対策の方法は?
高速道路を利用することが多いのであれば、前もってワックスやコーティングをして置くのがおすすめです。
高速道路はスピードを出すので、どうしても虫がこびりつきやすくなります。
そのため、こびりついた際に取り除きやすいように施工しておくのが最適な方法ですね。
赤ちゃんのための安全な虫対策を教えて!
赤ちゃんのための虫除け対策として、おすすめなのが『虫除けスプレー』です。
虫除けスプレーを使用するときは、まずは大人の手のひらに一度とってから塗るのが安全です。
スプレータイプの他にも、塗るタイプの商品もあるのでチェックしてみてくださいね。
車内で殺虫剤を使っても問題ない?
缶スプレータイプの殺虫剤は、高温になると破裂の恐れがあるので注意が必要ですが、その点を除けば車内で殺虫剤を使っても問題ありません。
ミストタイプのスプレーや置き型タイプ、吊るすタイプなどの商品がおすすめですよ。
家にあるものでボディの虫取りはできる?
ボディの虫取りは、家庭によくある食器用スポンジでも取ることができます。
使い古したスポンジでもOKなのはいいですよね。
あまり強く擦りすぎないように注意してくださいね。
虫取りクリーナーは自作できる?
虫取りクリーナーは自作するというよりも、代用として食器用洗剤をそのまま利用すればOK。
虫取りクリーナーの主成分は界面活性剤なので、食器用洗剤にも含まれていることが多いです。
ただし、ボディにダメージを与えないわけではないので、できれば専用クリーナーの方が良いでしょう。
虫が付着したら何日くらいで対処した方がいい?
虫が付着すると変色やシミの原因になるので、できれば1日以上放置しない方がいいです。
そのため、翌日までには対処するようにしましょう。
まとめ
虫は車の塗装表面を侵食するので、ボディの変色やシミの原因になります。
それだけでなく、車内に侵入して運転の妨げになったりと搭乗者にも影響を与えます。
虫が付着したり侵入したりするのを防ぐためには、虫除けグッズを使用するのがおすすめです。
また、付着してしまった時にも虫除けシートやクリーナーを使って、素早く綺麗に取り除くようにしましょう。
暖かい季節になったら虫がつきやすくなるので、事前に対策しておくのがいいですよ。
虫対策をしっかりして、快適なドライブを楽しんでくださいね!