洗車時の拭き上げが面倒なので、ブロワーの購入を検討していますが、種類が多くて、どれを選べばいいかわかりません。
ブロワーがあれば、洗車効率がグッと上がるので、ぜひとも手に入れたいアイテム。
しかし、いろんなメーカーからさまざまな製品が販売されているため、どれが自分にぴったりなのか探すのが大変ですよね。
そこで今回は、洗車用ブロワーの選び方を解説します。
また、プロが本気で選ぶ最強の製品も紹介するので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
洗車用ブロワーの選び方
洗車用ブロワーの選び方には、以下の5つのポイントがあります。
- 風量・風速で選ぶ
- サイズ・重量で選ぶ
- 価格・コスパで選ぶ
- 電源タイプで選ぶ
- 騒音レベルで選ぶ
それでは、一つずつ解説していきます。
風量・風速で選ぶ
洗車用ブロワーを選ぶ際の一つ目のポイントは、風量と風速です。
風量はブロワーが発生させる風の量で、洗車時に広範囲な面をカバーする能力を示します。
一方、風速は風の勢いや速さを表し、水滴や汚れを効果的に除去する力を持ちます。
各製品の風量と風速は、製品の外箱や説明書、公式サイト、販売サイトなどで確認可能です。
風量は「m3/分」、風速は「m/秒」で表示されます。
例えば、以下の画像は京セラの公式サイトに記載されている、BL-3500のスペック表の一部です。
どちらの数値も高ければ高い方が良いとされていますが、洗車用として使用するのであれば、風量2.0m3/分・風速45m/秒ほどで十分こと足ります。
しかし、作業効率を高めたい人や大型車の洗車が目的である人は、より数値の高い製品を選ぶと良いでしょう。
サイズ・重量で選ぶ
洗車用ブロワーを選ぶ際には、サイズと重量も重要な要素となります。
コンパクトで軽量である製品は、作業がしやすく、収納に困らないのがメリット。
一方で、サイズが大きく、重量がある製品は、機能が充実していることが多い傾向にあります。
使用用途や使いやすさ、収納スペースに応じて、選ぶようにしてください。
価格・コスパで選ぶ
洗車用ブロワーは製品によって価格帯が大幅に異なります。
安いものだと4,5千円ほどで手に入りますが、中には10万円近くする高級品も。
そのため、あらかじめ予算を決めておくことが大事です。
ひとつだけ頭に入れておいてほしいのが、安いから悪い製品、高いから良い製品だとは限りません。
リーズナブルでも優秀なブロワーもありますし、高価でも使い物にならない製品もザラにあります。
買ってから後悔しないように、価格だけにとらわれず、コスパの良さも必ず確認するようにしましょう。
電源タイプで選ぶ
ブロワーには、充電式・コード式・エンジン式の3つのタイプが存在します。
電源タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
充電式 | ・電源のない場所でも使える ・コードがないため作業がしやすい | ・連続使用時間が限られている ・他のタイプと比べて風量や風速がやや劣る |
コード式 | ・時間に制限がなく連続作業ができる ・充電式よりパワフルな効果が期待できる | ・電源コードが邪魔になる ・作業範囲が限られる |
エンジン式 | ・他のタイプより強力な効果が期待できる ・業務用としても使用できる | ・初心者は取り扱いしづらい ・エンジンのメンテナンスや燃料の管理が必要 |
エンジン式はプロや業者が使うものなので、充電式かコード式のどちらかがおすすめです。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、より自分にあったタイプを選ぶと良いでしょう。
騒音レベルで選ぶ
ブロワーは稼働音が大きい製品が多く、場合によっては騒音トラブルに発展することもあります。
そのため、事前に各製品の騒音レベルを確認するのがおすすめです。
騒音レベルはdB(デシベル)で表示され、大きさの目安を知ることができます。
しかし、騒音レベルを明記していない製品も多いのが現状です。
近くの販売店に取り扱いがない場合、YouTubeなどのレビュー動画を参考にすると良いですよ。
洗車用ブロワーランキング6選
選び方を詳しく解説してきましたが、「自分では選べない…」という人もいるでしょう。
そこで、数ある製品の中から、洗車に適したブロワーをプロの私が6つ厳選しました。
それでは、一つずつ紹介していきます。
1位:京セラ BL-3500
京セラのBL-3500は、洗車向けブロワーの定番である人気製品です。
低価格でありながら高品質なので、多くのユーザーに愛されています。
BL-3500をイチオシする理由は以下の3点です。
- 信頼性の高い国内メーカー
- 価格以上のメリットがある
- 洗車用として利用している人が多い
海外メーカーの製品はどんなに優秀なものでも、故障やトラブルがあった際に不安を感じる人も多いでしょう。
しかし、BL-3500は京セラの製品なので、何かあればサポートセンターへ日本語で問い合わせすることや、近くの営業所に相談することもできます。
また、スペックも非常に高く、価格以上の価値を感じられると好評です。
(ちなみに、京セラの公式サイトによると販売価格は11,330円と記載されていますが、Amazonなどのネットショップでは5,000円ほどで手に入ります。)
口コミや評判を確認すると、洗車用として利用している人も多く、「愛車の拭き取りが断然楽になった」という声も目立ちます。
ただし、稼働音が大きめなので、使用する時間帯には十分に気をつけましょう。
価格 | ¥5,024(Amazon調べ) |
---|---|
風量・風速(最大) | 3.5m3/min・92.2m/s |
サイズ・重量 | 44.7×16.7×19.8cm・1.7kg |
電源タイプ | コード式 |
おすすめ度 |
2位:ハイコーキ マルチボルト(36V)コードレスブロワ RB36DB
ハイコーキのRB36DBは、軽量でコンパクトな製品を探している人にぴったり。
バッテリー式でありながら、サイズが32×22.4×9.6cmと小さく、重量も1.4kgと女性でも楽に取り扱えるのが魅力的です。
RB36DBには、軽量・コンパクト以外にも以下のようなメリットがあります。
- バッテリーが使いまわせる
- デザインがかっこいい
- 低騒音・低振動
RB36DBのバッテリーは、ハイコーキの工具や高圧洗浄機にも使用できます。
そのため、ハイコーキ製品を愛用している人にとっては、かなり便利です。
また、デザイン性が非常に高いのも、メリットの一つ。
見た目のかっこよさに惹かれて購入する人もいるようです。
従来のモデルよりも騒音や振動が抑えられているため、マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの人にも最適。
実際に、「掃除機程度の音なので、問題なく使える」との口コミも見受けられました。
ただし、「ボディ全体の水滴を飛ばすのはあまり向いていない」という意見があったため、風量や風速の高さを重視する人は、別の製品を検討した方が良いかもしれません。
価格 | ¥9,814(Amazon調べ) |
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風量・風速(最大) | 1.2m3/min・102m/s |
サイズ・重量 | 32×22.4×9.6cm・1.4kg |
電源タイプ | 充電式 |
おすすめ度 |
3位:ボッシュ バッテリーブロワ GBL18V-120H
ボッシュのバッテリーブロワ GBL18V-120Hは、豊富な先端が標準で装備されたバッテリータイプの製品。
目的や箇所に応じて使い分けられるのが特徴的です。
GBL18V-120Hのおすすめポイントは以下の2点。
- 洗車用には十分なバッテリー持ち
- 作業しやすいデザインを採用
充電式タイプのブロワーの欠点として挙げられるのが、連続使用時間が限られていること。
しかし、GBL18V-120Hは一度の充電で、最大9分の利用ができます。
そのため、洗車に使うには十分なバッテリー持ちだと評判です。
また、エルゴノミクスデザインを採用しており、操作しやすいという魅力もあります。
バッテリーは、ハイコーキ同様、ボッシュの他製品に使い回しができるので、ボッシュファンにとっては非常にありがたいでしょう。
ただし、風量や風速は高いわけではありません。
スペックを重視する人は、別の製品の方が向いています。
価格 | ¥9,814(Amazon調べ) |
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風量・風速(最大) | 1.2m3/min・102m/s |
サイズ・重量 | 32×22.4×9.6cm・1.4kg |
電源タイプ | 充電式 |
おすすめ度 |
4位:マキタ 充電式ブロワ UB185DRF
マキタの充電式ブロワ UB185DRFは、1充電あたりの連続使用時間が最大約80分と驚異的な製品です。
UB185DRFの長所は以下の3点。
- 細かい風量調整ができる
- 強力な吹き飛ばしができる
- 低騒音で周囲を気にせずに使える
UB185DRFは3段階ダイヤル調整と無段変速ダイヤルスイッチで風量が調整できます。
風量を最大にすると、3.2m3/minと強力な風力で車の水滴を吹き飛ばしてくれるのがメリットです。
また、83dBと比較的低騒音なので、稼働音が気になる人にもおすすめできます。
しかし、価格が高めなので、リーズナブルな製品を探している人には不向きです。
価格 | ¥26,330(Amazon調べ) |
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風量・風速(最大) | 3.2m3/min・98m/s |
サイズ・重量 | 51.7×15.6×21cm・1.8kg |
電源タイプ | 充電式 |
おすすめ度 |
5位:エスケー11 E-Value ハンディブロワー
エスケー11のE-Value ハンディブロワーは、5,000円以下で手に入るリーズナブルな製品です。
E-Value ハンディブロワーは、低価格にもかかわらず、以下の強みがあります。
- ダイヤルで風量調整できる
- 吸い込み作業もできる
値段が安い製品は、機能が微妙なものが多い中、E-Value ハンディブロワーはダイヤルで風量調整ができるのがメリット。
作業箇所に応じて、ダイヤルで簡単に切り替えることができます。
また、吹き飛ばしだけでなく、吸い込み作業ができるのも大きな魅力。
これ一台あれば、洗車が圧倒的に楽になります。
ただし、コード式でコードが短いのがデメリット。
作業範囲が限られてしまうので、不便を感じることもあるかもしれません。
価格 | ¥4,373(Amazon調べ) |
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風量・風速 | 2.3m3/min・風速不明 |
サイズ・重量 | 26.5×18.7×17.8cm・1.7 kg |
電源タイプ | コード式 |
おすすめ度 |
6位:マキタ 充電式ブロワ MUB362DPG2
マキタの充電式ブロワ MUB362DPG2は、充電式でありながら、エンジン式と変わらない機能を発揮する優れた製品です。
MUB362DPG2のおすすめポイントは以下の3つ。
- 風量と風速が圧倒的に高い
- バッテリー持ちが良い
- ノズルは3段階、風量は6段階で切り替えできる
MUB362DPG2の最大の魅力は、とにかくパワフルであること。
風量が13.4m3/minと圧倒的に高く、業務用としても使えるほど高品質です。
また、一度の充電で最大約84分使えるのも嬉しいポイント。
ノズルや風量も細かく調整可能と、非の打ち所がないほどパーフェクトな洗車向けブロワーです。
価格が高いのが唯一のデメリットですが、買って後悔することはないでしょう。
価格 | ¥30,570(Amazon調べ) |
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風量・風速 | 13.4m3/min・54m/s |
サイズ・重量 | 66×31×28cm・4.1 kg |
電源タイプ | 充電式 |
おすすめ度 |
【Q&A】洗車用ブロワーのよくある質問
洗車用ブロワーに関するよくある質問に、Q&A形式で回答していきます。
洗車用ブロワーの効果は?デメリットはある?
洗車用ブロワーには効果もありますし、デメリットもあります。
洗車用ブロワーの効果(メリット)は以下の通りです。
- 洗車後の拭き取りが圧倒的に楽になる
- 細かい部分の水分を除去することで水垢やサビを防止できる
- 愛車を傷つけるリスクが軽減する
一方、デメリットは以下の通りです。
- 他の洗車道具に比べて高価
- 一部の製品はバッテリーやガソリンが必要
- 収納スペースやメンテナンスが必要
洗車にブロワーは必要?いらないと聞いたけど…
ブロワーがなくてもセルフ洗車は可能です。
しかし、ブロワーがあれば、効率的に洗車ができるだけでなく、洗車傷から愛車を守ることもできます。
庭や屋内の清掃にも使えるので、一台持っておくと重宝しますよ。
洗車用ブロワーってうるさいの?
音がうるさいブロワーも存在しますが、製品によって音の大きさは異なり、静音性に優れたブロワーもあります。
おすすめのメーカーはある?
洗車用ブロワーのおすすめメーカーは以下の通りです。
- 京セラ
- ハイコーキ
- ボッシュ
- マキタ
いずれも有名メーカーで、品質の高さに定評があります。
また、購入後のサポートも手厚いので、安心して利用可能です。
まとめ
洗車用ブロワーは、風量・風速や価格、騒音レベルなどを考慮して選ぶと失敗しません。
とはいえ、自分に合った製品を一から探すのは大変ですよね。
そこで、今回紹介したおすすめブロワーの比較表を用意したので、ぜひ活用してください。
商品名 | 価格 (Amazon) | タイプ | こんな人に おすすめ |
---|---|---|---|
【1位】京セラ BL-3500 | ¥5,024 | コード式 | 買ってから後悔したくない人 |
【2位】ハイコーキ マルチボルト(36V)コードレスブロワ RB36DB | ¥9,814 | 充電式 | 軽量・コンパクトな製品を探している人 |
【3位】ボッシュ バッテリーブロワ GBL18V-120H | ¥6,915 | 充電式 | 付属品の多い製品が欲しい人 |
【4位】マキタ 充電式ブロワ UB185DRF | ¥26,330 | 充電式 | 長時間連続で利用したい人 |
【5位】エスケー11 E-Value ハンディブロワー | ¥4,373 | コード式 | 価格の安さを重視する人 |
【6位】マキタ 充電式ブロワ MUB362DPG2 | ¥30,570 | 充電式 | 低騒音の製品を探している人 |
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