梅雨の時期になると、毎日雨ばかり降るので車に悪い影響が出るのではないかと不安です。
定期的に洗車をしたくても、雨予報ばかりなのでいつも諦めてしまいます…。
しっかりメンテナンスをしないと車には良くないと分かっているのですが、どんなトラブルが起こるのか具体的に知らないので教えてほしいです。
また、対処法や梅雨時期におすすめのカーケアグッズがあれば教えてください!
梅雨の時期は、雨はもちろん湿気もあるため、臭い・カビ・曇りなどに困ることもありますよね。
確かに「明日も雨だから洗車はやめておこう」となりがちですが、梅雨の時期こそ対策がとても重要になります。
雨を理由に放置してしまうと、視界不良で安全運転ができなかったりボディや車内環境に影響が出てしまったりするので、この記事を読んですぐに対策するようにしましょう。
カーケアグッズを利用すれば、快適に梅雨の時期を乗り切れるので参考にしてみてくださいね。
梅雨時期に起こりがちなトラブルとは?雨が車や運転に与える影響!
まずはじめに、梅雨時期に起こりがちなトラブルについて解説していきます。
雨が車や運転に与える影響を5つ紹介するので、しっかりと把握しておくようにしましょう。
雨水や曇りによる視界不良
フロントガラス・ミラーの水滴や曇りは、走行中の視界を悪くしてしまいます。
フロントガラスやミラーに水滴が付着すると、鮮明に見えなくなってしまうため、前方や後方の確認がしづらくなります。
ワイパーのメンテナンスをしていない場合は、ゴムを取り替えるだけでも変わりますが、それでも水捌けや曇りが気になる場合は『油膜』が原因です。
油膜がついていると、曇りやすくなったりギラギラ光って見えにくくなったりするので、油膜を取り除いて対策するのがベストですね。
また、雨の日は空気中の湿度が高くなり、密閉された車内では水蒸気の逃げ場がないため、飽和水蒸気量を超えるとフロントガラスに水滴が付着して曇ります。
この場合は内窓の曇りにつながってしまうので厄介です。
雨ジミや水垢によるボディの汚れ
梅雨時期は雨ジミや水垢によるボディの汚れにも注意が必要です。
雨が毎日降り続いていると、「明日も雨だから晴れが続くようになったら洗車しよう」と放置してしまいがちですよね。
しかし、ボディについた雨水を放置してしまうと、白い魚の鱗のような雨ジミや水垢ができて汚れてしまいます。
さらに、その汚れをすぐに洗い流さないと固着して落としにくくなってしまいますし、ボディを傷める原因にもなりかねません。
雨ジミや水垢は、ボディに付着した不純物が乾燥することでできるので、洗車はもちろん汚れがつきにくいようにあらかじめ対策しておくことが重要です。
不純物による塗装へのダメージ
先述したように、雨水には不純物が含まれており、有害物質や酸性雨などによって塗装へダメージを与えます。
特に酸性雨は梅雨時期に降りやすいため、ただの雨と侮らない方が良いですよ。
また、5〜6月ごろは気温は暖かくなってきているため、虫の死骸や鳥の糞がつきやすい時期でもあります。
しかし、そのような汚れが付着したまま酸性雨が降ってしまうと、酸化がより進んで手遅れになってしまうケースも多いです。
ハイドロプレーニング現象
梅雨時期は交通事故も多くなりますが、それは『ハイドロプレーニング現象』が原因です。
ハイドロプレーニング現象とは、タイヤと路面の間に水膜ができて浮いた状態になり、ハンドルやブレーキなどの制御ができなくなってしまうことです。
別名、『アクアプレーニング現象』とも言います。
高速で走行した際に起こりやすい現象なので、特に高速道路は注意が必要です。
雨の日はスピードを出さない方がいいというのもこのためですね。
湿気による臭いやカビ
湿気が多いとじっとりとした嫌な不快感を感じることが多いですが、臭いやカビも発生しやすくなります。
臭いやカビの原因となりやすい場所は、シートやマットもそうですが、エアコンフィルターですね。
エアコンフィルターのカビ対策をしておかないと、使用した際に車内にカビを放出してしまう可能性があるので注意してください。
エアコンが臭う場合は、すぐに対処すべきと言えますよ。
梅雨時期の車のメンテナンス6選!パーツ別に対策や対処法を紹介!
梅雨時期に起こりがちなトラブルが車や運転に影響を与えることが分かりましたね。
車の汚れや事故に繋がる前に、事前に予防しておく必要があります。
まずは梅雨時期の車のメンテナンスについて、パーツ別に対策や対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ワイパー
雨水による視界不良には、ワイパーが原因となっている可能性もあるため、しっかりメンテナンスしておくようにしましょう。
拭きムラがある場合は、ワイパーのゴムが傷んでしっかりと水切りができていません。
ワイパーゴムは走行していなくても、砂・埃・油分・紫外線・雨水などによって劣化していく消耗品です。
定期的に確認して、少しでも異常がある場合はすぐに交換するようにしてください。
また、ガラス面をコーティングすると水を弾くので、水膜が途切れてしまいキュッキュッと空拭きしている状態になってしまうことがあります。
そうすると逆に拭きムラができてしまうので、コーティングした場合は低摩擦のゴムを選ぶようにしましょう。
ガラス
悪天候の中でも視界良好で走行するためには、ガラスコーティングがおすすめです。
ガラスコーティングをしておくことで撥水または親水加工されるため、雨水を弾きます。
撥水加工と親水加工については後ほど詳しく紹介しますね。
そして、雨水対策だけでなく汚れがつきにくくなるため、油膜予防になり雨でギラギラと反射して視界が悪くなることも防げますよ。
ミラー
サイドミラーも雨水によって後方が確認できづらくなってしまう箇所なので、あらかじめ対策をしておくべきです。
サイドミラーもガラス同様にコーティングをすると良いのですが、おすすめは親水性コーティングです。
なぜなら、サイドミラーは走行中に風圧の影響を受けないため、撥水した場合に水滴が残ってしまう可能性が高いからです。
水滴が残っていたら見づらいですよね。
親水性コーティングならミラー部分に水滴を馴染ませてくれるので、クリアに後方が見えるようになります。
スプレータイプやシールタイプがあるので、簡単にコーティングできるのもメリットですね。
タイヤ
ハイドロプレーニング現象を引き起こさないためには、タイヤのメンテナンスをしっかり行うことが重要です。
タイヤは消耗品なので、走れば走るほど溝が浅くなり滑りやすくなります。
タイヤの溝は、路面との間の水を取り除くためにあるので、すり減ってしまうと雨水の逃げ場がなくなってしまい滑ってしまいます。
また、溝が残っている場合でもゴムが劣化しているタイヤは路面に密着することができないので、水が入り込む隙間ができてしまいます。
そのため、溝があったとしても3年〜5年で履き替えるようにしましょう。
ボディ
雨ジミや水垢によるボディの汚れや塗装のダメージを防ぐためには、まずこまめな洗車がとても大切です。
雨ばかりだからと放置するのだけは絶対にやめましょう。
洗車をする際には雨に特化しているシャンプーを選ぶのがおすすめですよ。
また、雨に濡れないように屋内に駐車できるのがベストと言えますが、難しい場合は車用のカバーをかけておくと濡れずに済みます。
走行中は濡れてしまうので、ガラス同様にコーティングしておくようにしましょう。
車内
車内はとにかく湿気とカビ対策をすることがポイントになります。
まずは車内に水滴を持ち込まないように傘についた雨をしっかり取り除いたり、靴についた水や泥を除去したりと、工夫が大切です。
また、室内でも除湿対策をするのと同じように、除湿剤や除菌消臭剤を利用してみましょう。
そして、カビはエアコンから広がることが多いので、エアコンフィルターも定期的に取り替えるようにしてくださいね。
梅雨時期に活躍するカーケアグッズおすすめ7選
梅雨時期に活躍するカーケアグッズはたくさんあります。
ここでは、おすすめの梅雨時期に活躍するカーケアグッズを7つ紹介していきます。
車用のボディカバー
車を雪・雨・砂・鳥の糞・花粉・黄砂などから守るために用いられるのが『車用のボディカバー』です。
夏場に車内が高温になるのを防いだり、冬場のフロントガラス凍結予防といったイメージを持つ方が多いでしょう。
車用のボディカバーには様々な種類やデザインがあり、車全体を覆うことができるタイプの商品を利用すれば、屋外に駐車しても雨で濡れることがありません。
そのため、梅雨の時期に車のガラスやボディを雨から守り、 雨ジミや水垢を事前に対策するにはとてもおすすめなグッズです。
例えば、このNUOMANの車用ボディカバーは、防水性が高い素材でできており、下部弾性バンドがついています。
毎日雨が降っても内部に雨水が侵入することもないです。
「車体下から水が跳ねたりするのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、下部弾性バンドは緩みのない高強度ストレッチでしっかり保護してくれるので安心ですよ。
コーティング剤
梅雨時期の雨による視界不良や雨ジミを防ぐためには、コーティング剤を使って事前に予防するのがおすすめです。
車をコーティング剤で覆うと、水捌けがよくなったり汚れがつきにくくなったりします。
また、コーティングをしておけば水洗いのみで簡単に汚れが落ちるため、たとえ洗車翌日に雨が降っても水洗いだけすれば雨ジミ対策になりますよ。
コーティング剤には撥水性コーティングと親水性コーティングがあるので、タイプ別に詳しく解説していきます。
撥水性コーティング
撥水性コーティングは、ガラス表面で水を弾くので、雨が降っても水滴となってまるで玉のように弾かれます。
走行中であれば風圧で水滴が飛ばされるので、ある程度速度があれば視界不良にはなりません。
また、撥水性コーティングは水を弾くだけでなく、汚れもつきにくくなるため洗車時にとても便利です。
例えば、プロスタッフの『ガラス系ボディーコーティング剤 CCウォーターゴールド 300ml』なら、濡れたままスプレーして拭くだけで撥水加工ができます。
また、撥水だけでなく艶も出してくれるので、愛車がピカピカになりますよ。
親水性コーティング
親水性コーティングは、撥水性とは逆でガラス表面に水が馴染んでいくような加工になります。
そのため、雨が降ってもサーッと水膜を張ったように馴染むため、視界がクリアに見えて梅雨時期でも便利です。
親水性コーティングは、風圧を受けにくいサイドミラーに利用するのがおすすめです。
例えば、シュアラスターの『ガラス系ナノコーティング剤 ゼロウォーターバリューパック 親水タイプ 280ml』なら、初心者でもムラの心配なく簡単にコーティングができます。
普段の洗車後に、サッとスプレーして拭くだけですし、繰り返し使うことで輝きも増します。
ホイールや樹脂パーツなどにも対応可能なので、愛車全体をコーティングできて便利です。
洗車シャンプー
梅雨時期は洗車をしてもすぐに雨で濡れてしまったりと、洗車自体がストレスになりがちですが、洗うたびに雨対策ができたらどうでしょうか?
洗うたびにピカピカとした綺麗な愛車になって、撥水加工ができたら最高ですよね。
なんと、洗うだけで艶出し&撥水コーティングができる洗車シャンプーがあります!
こちらのプロスタッフの『カーシャンプー エックスマールワン コーティングシャンプー 700ml』は、汚れを落とすのと同時にガラス系ポリマーによりコーティングができます。
洗うだけで雨対策ができると思ったら、梅雨時期の洗車も苦ではなくなりますよね。
スポンジもついて価格が安いのでとてもおすすめです。
除湿剤
梅雨時期は車外だけなく車内まで湿気でジメジメしてしまいます。
湿気をそのまま放置してしまうと、ガラスの曇りや臭い・カビの原因にもなるので、早急に対処するようにしましょう。
湿気を取り除くのに便利なアイテムが『除湿剤』です。
除湿剤を車内に置いておくだけで、湿気を吸い取ってくれるので、雨の日でも快適な車内を保ってくれます。
例えば、Yoitasの湿気取り『竹炭 8個セット』なら、車内に置いておくだけで高品質の竹炭が消臭・除湿をしてくれます。
なんと木炭や備長炭の10倍以上もの吸着力があるので、即効性もあり梅雨時期におすすめです。
竹炭に含まれる『活性ケイ酸の弱アルカリ性』が臭いの原因となる菌にも抗菌効果を発揮するため臭いが気になる方にも良いですね。
清潔感のあるデザインとなっており、見た目もおしゃれなので、車内にも馴染みますよ。
除菌消臭剤
除湿剤を置いても臭いや湿気が気になる場合は、車1台まるごと対策ができる『除菌消臭剤』を使うのがおすすめです。
特にスチームタイプの除菌消臭剤なら、シートやマットはもちろん、エアコンまで綺麗にすることが可能です。
例えば、こちらの『クルマのスッキーリ!車まるごと除菌・消臭 (スチームタイプ)』なら、車内にセットして煙が充満するだけで隅々まで臭い・カビ対策ができます。
ほったらかしで良いのも嬉しいですが、除菌率99.9%というのも驚きですよね。
エアコンフィルター
梅雨時期は、湿気によりエアコンフィルターもカビが繁殖しやすい場所です。
カビが繁殖すると、臭いが気になりますし、そのままエアコンを使ってしまうと車内にカビ菌が飛んでいってしまいます。
そのため、エアコンフィルターは、脱臭・抗菌・防カビなどの対策ができる商品を選ぶようにしましょう。
例えば、こちらの『PIAA エアコンフィルター コンフォートプレミアム 活性炭入り特殊3層フィルター』は、花粉を99.9%シャットアウトするだけでなく、抗菌・防カビ効果も発揮します。
なんと、フィルター表面に付着した菌類の繁殖も99.9%抑制してくれて、黒カビ・青カビなどのカビ類の繁殖も防いでくれます。
エアコンフィルターは消耗品なので、毎年しっかりメンテナンスするようにしてくださいね。
シューズトレー
最後に紹介するのが、『シューズトレー』です。
雨で濡れた靴のままマットに乗ってしまうと、マットが濡れてカビが繁殖してしまう原因にもなりかねません。
しかし、シューズトレーを置いておけば濡れた靴のまま乗車してもマットが濡れずに済むので安心です。
例えば、セイワの『車用スノコトレイL ブラック Z25』なら、トレイの上に取り外しができるすのこがついているので、トレーに溜まった水を捨てるだけでもOKです。
また、プラスチックでできているため汚れに強く、丸ごと水洗いできるのもメリットですよね。
靴だけでなく、傘の水滴からマットを守ることもできるので良いですよ。
【Q&A】梅雨時期の車に関するよくある質問
梅雨時期に起こりがちなトラブルや対策法&対処法、おすすめのグッズを紹介してきました。
その中で、「梅雨時期の洗車の頻度はどのくらい?」「雨ジミはどうやって落とすの?」と疑問が沸いた人もいるでしょう。
ここでは、梅雨時期の車に関するよくある質問をまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
梅雨時期でも洗車はすべき?
梅雨時期でも洗車はすべきです。
なぜなら、雨には大気中の有害物質やミネラル・埃などの不純物が含まれているため、そのまま乾いてしまうと雨ジミができてしまうからです。
不純物を蓄積してボディに固着してしまう前に、しっかり洗車をして汚れを洗い流すことが大切と言えます。
確かに洗車をしてもまた雨が降って意味がないと思ってしまいがちですが、雨は愛車の大敵なので手遅れになる前に綺麗にしましょう。
梅雨時期の洗車の頻度は?
梅雨時期は、駐車場所によって愛車が雨に濡れる回数も違ってくるので、洗車も頻度も異なります。
屋外に駐車している場合は、1週間に1回は洗車をするようにしましょう。
また、できる限り車用ボディカバーで保護するようにしてくださいね。
そしてガレージやカーポートなどの屋内に駐車している場合は、2週間に1回程度洗車するのがおすすめです。
屋内駐車でも走行中に濡れることは避けられないので、しっかり洗い流すようにしましょう。
すでに車内にカビが生えてしまったのですが,,,
車内にカビが生えてしまった場合は、すぐに対処するようにしてください。
まずエバポレーターはカビが発生しやすいので、必ず洗浄することが大切です。
カー用品専門店などで洗浄スプレーを購入するのも良いですが、ディーラーや整備工場に依頼して分解洗浄してもらう方法が確実と言えます。
コストはかかりますが、カビがしっかり除去しないと繰り返し発生してしまうので、プロに任せるのが効果的です。
雨ジミの落とし方を教えてください
雨ジミを乾いたタオルなどで拭いてしまう方が多いですが、ボディに傷をつけてしまう可能性が高いので注意が必要です。
雨ジミ除去用シャンプーや専用のクリーナーを使って取り除くようにしましょう。
この時、ボディやクロスを濡れた状態にしてから拭き取ることで、ダメージを与えずに除去することができますよ。
まとめ
梅雨時期の雨は、洗濯物や通勤などだけでなく、愛車にも影響を及ぼします。
雨ばかりだと「洗車しなくていいか」となってしまいがちですが、放置すると雨ジミや臭い、カビの原因にもなるのでしっかり洗車するようにしましょう。
また、今回紹介したカーケアグッズを活用して、ジメジメした梅雨でも快適に過ごしてみてはいかがでしょうか?
今回は梅雨時期のトラブルやメンテナンス方法、便利なカーケアグッズなどを紹介してきました。
紹介したおすすめグッズを利用して、梅雨時期の悩みを解消しましょう!