そろそろ洗車の時期なのですが、手洗い洗車とコイン洗車機はどっちがおすすめですか?
はっきりとした違いがわからないので迷っています。
手洗い洗車と洗車機には、料金面・所要時間・仕上がりで違いがあります。
また、それぞれメリットとデメリットがあるため、両者の特徴を知った上で判断するのがおすすめです。
今回は手洗い洗車と洗車機の違いを徹底比較します。
メリットやデメリットもお伝えするので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
手洗い洗車と洗車機を3項目で徹底比較
まずは手洗い洗車と洗車機の違いを「料金・所要時間・仕上がり」の3項目で徹底的に比較していきます。
時間のない人のために、簡単にまとめた比較表を作成したのでご覧ください。
種類 | 料金 | 所要時間 | 仕上がり |
---|---|---|---|
手洗い洗車 | 2,000〜5,000円 | 20〜30分 | ◎ |
洗車機 | 300〜1,000円 | 5〜10分 | △ |
それでは1項目ずつ解説していきますので、より詳しく知りたい人はこのまま読み進めてください。
料金
はじめに手洗い洗車と洗車機の料金を比べていきます。
手洗い洗車の料金は店舗やコースによって大幅に異なりますが、大体の相場は2,000円から5,000円ほどです。
具体的にはガソリンスタンドの手洗い洗車であれば2,000円程度。
例えば、エネアポ予約によるとエネオスの手洗い洗車料金は2,200円からと記載されています。
(Dr.Driveセルフ新浜SSの場合。店舗によって金額は異なります。)
また、洗車専門店の手洗い洗車は細かい箇所まで洗浄したり、高級な洗車グッズを使用したりと、ガソリンスタンドよりもこだわりが強い傾向にあるため値段も高めです。
中には数万円ほどするコースもあります。
具体例を出すと、東京にあるながら洗車は2万円以上かかります。
一方で洗車機は水洗いのみだと300円から500円ほどで使えるものがほとんどです。
それゆえ、コイン洗車機とも呼ばれていますよね。
撥水コースや洗車ワックスなどのコーティングコースであれば、1,000〜2,000円ほどかかります。
まとめると、手洗い洗車は2,000〜5,000円、洗車機は300〜1,000円。
値段の安さで選びたい人は洗車機を利用する方が良いでしょう。
所要時間
続いて手洗い洗車と洗車機の所要時間を比較していきます。
手洗い洗車はスタッフが一台一台作業をするため、最低でも20分ほどはかかります。
ボディだけでなく、タイヤやホイール、下回りの洗浄も行ってもらうとなると30分から1時間ほどかかることも。
また、汚れがこびりついていたり、水垢除去まで行う場合は数時間かかると思っていた方が良いです。
洗車機の場合は車を機械に通すだけなので、数分で完了します。
水洗いのみだと2,3分程度、コーティングなどを行っても10分から15分程度。
車から降りる必要もないので、サクッと終わらせたい人は洗車機の方が向いています。
仕上がり
最後に手洗い洗車と洗車機の仕上がりを比べていきます。
手洗い洗車は、車の状態にあわせてカスタマイズしながら進めていくため、洗い残しが少なく、とても綺麗に仕上がります。
店舗やコースによっては、鳥のフン・虫の死骸・水垢・ピッチタール・鉄粉除去まで行ってくれるので、新車のような輝きを取り戻せるでしょう。
洗車機は車種や汚れ具合に関係なく、どんな車も基本的に同じ工程で進められます。
そのため、洗い残しが多々あり、仕上がりに不満を持つ人も多いです。
また、しつこい汚れはほとんど取れないこともあります。
さらに、機械によっては洗車キズが入ることも。
車の汚れがひどい人や愛車を丁寧に扱いたい人は、手洗い洗車がおすすめです。
手洗い洗車のメリットとデメリット
3項目で比較することで、手洗い洗車と洗車機の違いがなんとなくわかってきたと思います。
ここからは、より両者の違いをはっきりさせるために、具体的なメリット・デメリットをお伝えしていきます。
手洗い洗車のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
隅々まで綺麗になる | 料金が高い |
しつこい汚れまで除去できる | 所要時間が長い |
洗車キズが付きにくい | 予約が必要な場合がある |
それでは一つずつ解説していきますね。
メリット
まずはメリットからお伝えします。
隅々まで綺麗になる
手洗い洗車の一つ目のメリットは愛車が隅々まで綺麗になるという点です。
手洗い洗車は機械ではなく人の手で丁寧に洗車するため、細かい部分までしっかりと洗浄できます。
また、洗車機ではなかなか洗えないタイヤやホイール、下回りまで洗車してくれるところも多く、仕上がりに満足すること間違いなしです。
大事な愛車を隅々まで綺麗にして欲しいという人は手洗い洗車をおすすめします。
しつこい汚れまで除去できる
しつこい汚れまで除去できるのも、手洗い洗車のメリットです。
車の汚れ具合によって、洗剤やブラシ、洗い方を変えるため、機械ではなかなか落ちないしつこい汚れまで除去できます。
また、砂埃、雨水による水垢やシミ、花粉、黄砂、鳥フン、虫の死骸、鉄粉、油汚れ、などにもアプローチするコースやオプションもあるため、諦めていた汚れが綺麗になる可能性も高いです。
しばらく洗車していない人や汚れがひどい人は手洗い洗車がうってつけです。
洗車キズが付きにくい
手洗い洗車の三つ目のメリットは洗車キズが付きにくいという点です。
手洗い洗車は目で確認しながら洗車を行っていくので、洗車キズが付くことはほとんどありません。
例えば、キズの原因になりうる砂やホコリがあれば、あらかじめ除去した上で洗車を進めることができますし、車種や車のパーツに合わせてブラシやスポンジを変えることで余計なキズを防ぐことができます。
定期的に洗車をしている場合やあまり車が汚れていない場合を除いては、手洗い洗車の方がキズが付くリスクが少ないのでおすすめです。
デメリット
続いて、手洗い洗車のデメリットをお伝えしていきます。
料金が高い
手洗い洗車のデメリットと言えば、料金が高いという点でしょう。
比較の項目でお伝えした通り、手洗い洗車は2,000〜5,000円とやや料金が高めです。
洗車機に比べると2,3倍の料金がかかるので、もったいなくてなかなか手が出ないという人も多いかと思います。
しかし、値段が高い分、洗車機よりも仕上がりは圧倒的に綺麗です。
また、愛車にとっても優しく、洗車キズが付くリスクも低いので、利用して損はありません。
所要時間が長い
所要時間が長いのも手洗い洗車のデメリットです。
基本的に手洗い洗車は業者に預けて行ってもらうので時間がかかります。
例えば、エネオスなどガソリンスタンドの手洗い洗車の所要時間は25〜30分程度。
洗車専門店での洗車であれば、1,2時間かかることもあります。
中には10時間かけてじっくり手洗い洗車する店舗も。
手洗い洗車を依頼する際は、待ち時間を要することは頭に入れておいてくださいね。
予約が必要な場合がある
手洗い洗車の三つ目のデメリットは予約が必要な場合があるという点です。
手洗い洗車は所要時間がかかるので、スタッフの確保が必要。
そのため、事前に予約するのが一般的です。
予約なしでもOKな店舗もありますが、時間帯によっては混み合い、スムーズに受け付けてもらえないことも多々。
「たまたま時間が空いたので洗車して欲しい」と思っても、気軽に利用できないのは少し不便ですよね。
洗車機のメリットとデメリット
手洗い洗車と同様に、洗車機にもメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
料金が安い | 洗車キズが付く可能性がある |
大まかにしか洗えない | 気軽にいつでも利用できる |
短時間で完了する | 予コーティング車は利用時に注意が必要 |
それでは一つずつ解説していきます。
メリット
まずは洗車機のメリットからお伝えします。
料金が安い
洗車機の一番のメリットは料金が安い点です。
基本的なコースであれば300円から500円、フルオプションのコースでも1,000円ほどとリーズナブル。
洗車にお金をかけたくないという人には洗車機がぴったりです。
短時間で完了する
短時間で完了するのも洗車機のメリット。
簡単なコースであれば5分以下で完了するので、洗車になかなか時間が取れない人でも利用可能です。
また、しっかりと洗浄してくれるコースやコーティングコースでも30分はかかりません。
特に洗車専門店でコーティングまで依頼すると1,2時間ほどはかかるので、忙しい人は洗車機を利用すると良いでしょう。
気軽にいつでも利用できる
洗車機は手洗い洗車と違って予約不要です。
空きがあればいつでも気軽に利用できます。
また、手洗い洗車を行っている店舗よりも洗車機の台数の方が多いので、すぐに見つけやすいというのもメリットといえます。
デメリット
次は洗車機のデメリットをお伝えします。
大まかにしか洗えない
洗車機の最大のデメリットはざっくりとしか洗えないという点です。
手洗い洗車はスタッフが洗ってくれるので、車種やサイズに関係なく、隅々まで綺麗になります。
一方で洗車機は一台一台カスタマイズができないので、どうしても洗い残しが出てきます。
そのため、完璧を求める人には洗車機は向いていません。
とりあえず、大まかでいいから汚れを落としたいという場合に利用すると良いですよ。
洗車キズが付く可能性がある
洗車キズが付く可能性があるのも洗車機のデメリット。
種類にもよりますが、洗車機の中にはナイロン製のブラシを使っているものがあります。
ナイロン製のブラシは洗浄力は高いものの素材が硬く、車のボディを傷つけやすいです。
とはいえ、最近はスポンジ製や布製のブラシを利用している洗車機も増えてきました。
スポンジ製や布製のブラシであれば、洗車キズが付くリスクも減るのでそこまで気にすることはありません。
しかし、砂やホコリがひどい場合はそれが原因でキズが付くこともあります。
洗車機を利用する前は愛車の汚れの状況を一度確認し、洗車機を利用するかどうかを見極めましょう。
コーティング車は利用時に注意が必要
洗車機の三つ目のデメリットはコーティング車は利用時に注意が必要という点です。
まず、コーティング直後は被膜が硬化していないため、洗車機を利用するとコーティングが剥がれてしまう可能性があります。
コーティングの種類にもよりますが、施工したら約1ヶ月は洗車機を利用するのは控えましょう。
また、洗車機にはコーティングできるオプションもありますが、すでにコーティングを行っている場合、あまり利用しない方が良いです。
特にワックス洗車を行うと、コーティングに悪い影響を与えることもあるので要注意。
できれば、水洗いやシャンプー洗いを選ぶようにしてください。
手洗い洗車と洗車機、結局どっちがいいの?
手洗い洗車と洗車機の違いやメリット・デメリットをお伝えしてきましたが、「結局どっちがいいの?」と思っている人もいるでしょう。
そこで手洗い洗車が向いている人と洗車機が向いている人を以下にリストアップしました。
手洗い洗車が向いている人の特徴は以下の通り。
- 隅々まで綺麗にしたい人
- しつこい汚れに悩んでいる人
- しばらく洗車していない人
- 愛車をできるだけ丁寧に扱いたい人
- コーティング施工している人
上記に3つ以上当てはまれば、手洗い洗車を利用しましょう。
洗車機が向いている人の特徴は以下の通り。
- 洗車に時間が取れない人
- 洗車にお金をかけたくない人
- 汚れがひどくない人
- 定期的に洗車をしている人
- いつでも気軽に洗車したい人
上記に3つ以上当てはまったら、洗車機を利用しましょう。
まとめ
手洗い洗車と洗車機のどちらがおすすめかは人によって異なります。
手洗い洗車は時間と料金がかかるものの、仕上がりが綺麗です。
洗車機はざっくりとしか洗えないものの、いつでも気軽に利用することができます。
一つ前の章で記載したリストアップを見て、自分にはどちらが向いているのか判断してくださいね。
手洗い洗車がしたいけど「どこがおすすめなんだろう…」という人は以下の記事を参考にしてください。
元洗車マンが忖度なしでおすすめの店舗を紹介しています。
手洗い洗車に興味があるけど「料金がネック」という人はセルフで手洗い洗車するという方法もあります。
手洗い洗車におすすめのグッズは以下の記事でお伝えしているので、ぜひ読んでみてくださいね。