塗装についてあまり深く考える事もないので、せっかくなので詳しく教えてほしいです。
塗装を知ればもっと洗車に詳しくなる?塗装の基本
では本題です。
塗装の事といっても、結構広いテーマになるので塗装についての知識を一つずつ書いて説明していこうと思います。
塗装の厚みはどれくらい?
ではまず塗装の厚みがどのくらいあるかですが、あまり分かる方はいないと思います。笑
そしてこれから書いて行くのは日本車の場合をメインで書いていきますのでご了承下さい。
ざっくりですが、塗装の厚みは100μ(ミクロン)です。
(下塗り塗装、中塗り塗装、上塗り塗装の合計)
これがどれくらいというと大体0,1mmです。
※人の髪の毛と同じくらいの厚みです。
※厚みの参考例
- 人の髪の毛 100μ
- コピー用紙 100μ
- サランラップ 15μ
- スギ花粉 30μ
- 黄砂 3μ
そして塗装は意外とデリケートです。
塗装の硬さってどういう事?
一般的に塗装が硬いとか柔らかいとか言いますが、一般的に塗装は鉛筆の芯で傷つけられるくらいの硬さしかありません。
その為、間違った方法で洗車や拭き上げをしてしまうとキズだらけになってしまう恐れがあります。
また塗装の強い、弱いや硬い柔らかい等は密度によって変わってきます。
密度が高ければ、その分ものが入る隙間もなくなるのでキズに耐性が付き、水シミ等も付きにくくなります。
ただいくら塗装が強くてもきれいを保ちたいなら普段からのメンテナンスが一番大事です。
塗装の性能は?
塗装の事を色々書いてきましたが、塗装自体の性能はものすごくいいです。
元々、塗装は『耐薬品』『耐酸性』『耐油性』『耐候性』が優れていて、防汚性も高く、耐スクラッチ性も持たせています。
更に新車の時の艶も申し分無いほどありますし、紫外線対策でUVカット成分が入っています。
またただ硬いだけの塗装ではなく、しっかり柔軟性を持たせているので、車のフレームの歪みにも対応できるようになっています。
これだけ塗装が高性能って知っていましたか?笑
このくらい高性能ならコーティングできっちり塗装を守ってあげたいですよね。
何が原因で塗装が痛むのか?
ではこれだけ高性能な塗装ですが、とはいえ当然弱点もあります。
主な塗装の劣化原因は塗装表面の荒れ(キズ)と紫外線です。
キズを防ぐには正しい洗車方法で車を洗い、きちんとメンテナンスをしてあげるしかありません。
※例外で鳥の糞もコーティングと塗装面に甚大なダメージを与えます。
また紫外線からはコーティングや駐車場は屋根有りのところで保管してあげるなどの配慮が必要になってきます。
塗装はかなり高性能だがきれいを保つならメンテナンスがとても重要。
ここまで書いてきて、いかに塗装が高性能なのかがわかって頂けたかと思います。
実際自動車業界も、塗装の審査は厳しくチェックするみたいです。
なのでハイスペックの塗装が車に塗ってあります。
その塗装を最大限に活かすならやっぱりキレイを保つ事だと思います。
その為、塗装面のメンテナンスは必須だと思ってください。
汚れたままだと塗装も痛みますし、コーティングをするにしてもキレイに塗装にコーティングが乗りません。
そして新車で車を買われる方は、新車購入時にはコーティングをした方が絶対にいいです。
コーティングを施行した後も、汚れが付きにくくなりますが、付かない訳ではありません。
なのでコーティングを施行した後も油断せずに、せめて半年に一回くらい、スケール(イオンデポジット)落としのメンテナンスをしてあげてください。
これをするだけで、塗装はもちろんですが、コーティングの皮膜も状態が良くなり長く持ちますので、結果的に塗装を守る期間が長くなるという事です。
塗装の美観は
- いかに洗車キズをつけないか
- いかに汚れを蓄積させないか
- 汚れを正しく落とす知識があるか
が大事だと思います。
まとめ
- 塗装を知れば洗車にも詳しくなる
- 塗装の厚みは100μ程度しかなく、人間の髪の毛と同じ厚み
- 塗装の硬さ、強弱は密度の高さで決まり、密度が高ければキズもつきにくくシミなども付きにくくなる
- 一般的に塗装が強いのはベンツ、塗装が弱いのがホンダ
- いくら塗装が強く水シミがつきにくいと言ってもメンテナンスは必須の作業
- 塗装自体の性能はものすごく高性能で色々な機能がある
- 塗装が痛む原因は、塗装面の荒れ(キズ)と紫外線
- 鳥の糞もとてもコーティングや塗装面に悪いため、ついていたらすぐに洗車するのがいい
- 高性能な塗装だが、きれいを保つにはコーティングやメンテナンスは絶対に必要。
今回の記事を読んで塗装が意外と厚みがない事や、塗装自体はとても高性能という事が分かったと思います。
ですが、コーティングやメンテナンスはしてあげないといくら高性能の塗装と言えど劣化してきてしまいます。
その為、普段から塗装の事を気にしつつ洗車やメンテナンスをしてあげるといいと思います。
今回の記事は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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