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車のフロントガラスやミラーの凍結防止完全ガイド【窓や鏡が凍る原因や対策を解説】

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男性

冬場は車のフロントガラスやミラーが凍結してしまうので、普段より早く起きて溶かすようにしています。
雪が降っていない時でも凍っているのですが、原因が分かりません。
朝の手間を少しでも解消するために、事前に凍結防止する方法はありますか?
また、急いでいる時はお湯をかけて溶かしていますが、あまり良くないと聞きました。
その場合はどう対処するのがベストでしょうか?

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確かに車のフロントガラスやミラーの凍結は困りますよね。
日本の冬はとても寒いので、その中で条件が重なってしまうと起こる現象なのです。
もちろん対策をすれば事前に凍結防止できますし、凍ってしまっても適切に対処したり、時短で解氷することが可能です。
この記事では、車の凍結防止について徹底解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

フロントガラスやミラーはなぜ凍る?凍結する原因や条件

フロントガラスやミラーが凍結するのには、原因や条件があります。

しかし、その前に凍結の正体について知っておくのがおすすめです。

ここでは、凍結の正体を明かした後に原因・条件についても詳しく解説していきます。

凍結の正体

フロントガラスやミラーが凍っていると「これは雪が氷になったの?」「雨が降って固まったの?」と疑問が湧いてくるでしょう。

凍結する原因や条件を解説する前に、まずは凍結の正体を明かしますね。

ズバリ、『霜』です。

よく冬場に耳にすることがありますが、「どうして霜ができるのか」というところまで考える人は少ないでしょう。

霜を解説する上でのキーワードとなるのが、『水・水蒸気・氷』の3つです。

3つの関係性は以下のようになります。

  • 『氷』に熱を加えると『水』に変化
  • 『水』に熱を加えると『水蒸気』に変化
  • 『水』が0℃以下になると『氷』に変化

霜は、空気中の水蒸気が水にならずに、物体の表面上で急速に固体化(氷の結晶)することで起こる現象です。

簡単に言いますと、冬の寒さで0℃以下に冷却したフロントガラスやミラーに、空気中の水蒸気が触れて一気に温度が下がるので凍ります。

つまり、水蒸気が固体化したものが霜になるということですね。

雪との違いは、水が固体化する場所が『物体上なのか』『大気中なのか』だけなので、メカニズム的にはほぼ同じでしょう。

凍結の原因

なぜ霜になって凍結してしまうのか、原因についても解説します。

原因は『放射冷却』という現象です。

放射冷却は、日中に温められた地面の熱が大気中へ放出され、気温が下がることで起こります。

気温が下がると、車のフロントガラスやミラーの温度も一緒に下がっていきますよね。

先述したように、物体の表面温度が0℃を下回ったところに、空気中の水蒸気が触れて霜になり凍結してしまうのです。

凍結の条件

凍結の原因を知って、「0℃以下なのにどうして凍結しない日とする日があるの?」と思った方も多いでしょう。

基本的には気温が関係していますが、他にも条件が重なると凍結しやすくなるのです。

その条件は3つあります。

  • 前日から朝まで快晴
  • 風が弱い
  • 湿度が高い

先述したように、放射冷却は日中に温められた地面の熱が大気中へ放出されることで起こります。

そのため、前日が快晴だとそれだけ多くの熱を地面に溜め込むことができますよね。

そして、夜も晴れていると溜め込まれた熱がどんどん大気中へと放出されるため、放射冷却を引き起こしやすくなるのです。

また、風が弱い日も凍結しやすくなります。

「風が強い方が冷え込むのでは?」と思うかもしれませんが、風が強いと空気がかき混ぜられるため、地面付近の温度が下がりにくくなり放射冷却が起きづらくなります。

さらに湿度が高い日は凍結注意です。

なぜなら、湿度が高ければ大気中に含む水蒸気(霜になる前の状態)が多いので、それだけ凍りやすくなるからです。

この3つの条件が重なることで、凍結しやすい環境が作り出されてしまうでしょう。

フロントガラスの凍結防止方法4選【対策】

フロントガラスが凍結してしまう原因や条件が分かったら、次は対策ですね!

前もって対策をすることで、朝の忙しい時間を無駄にすることはありません。

事前に凍結防止をする方法はたくさんあるので、すぐにでも実践してみることがおすすめです。

屋根のある場所に駐車する

ガレージやカーポートなど、屋根のある場所に駐車することでフロントガラスの凍結を防ぐことが可能です。

屋根だけでも効果はありますが、できれば屋根も壁もある車庫に停めておくのがおすすめと言えます。

先述したように凍結の原因となる『放射冷却』は、地面の熱が大気中に放出され気温が下がることで引き起こされます。

また、凍結の正体である『霜』は、空気中の水蒸気がフロントガラスに触れることで凍った氷の結晶です。

このことを踏まえて、屋根のある場所に駐車すれば熱が地面から逃げるのを防ぐのと同時に、上空から降りてくる水蒸気からカバーしてくれます。

凍結しにくい環境を作り出すことができるということですね。

車と屋根の間が狭いほど凍結しにくく、屋根が高いと凍結する可能性があるので、「屋根があるところに停めているのに凍結する」という人はそれが原因かもしれません。

しかし、屋根がある場所に駐車できないという場合は、以下の方法を試してみてください。

フロントガラスの油膜を取る

フロントガラスの凍結を防止するには、『油膜を取る』という方法も効果的です。

油膜とは、水の表面や物体の表面上にある油の膜のことを指します。

先述したように水は0℃を下回ると凍り始めますが、これは不純物が含まれていない状態に限ります。

水の中や物体の表面上に不純物が含まれている場合は、0℃よりも高い温度から凍る可能性があるのです。

つまり、油膜がフロントガラス上についている場合は、凍結しやすくなってしまうということになりますよね。

そのため、フロントガラスの油膜を取って、水蒸気が付着した時に不純物が混ざらないようにすることが大切です。

撥水コーティングを施工する

フロントガラスに撥水コーティングを施工するのも、凍結防止方法の一つです。

撥水コーティングは、雨などの水を弾いてくれるといった効果が期待できるため、凍結の原因である水蒸気の付着を防いでくれます。

霜は水蒸気が固体化したものなので、水蒸気が付着しなければ凍結はしにくくなりますよね。

またフロントガラスが凍結してしまったとしても、撥水コーティングをしておけばガラスの表面が滑らかになっているため、霜や氷を剥がしやすくなるというメリットもあるのです。

最近では、気温が低い時でも効果を発揮する商品が販売されているので、一度検討してみるのがおすすめですよ。

フロントガラスをカバーする

凍結防止には、フロントガラスをカバーをするのもおすすめです。

フロントガラスを覆っておける『凍結防止カバー(シート)』を使用すると、凍結はもちろん、雪が降った日でもガラス全面を守ってくれます。

商品によっては、サイドミラーやワイパーも同時にカバーでき、全面的に凍結を防いでくれるのでとても便利です。

フロントガラスをしっかりとカバーすることで、表面温度の低下を抑えてくれたり、水蒸気の付着を防いでくれるので凍結しにくくなります。

前日の夜に取り付けておくだけで良いので、凍結の条件が重なった時に使用するのも良いでしょう。

おすすめのフロントガラスの凍結防止グッズ3選

フロントガラスの凍結防止方法をいくつか紹介してきましたが、気になったものはあったでしょうか?

「油膜取りしてみたくなった」「撥水コーティングが気になる」「凍結防止カバーについてもっと知りたい」という方のため、凍結防止グッズについて紹介していきます。

油膜取り

油膜と聞いても、「どれのこと?」「どんな状態になっていると付着しているの?」と疑問に思った方も多いでしょう。

フロントガラスに油膜がついていると、ギラギラして見栄えが悪く、夜間は対向車のライトが反射したりと視界が歪んで前が見えづらくなります。

簡単に言うと、窓ガラスに油を塗ったような状態になっているのです。

この油は簡単に落とせるものではないので、油膜取り(専用クリーナー)で早めに除去する必要があります。

油膜取りには、液体・スプレー・パッドと3つのタイプがあり、特徴もそれぞれ違います。

  • 液体タイプ:液体を染み込ませたクロスやスポンジで磨く
  • スプレータイプ:液剤を噴射して拭きあげる
  • パッドタイプ:特殊なパッドで擦り落とす

液剤とスポンジやクロス、手袋などがセットになっている商品もありますし、除去力の強さも様々です。

フロントガラスに不純物が残っていると、凍結しやすくなってしまうので、除去力が強い油膜取りを選ぶのがおすすめです。

とはいえ、どの油膜取りを使えば良いのか迷ってしまうでしょう。

洗車のプロである私のイチオシは『セリウムKING』です。

光学レンズを磨くときに使われる99.99%の高純度セリウムが配合されており、まるで新車同様透き通るようなガラスに仕上げてくれます。

専用スポンジも付属されており、手磨きでも油膜がどんどん落ちているのを実感できる商品です。

以下のランキング記事では商品の詳細はもちろん、油膜取りの選び方、他のおすすめ商品などを解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

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撥水コーティング

撥水コーティングは、フロントガラスやボディについた水を弾くように施工することを指します。

ガラスの表面に被膜ができるので、水分がまるで玉のようになり弾かれるのが特徴です。

雨はもちろん、鳥の糞や空気中の水蒸気も付着しにくくなり、凍結防止に役立つのです。

撥水コーティングと聞くと、ガソリンスタンドやディーラーで施工してもらうのをイメージする人も多いでしょう。

しかし、最近では自分で簡単に撥水施工ができるコーティング剤が販売されています。

撥水コーティングの液剤の種類は、水をよく弾く『シリコン系』と、ガラス面に定着する『フッ素系』があります。

また、施工タイプも様々で、かかる時間や手間がそれぞれ違うのです。

  • 塗布タイプ:液剤を直接塗り込んでいく
  • スプレータイプ:液剤を噴射して拭きあげる

撥水性能も、商品によって違いがあるので、凍結防止をしたいならより強力な『超撥水タイプ』のコーティング剤を選ぶのがおすすめですよ。

例えば、こちらの『クリンビュー ガラスコート ハイブリットストロング』という商品は、シリコン系とフッ素系の良さを合わせ持ったコーティング剤となっています。

水弾き効果が抜群で、施工から約3〜4ヶ月持続するのがメリットの一つです。

真冬が来る前に一度使用することで1シーズン凍結防止することができるのは、忙しい人にとって魅力的ですよね。

値段も700円台と激安なので、ぜひ一つは持っておくと良いですよ。

商品の詳細や他の撥水コーティング剤も気になるという方は、こちらの記事をご覧ください。

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凍結防止カバー(シート)

凍結防止カバーは、フロントガラスをシートで覆って置くだけで、雪や霜から守ってくれるという効果が期待できます。

前日の夜にかけておけば、カバー上に雪が積もるので外すだけで簡単に除去することが可能です。

さらに、フロントガラスの表面は覆われているため、空気中の水蒸気が付着することもありません。

しかし、サイズが合わなかったり風で剥がれてしまったり、最悪の場合は盗難されてしまったりすると、完全に凍結を防ぐことはできないでしょう。

そのため、サイズはもちろん、機能面や固定方法を重視して商品を選ぶことをおすすめします。

凍結防止カバーのタイプは『ドアに挟む』『サイドミラーやタイヤに引っ掛ける』『磁石で固定する』など幅広いです。

ドアに挟むタイプなら盗難防止にもなりますし、ワイパーまでしっかり覆ってくれる商品もありますよ。

また、機能面ではUVカット機能がついていて夏場も使用可能なものや、収納袋が付属されているものもあります。

例えば、この商品『BEEWAY カーフロントガラスカバー』なら、夏場は紫外線を99%カットして冬場は−50℃まで耐えることが可能です。

ドアに挟むタイプなので盗難防止効果もありますし、大きめのサイズなのでフロントガラスにフィットして、水蒸気の付着からもしっかり守ってくれます。

カバーで覆うことで、フロントガラスの温度も下がりにくくなり、凍結防止が期待できますね。

凍結防止カバーはサイズが合った商品を選ぶのがポイントなので、以下の記事で愛車に合った商品を探してみてください。

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フロントガラスの凍結を取る方法3選【対処】

フロントガラスの凍結防止方法やグッズについては分かりましたが、対策をしていても凍結してしまうこともあるでしょう。

そんな時はどんな方法で対処するのがベストなのでしょうか?

ここではフロントガラスの凍結を取る方法を3つ紹介していきます。

デフロスターで溶かす

時間に余裕がある場合は、デフロスターで溶かすのがおすすめです。

フロントガラス自体を痛めずに、安全に解氷することができます。

ここで、「デフロスターって何?」と思った人もいると思うので、簡単に説明しますね。

デフロスターとは、自動車に備え付けられている、フロントガラスの内側の曇りを取る機能です。

ダッシュボードの中央付近にある、扇形と矢印が組み合わさったマークを押すと稼働します。

よく寒い時期に運転していると、車内外の温度差が生じて、フロントガラスが白く曇ってしまうことがありますよね。

原理としては、家の窓が結露してしまうのと同じです。

そんな時にデフロスターを使用すると、フロントガラスに直接暖房があたるのですぐに曇りを解消することができます。

曇りだけなく、凍結してしまった際にもフロントガラスを温めることで溶かすことが可能です。

メリットとしては、どの自動車にも備え付けられているので、誰でも簡単に使用できるという点があります。

また、凍結が溶けるまで自宅で待機していたり、車の中で待っていたりと、外で何か作業するわけでないので寒さに耐えきれない人にとっても便利ですよね。

離れた場所から操作ができる、エンジンスターターを使用すれば、外出前に家の中からスイッチを押すだけなのでさらに快適になります。

しかし、デフロスターだけで凍結を取るとなると約10分ほどかかる場合がありますし、アイドリングによる環境面の問題もあるので、次に紹介するアイススクレーパーを併用するのが良いでしょう。

アイススクレーパーで削り取る

フロントガラスの凍結を取るには、アイススクレーパーで削り落とすという方法もあります。

アイススクレーパーとは、窓ガラスについた氷や霜を削り取るためのヘラ状のアイテムです。

ブラシやゴムワイパーが一体化した商品もあり、雪の多い寒冷地に住む人は、雪を払いのける時に使ったりしています。

短いものから、伸び縮みするものまであり、中には電熱コイルが内蔵されていて熱によって解氷する商品もあるのです。

ガチガチに凍結したフロントガラスは溶けるまでに時間がかかるので、アイススクレーパーを使ってある程度削り落とすことで解氷時間を短くすることが可能になります。

しかし、単体での使用は、時間と労力がかかるので忙しい朝には向いていません。

撥水コーティングをしておけば、綺麗に凍結部分を削り落とすことができるので、アイススクレーパーのみで対処したいなら事前に対策しておくようにしましょう。

撥水施工していないならアイススクレーパーだけで綺麗に溶かすことはできないので、先述したデフロスターを使用したり、これから紹介する解氷スプレーを合わせて使うのがおすすめです。

また、金属製のスクレーパーはフロントガラスを傷つける可能性があるので注意してくださいね。

できればプラスチック製の商品を選んだ方が良いでしょう。

次に紹介する解氷スプレーにはキャップがスクレーパーになっている商品もあるので、1アイテムで削って溶かせて一石二鳥ですよ。

解氷スプレーを使用する

フロントガラスの凍結を1番手っ取り早く取る方法は、解氷スプレーを使用することです。

氷点が−100℃のアルコールの性質を活かしているので、吹きかけるだけで氷や霜と融合して素早く凍結を溶かしてくれます。

解氷スプレーには、『ガス噴射タイプ』と『スプレータイプ』があり、用途に合わせて使い分けることが可能です。

  • ガス噴射タイプ:ガスを使って一気に噴射し素早く溶かす
  • スプレータイプ:プラスチック製の霧吹きで広範囲に噴射

解氷スピードは、スプレータイプよりもガス噴射タイプの方が早いので、少しでも時短したいのであればガスタイプを選びましょう。

しかし、高温の車内や直射日光が当たる場所に放置していると、破裂や爆発の危険があるので注意してくださいね。

また、解氷スプレーのメリットは機能面が充実しているという点です。

−40℃まで対応していたり、強力ジェット噴射で狙った場所を素早く解氷してくれたりと、1本常備しておくだけで急な寒波でも安心できます。

さらに、再凍結防止・スクレーパーキャップ付き・撥水コーティング車にも使用可能など、商品によって様々な機能があるのでとても便利です。

なんと言っても、1分ほどで完全に解氷できるのが最大の魅力ですよね。

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koto

車が凍ってしまった場合、基本的に上記の方法を組み合わせて解氷することをおすすめします。
時短になるだけでなく、車への負担も軽くなりますよ。

フロントガラスの内側の凍結防止方法と凍ってしまった時の対処法

これまで、フロントガラスの外側の凍結について紹介してきましたが、「内側が凍っている時があるけどどうして?」と思った人もいるのではないでしょうか?

寒冷地では、内側まで凍結してしまうという悩みが多くあります。

フロントガラスの内側が凍結してしまうのは、『内側に水滴がついてしまっているから』です。

ではなぜ、水滴がついてしまうのかが気になるところですよね。

水滴の原因は2つあります。

  • 外側と内側の温度差がある
  • エアコンの吹き出し口の関係

まず、外側と内側の温度差が生じると、空気中の水蒸気が水滴に変化して『結露』が生じます。

飽和水蒸気量(空気の温度によって含むことができる水蒸気の限界量)』を超えてしまうことで、余分な水分がフロントガラスの内側に付着するのです。

空気は高温であるほど水蒸気を多く含むため、エンジンを切った時に車内が暖かいままだと、徐々に車内の温度が下がって水滴化してしまいます。

そのため、窓を開けて一気に暖気を逃すことで、車外に水蒸気を出して結露を防げるでしょう。

また、フロントガラスに温風を出している場合は、吹き出し口からゆっくり出た生暖かい空気が触れると結露につながる可能性があります。

エンジンを切る前に足元のみに設定しておけば凍結はしないので、少し面倒ですが暖房の設定を変更しておくのがおすすめです。

凍結防止方法として1番効果的なのは、曇り止め効果のあるガラスクリーナーで事前にフロントガラスの内側を綺麗に拭いておくことですね。

ガラスクリーナーがなくても、結露が起こりそうな時は意識して拭くようにしましょう。

もしも凍結してしまった場合は、外側の凍結と同じようにデフロスターを使用して、フロントガラスの表面温度を上げましょう。

デフロスターを使用する際には、温度設定を高くし、風量を最大にすることがポイントです。

再凍結を防止するためにも、溶けたらしっかりとガラス面を拭きあげるようにしてくださいね。

フロントガラスの凍結を取る時の注意点

フロントガラスの凍結を取る方法を解説してきましたが、「お湯をかければすぐに溶けるからこれからもその方法でいいや!」「少し溶けたらワイパーで擦れば大丈夫!」と思った人もいるでしょう。

その方法はデメリットが大きいのでやめておいた方が良いです。

ここでは、フロントガラスの凍結を取る時の注意点を詳しく解説するので、参考にしてみてくださいね。

お湯をかけるのはNG

多くの人が、氷に熱いお湯をかければすぐに溶けて時短にもなるし、費用もかからないので便利だと思いがちです。

しかし、凍結したフロントガラスに熱々のお湯をかけるのはNG!

凍ってしまうほど冷たくなっているガラスに熱湯をかけると、急激に温められて温度変化に耐えきれずガラスが傷んでしまう可能性が高いです。

最悪の場合、お湯をかけた部分が熱膨張し、かけていない部分が圧力に耐えきれず割れてしまう危険があるでしょう。

小さな傷などがついてしまっているガラスも、急激な温度変化で傷が広がり、そのまま割れてしまうケースが考えられます。

ぬるま湯をかける人もいますが、割れる心配はなくても再凍結する可能性があるので、良い方法とは言えません。

ワイパーで無理やり除去しない

フロントガラスの凍結を取る際に、無理矢理ワイパーで除去するのもNGです。

ある程度溶けてくると、「そろそろ大丈夫だろう」と完全に溶けるのを待たずにワイパーを動かしてしまう人が多いですよね。

しかし、その際に完全に溶け切っていなくて、ガガガッという音がして焦った人もいるのでないでしょうか。

ワイパーで無理矢理除去すると、氷の凹凸でゴムが傷んでしまいます。

亀裂が入ってしまったり、水滴をしっかり切れなくなってしまったりする可能性が高いです。

さらに、ワイパーと同時にウォッシャー液を出してしまう人がいますが、それは逆効果です。

せっかく溶けてきたのに、再び凍結してしまいます。

もしウォッシャー液を使いたいのであれば、氷点下でも凍らない商品を使用するようにしましょう。

【Q&A】車の凍結に関するよくある質問

フロントガラスの凍結防止について解説してきましたが、「こんな時はどうしたらいいの?」「凍結防止グッズが気になった!」という人もたくさんいるでしょう。

そんな疑問に応えるために、車の凍結に関するよくある質問をまとめてみましたので、参考にしてみてください。

サイドミラーの凍結防止方法と凍ってしまった時の対処法を教えてください

サイドミラーが凍結してしまうと、開閉時にガリガリと音がして開かないと言うケースが多いです。

一瞬「壊れた!?」と思うかもしれませんが、解氷すれば正常に動くので安心してください。

無理矢理閉鎖するなんてことはしないようにしましょう。

また、ミラーの表面が凍っていることもあります。

そんなサイドミラーの凍結を防止するには、フロントガラス同様の対策をしましょう。

  • 屋根のある場所に駐車する
  • 油膜を取る
  • 撥水コーティングを施工する
  • 凍結防止カバー(シート)をする

フロントガラスと一緒に凍結防止ができるので、一石二鳥ですよね。

凍結防止カバーは、サイドミラーまでしっかり覆うことができるタイプの商品を選ぶのがおすすめです。

例えば、こちらの商品『Winglos フロントカバー』なら、独自のデザインでフロントガラスはもちろん、サイドミラーとワイパーまで保護することが可能です。

サイドミラーの凍結防止に効果的で、雪が積もったとしてもカバーを外すだけで対処できる優れ者になります。

それでもサイドミラーが凍結してしまった場合、デフロスターは使用できないので、解氷スプレーを吹きかけるのが良いでしょう。

閉鎖できない時にも、可動部分にスプレーすれば溶けて動くようになります。

サイドミラーもフロントガラスと同じで割れる可能性があるので、熱湯をかけるのはやめてくださいね。

『Winglos フロントカバー』の詳細は以下の記事をチェックしてみてください。

他にもサイドミラーまで覆うことができる凍結防止カバーがありますよ。

凍結防止カバー(シート)のおすすめランキング10選【フロントガラスが凍るのを防ぐ便利グッズ】 男性 早く家を出ないといけないのに、フロントガラスが凍結していると溶けるまで時間がかかってしまいます。あらかじめ対策するために、凍結防...

車のドアが凍結して開かないのですが…

車のドアが開かないと、「車に乗れない!どうしよう…」と焦りますよね。

そもそも車のドアが凍結する原因を知っていますか?

原因は、ドアのゴム部分に雨や雪による水分が残って、そのまま凍ってしまうからです。

無理矢理開けてしまうと、ゴムが壊れたりドアノブが損傷したりするので気をつけましょう。

ドアが凍結してしまった時の対処法は、3つあります。

  • 他のドアが開かないか確認する
  • ぬるま湯をかける
  • 解氷スプレーを使用する

まず、運転席以外のドアが開かないか確認するようにしてください。

風向きや停車する場所によって、助手席・後部座席などのドアが開く可能性があります。

また、運転席は普段利用するので水分が残りやすいですが、あまり開閉しないドアは無事ということもあるのですね。

「全てのドアが開かなかった…」と落ち込んでしまった人は、ぬるま湯をかけるようにしましょう。

ここでの注意点は、『熱湯ではなくぬるま湯』です。

熱湯をかけるとゴムが傷んだり、ガラスが割れたりする危険があります。

ドアの凍結に1番おすすめなのは解氷スプレーで、フロントガラスと一緒に解氷することができて便利ですよ。

商品によっては鍵穴の凍結まで溶かしてくれるスプレーもあります。

ドアの凍結防止対策としては、車全体にカバーをかけたり、ゴム部分の水分を事前に拭き取ったりするのが効果的です。

車全体にカバーをかけておけば、フロントガラスやサイドミラーの凍結も防ぐことができますね。

車の凍結防止グッズはどこで購入できますか?

カー用品を販売しているお店なら、凍結防止グッズコーナーを備えているところが多いです。

しかし、ネットの方が色々な商品を見比べることが可能です。

今回の記事でもいくつか紹介したように、Amazon・楽天などでも自宅で簡単に購入できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

まとめ

車のフロントガラスやミラーの凍結について徹底解説してきました。

凍結の正体は『霜』なので、空気中の水蒸気が結晶化したものが原因だったのですね。

油膜取り・撥水コーティング・凍結防止カバーなどのアイテムを事前に使用しておくことで、フロントガラスやミラーが凍るのを防げます。

また、凍結してしまった場合でもデフロスター・アイススクレーパー・解氷スプレーなどを上手に利用して、素早く溶かしましょう。

koto

凍結防止・解氷アイテムについては他の記事でも詳しく解説しているので、ぜひご覧になってみてくださいね。

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