洗車用として京セラの高圧洗浄機の購入を考えていますが、種類が多すぎてどれが良いのかわかりません。
安い製品ではないので、買って後悔したくないのですが…
良いことしか書かれていない公式サイトの情報だけでは、それぞれの違いやデメリットもわからないため、満足のいく製品を選ぶのは困難。
一番信頼できるのは愛用者の声ですが、全ての機種の評判を一から調べるのはかなり大変ですよね。
そこで今回は、京セラ10機種の口コミを徹底調査し、本記事に全てまとめました。
わかりやすい比較表やプロが選ぶおすすめ製品も紹介するので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
京セラ(元リョービ)の高圧洗浄機の評判は?【全モデルの口コミを機種別に紹介】
それでは早速、京セラ(元リョービ)の高圧洗浄機・全モデルの評判や口コミを機種別に紹介していきます。
AJP-1210
AJP-1210は、軽量コンパクトなエントリーモデル。
セッティングも使い方も簡単で、手軽に使えるのが魅力的です。
- 価格が安いのに十分な性能がある
- 機械にうとくても使いこなせる
- さまざまなシーンで活躍する
- 洗浄力やホースの短さに不満が残る
- 別途準備が必要なアクセサリーがある
AJP-1210は1万円以下(最安値の場合)とリーズナブルな価格であるにもかかわらず、家庭用としては十分な洗浄力があると満足している声が非常に多く見受けられました。
また、直感的に使えるシンプルな設計になっているため、高圧洗浄機初心者や機械にうとい人にぴったりです。
しかし、エントリーモデルということもあり、洗浄力に物足りなさを感じたという声も。
性能の高さを重視する人やより本格的な機種が欲しいという人には不向きです。
AJP-1310
AJP-1310はグッドデザイン賞の受賞歴がある、デザイン性に優れた製品。
AJP-1210と同じくエントリーモデルですが、AJP-1210よりもややパワーがあり、吸水ホースも付属されているのが特徴です。
- 収納しやすく、持ち運びに便利
- 女性ひとりでも使いこなせる
- 外壁が剥がれてしまうほどのパワーがある
- 日本メーカーだけあって作りがしっかりしている
- 稼働音が大きいのが気になる
AJP-1310は見た目の美しさだけでなく、パワーやしっかりした作りにも定評があります。
そのため、デザインにこだわりたい人やエントリーモデルでもある程度の洗浄力は欲しいという人にうってつけです。
ただし、稼働音がうるさいとの指摘もあったため、集合住宅にお住まいの人は使用する時間帯に注意しましょう。
AJP-1420A・AJP-1420ASP
AJP-1420AとAJP-1420ASPは、価格・機能・使いやすさなど、総合的にバランスの良いミドルモデル。
最大許容圧力が10MPaと、エントリーモデルよりもパワフルです。
- 事前に準備するものがなく、すぐに使える
- ブラシを使わなくても汚れがきれいになる
- AJP-1420ASPの方が付属品が多くて便利
- コスパが良いのがメリット
- ホースや稼働音、本体の重さにはネガティブな意見あり
AJP-1420A・AJP-1420ASPは、標準モデルでありながら高水圧である点を評価する声が目立ちました。
値段以上の価値を感じられるので、コスパ重視の人に最適です。
また、AJP-1420AとAJP-1420ASPの違いは延長ホースの有無。
ホースが長い方が洗浄の際に便利なので、せっかくであればAJP-1420ASPを購入することをおすすめします。
AJP-1520A・AJP-1520ASP
AJP-1520A・AJP-1520ASPは、静音モードが付いたミドルモデル。
AJP-1520AとAJP-1520ASPの本体は同じであるものの、AJP-1520ASPには8mの延長ホースが付属されています。
- 業務用には劣るものの、家庭用としては十分
- 水や汚れのはね返りの対策はすべき
- 車輪はないが、十分に持ち運べる重さ
- 静音モードにすると若干パワーが落ちる
- いろんな場所をつい掃除してしまうほど洗浄力が高い
静音モードに切り替えできるため、「マンションやアパートでも安心して使える」という声が多数見受けられました。
しかし、静音モードにすると水圧がやや落ちるとの意見があったため、その点は頭に入れておいた方が良いでしょう。
AJP-1620A・AJP-1620ASP
AJP-1620AはAJP-1520Aと非常に似た機種。
ミドルモデルで静音モード付きですが、AJP-1520Aよりも高圧ホースが2m長く、車輪が付いているのが特徴です。
- 住宅街でも問題なく使える
- 組み立て不要ですぐに使える
- 車輪があるため移動が楽
- アフターパーツが気軽に手に入る
- 高水圧ならではのデメリットもある
AJP-1620Aは全体的にポジティブな口コミが多く、非常に評判が良いのが印象的。
また、7.9kgと重量があるものの、移動には困らない点もメリットと感じる人が多いようです。
なお、AJP-1620ASPには延長ホースと泡ノズルがついてきます。
後から購入することもできますが、セットで買った方が断然お得です。
AJP-2030
AJP-2030は、横長デザインの軽量モデル。
36.1×23.7×28.2cmとコンパクトでありながら、高水圧を実現しています。
- 小ぶりなのにハイスペック
- 情報が少ないので決め手に欠ける
- 音が静かで周囲を気にせず使える
- 高圧ホースの長さが短い
- ホースの素材はやわらかく、取り扱いしやすい
- ワンタッチ接続なのでセッティングが簡単
コンパクトモデルの高圧洗浄機は各メーカーから販売されていますが、AJP-2030は他機種に比べて機能が充実。
実際に使ってみるとメリットが多いと感じられるようです。
重さも4.5kgと軽いので、女性の方や頻繁に持ち運びする人に向いています。
発売してからあまり期間が経っておらず、口コミ数は少ないのはデメリット。
耐久性までは、判断しづらいのが現状です。
AJP-1700V・AJP-1700VGQ
AJP-1700V・AJP-1700VGQは家庭用高圧洗浄機の中で最高峰といわれるハイエンドモデル。
エントリーやミドルモデルと比べて高機能で、プロでも満足できる優秀な製品です。
- 価格と性能のバランスが良い
- 本体側とノズルの両方で水圧調整が可能
- サイズが大きく、収納場所に困る
- AJP-1700VGQだと水道がなくても使える
- 噴射時はガンのレバーを握り続けないといけない
他のシリーズと比べて価格は高いものの、それだけの魅力があるとの声が多く、「家庭用ならこれ一択!」と絶賛するレビューもありました。
プロの私から見ても文句の付け所がない製品ですが、水圧マックスで利用する場合、対象物を傷つける可能性があるため、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
どちらかというと、玄人向けの機種です。
AJP-2100GQ
AJP-2100GQは水冷式モーターを採用しており、耐久性に優れたハイエンドモデル。
家庭用でありながら、動物園や植物園、農家、魚市場など業務用としても使われる高品質な機種です。
50Hzと60Hzの2種類があります。
- 洗浄力が高く3日分の掃除が半日で終わる
- 高圧ホースが長く、広範囲での作業が可能
- ホースリールとホースガイドが付いている
- 稼働音が静かなので音を気にせず使える
- 意外とコンパクトに収納できる
本記事で紹介する機種の中でもトップレベルの製品だけあって、大半のレビューがポジティブな内容でした。
洗浄力・使いやすさ・デザイン、全てにおいてレベルが高いので、「家庭用だとしても何一つ妥協したくない!」という完璧を求める人でも、満足できるでしょう。
欠点を強いて挙げるのであれば、本体が大きく、重量がある点。
保管する場所があるかどうかは、事前に確認する必要があります。
BPW-1800L1
BPW-1800L1はポータブルタイプの洗浄機。
充電式なので、電源のない場所でも利用できる画期的な製品です。
- ポータブル洗浄機の中で最高クラス
- 噴射モードは5段階、水圧は2段階で切り替え可能
- 初心者や機械にうとい人でも簡単に使える
- 旧型のKSW-1800L1とは付属品が異なる
- 騒音が出ないので、周囲に気を遣わずに済む
最大許容圧力が2.4MPaと数値的には低いと感じるものの、ポータブル洗浄機の中ではトップレベルの水圧を誇るため、「思った以上に汚れが落ちる!」と肯定的な意見が目立ちました。
ただし、高圧洗浄機と比べるとどうしてもパワーは劣ってしまいます。
がっつり汚れを落とすというよりは、気になった時に気軽に使いたいという人向けの製品といえるでしょう。
PLW-150
PLW-150はタンク式のポータブルウォッシャー。
あらかじめ水を入れておくことで、水道不要で使える便利な洗浄機です。
- 海や山のレジャー時に使える
- シガーソケットで電源が取れる
- 見た目が可愛らしい
- 車輪付きで移動は楽にできる
- ホースの付け根から水が漏れる
釣りや海水浴、キャンプなどで利用する道具の洗浄や足や手の汚れを落とすのに向いているため、アウトドア好きにはもってこいだという口コミが多数投稿されていました。
シガーソケットから電源が取れる点も、PLW-150の大きなメリットだと捉える人が多いようです。
しかし、洗浄力はそこまで高くありません。
高圧洗浄機としての使い方を求めるなら、別の機種を検討した方が良いでしょう。
洗車向けの京セラ(元リョービ)の高圧洗浄機の選び方
10機種の評判や口コミを紹介してきましたが、「選ぶのが難しい…」と悩んでいる人もいるでしょう。
そこで、洗車向けの高圧洗浄機の選び方のポイントを3つお伝えします。
圧力や吐出水量
高圧洗浄機選びで最も重視して欲しいのが、「圧力と吐出水量」です。
圧力が強いほど車の汚れを効率的に落とすことができ、吐出水量が多いほど洗車時間を短縮できます。
しかしパワーが強すぎるものは、ボディを傷つけたり、塗装を剥がす可能性もあるので、取り扱いには注意が必要です。
稼働音の大きさ
二つ目に重視すべき点は、「稼働音の大きさ」です。
高圧洗浄機は基本的に大きな音が発生するので、使う場所によっては騒音トラブルに発展することもあります。
特にマンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの人は、気をつけなければなりません。
京セラの機種には、静音モードに切り替えができる製品や全体的に静音化されている製品があります。
音の小さい製品を探している人は、以下のリストの中から選ぶと良いでしょう。
- AJP-1520A・AJP-1520ASP
- AJP-1620A・AJP-1620ASP
- AJP-2030
- AJP-1700V・AJP-1700VGQ
- AJP-2100GQ
サイズや重量
最後に「サイズや重量」を確認するのも忘れずに。
大きいタイプの高圧洗浄機や重さのあるものは、洗車の際に不便さを感じます。
また、収納や保管時も場所を取るので、あまりおすすめしません。
とはいえ、小型化されたものは、パワーがやや落ちるのも事実。
自分が無理なく取り扱えるサイズや重量を選ぶようにするのがベストです。
大きくて重い製品でも、車輪付きだったり、高圧ホースが長めだと、取り扱いしやすくなります。
京セラ(元リョービ)の高圧洗浄機を10機種別に徹底比較
京セラの全10機種をわかりやすく比較表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
機種 | 価格 (Amazon) | 高圧ホースの長さ | 静音 | サイズ(長さ×幅×高さ) | 重さ | 最大許容圧力(MPa) | 最大吐出水量(L/min) | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
AJP-1210 | 8,535円 | 5m | × | 18×37.4×41.1cm | 5.2kg | 8 | 7.7 | 気軽に使える入門モデル |
AJP-1310 | 8,882円 | 5m | × | 22.1×38.7×40.4cm | 6.2kg | 9 | 8 | デザイン性抜群のエントリーモデル |
AJP-1420A・AJP-1420ASP | 15,964円〜 | 6m | × | 30.1×24.9×55.1cm | 6.4kg | 10 | 6.3 | 全体的にバランスの取れたミドルモデル |
AJP-1520A・AJP-1520ASP | 16,500円〜 | 6m・6m+8m | ◯ | 30.1×24.9×55.1cm | 6.7kg | 10 | 6.3 | 静音モードが付いた標準モデル |
AJP-1620A・AJP-1620ASP | 19,818円〜 | 8m・8m+8m | ◯ | 33.7×28.1×78.1cm | 7.9kg | 10 | 6.3 | 車輪付きの静音モデル |
AJP-2030 | 16,743円 | 6m | ◯ | 36.1×23.7×28.2cm | 4.5kg | 10 | 8 | 高水圧のコンパクトモデル |
AJP-1700V・AJP-1700VGQ | 24,780円〜 | 10m | ◯ | 30.4×31.8×84cm | 8.3kg | 11 | 6.7 | 高機能なハイエンドモデル |
AJP-2100GQ | 39,800円〜 | 15m | ◯ | 36.7×36.8×59.1cm | 17.8kg | 11 | 6.5 | 耐久性に優れた最高峰モデル |
BPW-1800L1 | 17,518円 | – | × | 55.8×93×23.7cm | 1.8kg | 2.4 | 1.8 | 電源不要のポータブルモデル |
PLW-150 | 24,360 | 6m | × | 29.9×42.35×34.5cm | 5kg | – | – | タンク付きのハンディウォッシャー |
※2023年3月12日時点
元・洗車マンが厳選!京セラ(元リョービ)のおすすめ高圧洗浄機はこれ!
口コミや選び方、比較表を見ても、「自分では決められない!」という人のために、元・洗車マンの私が本気でおすすめできる京セラの高圧洗浄機を3つ厳選しました。
AJP-1210
京セラ高圧洗浄機の中での一番のおすすめ機種は、AJP-1210です。
入門モデルですが、洗車目的であれば十分のスペックを持ち合わせています。
また、1万円以下で手に入るのも、嬉しいポイント。
高圧洗浄機デビューを果たすのにぴったりな製品です。
AJP-1620ASP
「周囲の目が気になる…」という人には、AJP-1620ASPが最適。
静音モードに切り替えができるため、稼働音を抑えながら洗浄できます。
また、ミドルモデルの中でも、高圧ホースが長めで、車輪付きという至れり尽くせりの製品なので、買って後悔することはないでしょう。
延長ホースと泡ノズルが付いており、自宅で泡洗車も可能になります。
AJP-1700VGQ
値段が多少高くても問題ないという人は、AJP-1700VGQだと間違いありません。
家庭用でありながら、業務用並みに機能が充実しています。
また、ノズルだけでなく本体側で水圧調整ができるのも魅力的。
ボディやタイヤ、下回りなど、対象物によって簡単に切り替えができるので、自宅でも本格的な洗車が実現できます。
まとめ
京セラにはエントリーモデルやミドルモデル、ハイエンドモデルなど種類豊富な高圧洗浄機がありますが、どれもユーザー満足度の高い製品ばかりです。
ハンディタイプの洗浄機もあるので、目的や好みにあわせて、自分にぴったりな機種を探してみましょう。
「自分で決めるのは苦手!」という人は、以下の3つの中から選んでおけば後悔しません。
- AJP-1210:本格派の入門モデル!初心者なら絶対これ!
- AJP-1620ASP:静音モードが付いたユーザー想いのミドルモデル!集合住宅に住んでる人に最適!
- AJP-1700VGQ:プロも使う最高峰モデル!何一つ妥協したくない人向け!
「他メーカーの高圧洗浄機も気になる!」という人は以下の記事も参考にしてみてくださいね。