真夏の炎天下で車内の温度が急上昇すると、乗車するときに暑すぎてつらいです。
ドライブやお出かけが好きなので、夏もたくさん遠出したいのですが、エアコンが効くまでの車内の暑さが我慢できなくて控えています。
しかし、今年こそは暑さ対策をして、夏でも快適にカーライフを楽しみたいです!
また、事故や熱中症に繋がる前にしっかり対策する必要性も感じています。
車内の温度を下げる方法やおすすめのカーアイテムがあれば教えてください。
真夏の炎天下では、車内の温度は急激に上昇して、70度を超えてしまうこともあります。
エアコンが稼働していないとまるでサウナのような状態になるので、熱中症などの危険性もありますよ。
車から降りて、たった10分ほどで温度が上昇するため、買い物から戻ってきたら車内が高温になっていてすぐには乗車できないことが多いですよね。
しかし、炎天下の中で温度が下がるのを待っているのも暑いので、車の温度が急激に上昇しないように対策をしたり、瞬時に温度を下げたりすることが大切です。
この記事では、車内の温度を下げる方法や温度情報を防止する方法、おすすめの暑さ対策グッズなどを紹介していきます。
灼熱地獄で運転できない!車内の温度を瞬時に下げる方法【対処】
車内の温度が上昇してしまうと、窓を開けてもエアコンをつけても中々すぐには温度を下げることができないですよね。
それどころか、生暖かい風が入ってきて余計暑く感じてしまうこともあります。
急いでいる時にそのまま運転するのはつらいので、ここでは車内の温度を瞬時に下げる方法を詳しく紹介していきます。
車に直接水をかける
車内の空気を逃したり温度を下げることも大切ですが、車自体の熱を逃がすことも重要になります。
車外の温度を下げるために、車に直接水をかけるようにしましょう。
車にかけた水は蒸発するため、周囲の熱を奪って車内の温度上昇を防ぐ効果も期待できますよ。
しかし、少量だとすぐに蒸発してしまうので、できるだけ多くの水量をかけて冷やすようにしてくださいね。
濡れタオルで車内を拭く
濡れタオルで車内を拭くのも、気軽に温度を下げる方法の一つです。
濡れタオルで体を拭くと体温が下がるように、ダッシュボードやハンドルなども冷たい濡れタオルで拭くことで表面温度が下がります。
そのため、すぐに運転することが可能です。
濡れタオルを用意しないといけないので、車にタオルを準備しておくようにしましょう。
ドアを開け閉めする
車内の温度を瞬時に下げる方法として、何も使わずに1番簡単にできるのは、ドアを開け閉めすることです。
ドアを開け閉めすると、車内にこもった高温の空気を外に逃がすことができます。
開け閉めする際は、必ず反対側の後部座席のドアを開けるようにしましょう。
そうしないと暑い空気の逃げ道がなくなってしまうからです。
運転席のドアを開け閉めする場合は、助手席側の後部座席のドアを開けておきます。
ドアは5回以上開け閉めするのがおすすめです。
また、バックドアを開けると、より空気が逃げやすくなるので効率アップに繋がりますよ。
エアコンを利用する
車内の温度を下げるために必須なのが、エアコンです。
ただエアコンをつけるだけでは、瞬時に温度を下げることができないので、窓を全開にして走行しながらエアコンを利用します。
まず、車内の熱い空気を逃がすために全ての窓を全開にしたら、エアコンは外気導入に設定して、2〜3分走行してください。
外気導入にすると、外から新鮮な空気が入ってきますよ。
そして、窓を閉めたらエアコンを内気循環にします。
約5分程で車内の温度が下がるので、何もしないでエアコンをつけるよりも快適に運転ができます。
車用扇風機を利用する
エアコンである程度車内の温度を下げても、やはり前列と後列では循環のしやすさに違いがあります。
後部座席に乗っていると前列のシートが邪魔をして、冷たい空気がこないことがあるため、車用扇風機を利用して後ろまで冷気を届けるようにしましょう。
また、扇風機の風で空気が循環するので、車内全体の温度を均一に保つことができますよ。
特に子供は熱中症になりやすいので、チャイルドシート周辺までしっかり冷気が届くようにしてあげましょう。
冷却スプレーを利用する
車内の温度が上昇すると、ハンドルやシート、シートベルトなども高温になっていることがあります。
「熱すぎて触れない!急いでるのに運転できない!」と経験したことがある人もいるでしょう。
熱すぎて触れられない場合は、冷却スプレーを利用して、瞬時に温度を下げることがおすすめです。
スプレーするだけで表面温度が下がるので、すぐに触れることができますよ。
冷却スプレーを使用する場合、スプレー缶は高温で破裂の可能性があるため、車内に放置するのは絶対にやめましょう。
車内の温度上昇を防止する方法【対策】
車内の温度を瞬時に下げる方法が分かったら、車内の温度上昇を防止する方法も合わせて把握しておくことがおすすめです。
せっかく温度を下げたのに、「コンビニに寄ったらまた上がってた…」ということになったら1からやり直しになってしまいます。
車内の温度上昇を防止して、モワッと押し寄せてくる熱気対策をしましょう。
駐車場所に気をつける
車内の温度上昇を防止するには、できる限り直射日光を避ける必要があります。
直射日光が当たるだけで、車内の温度がどんどん上昇してしまうからです。
駐車するときは日陰を選ぶようにしましょう。
また、日陰は時間によって変動するため、長時間駐車する場合はそのことも考えて場所を選ぶのがおすすめです。
ショッピングモールなら立体駐車場を選んだり、少し遠くなっても日陰を選んだりすると、直射日光が当たらないので車内の温度が上がりにくくなりますよ。
サンシェードを利用する
「直射日光が当たらない方がいいことは分かったけど、日陰がない場合はどうしたらいい?」と思った方もいるでしょう。
日陰がない場合は、直射日光が当たらないようにアイテムを使って工夫することが大切です。
夏によく目にするのが『サンシェード』ですね。
サンシェードは、フロントガラスを覆うことで直射日光が当たらないようにしてくれる耐熱シートです。
主にダッシュボードの温度上昇を防いでくれるので、駐車するときはフロントガラス面を日光に向けるのがポイントとなります。
ただし、走行中にサンシェードを利用すると道路交通法違反になります。
詳しくは広島県警察の公式サイトを確認してください。
車用カーテンを利用する
サンシェードはダッシュボードの温度上昇を防いでくれますが、サイド面から直射日光があたってしまうことがあります。
その場合は、車用カーテンを利用するのがおすすめです。
車用カーテンを窓の内部につけることで、直射日光を避けて車内の温度上昇を防ぎます。
取り付けが簡単なので、使わないときは外しておいたり開けておいたりできますよ。
後部座席に子供が座る場合も、カーテンをつけておけば日陰になるので、快適です。
車用カーテンもサンシェード同様に走行中に利用すると道路交通法違反になる可能性が高いため、使用前には必ず注意事項などを確認してください。
断熱フィルムやスプレーを利用する
カーテンも良いですが、直接窓ガラスに貼って車内の温度上昇を防ぐ『断熱フィルム』もおすすめです。
赤外線や紫外線をカットしてくれる商品もあるので、日焼けを気にする人には魅力的ですよね。
しかし、窓ガラスに貼るフィルムは可視光線の透過率が70%に満たないと使用できないので注意してください。
また、合わせて断熱スプレーを利用すると、ボディも紫外線から守ってくれますよ。
夏でも快適に過ごせる!車の暑さ対策グッズおすすめ9選
車内の温度を瞬時に下げる方法や車内の温度上昇を防止する方法を紹介してきました。
温度上昇を防止するための様々なグッズがありましたが、「具体的にどんな商品があるの?」と疑問が沸いた人もいるでしょう。
ここでは、おすすめの車の暑さ対策グッズを9つ紹介していきます。
断熱フィルム
先述したように、断熱フィルムは窓ガラスに直接貼って車内の温度上昇を防ぐグッズとなっています。
赤外線や紫外線をカットしてくれるタイプの商品を選ぶのがおすすめです。
- 赤外線カット:熱エネルギーが高く車内の温度上昇防止に効果的
- 紫外線カット:日焼け防止や疲れ目の軽減に効果的
断熱フィルムは自分でも貼ることができますが、フィルム内に気泡が入ったり歪みが生じてしまったりするので、業者に依頼して綺麗に貼ってもらいましょう。
例えば、こちらの『HOHOFILM 断熱カーフィルム』は、赤外線90%カット・紫外線99%カットしてくれる断熱フィルムです。
透過率87%なので、視野も鮮明で、車検も問題なく安心して使用することができます。
飛散防止効果もあるので、事故時なども安全です。
UVカットスプレー
炎天下の中では、車内だけでなくボディも高温になり、塗装面などが劣化しやすくなります。
そのため暑さ対策と同時に、紫外線対策もしておきましょう。
『UVカットスプレー』は、スプレーして拭くだけで紫外線からボディを守ってくれる優れものです。
数ある商品の中でも、シュアラスターのゼロウォーターはガラスコーティングでありながら紫外線から車を保護し、塗装の劣化を軽減する効果があります。
ボディはもちろん、ホイール・ガラス・樹脂パーツ・内装など、様々な箇所に使用できるので、パーツ別にUVカットスプレーを用意する必要がありません。
使い方も簡単なので、一本持っておいて損はないですよ。
エンジンスターター
「夏の暑さが苦手なので、乗った瞬間から車内が冷えていてほしい!」という人には、エンジンスターターを利用するのがおすすめです。
エンジンスターターは、離れた場所から車のエンジンをつけることができるので、事前にエアコンをつけておくことが可能となります。
真夏だけでなく、真冬も快適なカーライフを楽しむことができるので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
例えば、このカーメイトのエンジンスターターは、アイドリング状況や車内温度などをリモコンでチェックすることができます。
見やすい液晶画面タイプなので、車内温度が一目で分かるのでとても便利ですよ。
市街地最大電波到達距離が500mなので、駐車場までの距離がある程度離れていても簡単に操作できる商品となっています。
サンシェード
サンシェードは、フロントガラスを覆うことで直射日光が当たらないようにしてくれる耐熱シートで、主にダッシュボードの温度上昇を防いでくれます。
日陰がない場所に長時間駐車する場合は、サンシェードを設置しておくだけで、車内が高温になりにくくなるので1つは持っておきたいアイテムです。
簡単に設置できてコンパクトに収納できる商品もたくさんあるのでおすすめですよ。
例えば、こちらの『BEEWAY カーフロントガラスカバー サンシェード』は、夏場だけでなく冬場の防雪にも使用できる商品となっています。
4層デザインなので分厚くて耐久性があり、防水・摩擦に強い・難燃性素材といった特徴を持っています。
ドアに挟んでおくことで盗難防止にもなるので安心です。
車用カーテン
サイドからの直射日光を防ぐためには、車用のカーテンを取り付けるのがおすすめです。
カーテンはUV対策がされている商品を選ぶことで、紫外線からも守ってくれますよ。
吸盤タイプやマグネットタイプなどがあり、簡単に取り付けることが可能です。
隙間があると日差しが入ってきてしまうので、隙間なく設置するようにしてくださいね。
例えば、セイワ(SEIWA)の『車用楽らくマグネットカーテン 遮光生地 Lサイズ』なら、マグネットタイプで窓枠にピタッと取り付けることができます。
99.8%紫外線カットなので、UV対策はバッチリです。
車用カーテンを購入するときは、愛車の窓に合ったサイズなのかをしっかり確認するようにしましょう。
ハンドルカバー
運転するときに必ず触れることになるハンドルですが、車内の温度が上がることでハンドル自体も熱くなっていることがありますよね。
「熱い!」と驚いたことがある人も多いのではないでしょうか。
そんな時のために、耐熱加工がされているハンドルカバーを使用するのがおすすめです。
例えば、こちらの『Magnelex マイクロファイバーレザーハンドルカバー』は、優れた通気性を持っている商品です。
温度耐性があるので、どんな気候でも快適に握ることができますよ。
ほとんどのメーカーとモデルに対応なのも嬉しいポイントですよね。
冷却スプレー
高温になった車内の温度を瞬時に下げるためには『冷却スプレー』がおすすめ。
車のシートや天井などに直接噴きかけるだけで、すぐに涼しさを実感できます。
車内に置いておきたい場合は、スプレータイプの商品を選ぶようにしましょう。
車専用の冷却スプレーもありますが、私のイチオシは衣類に使える激冷えくん ウェアクールです。
スプレーした瞬間だけでなく45分以上も涼しさが続くので、快適に運転ができます。
また、除菌や消臭効果もあるため、車中・車外関係なく利用可能です。
万が一、ガス缶タイプの冷却スプレーを使用する場合は取り扱いに注意してください。
というのも、近年、可燃性ガス製品による爆発や火災が増加しているようです。
具体的には「使用したら換気する」「車内に置いたままにしない」など気をつけるようにしましょう。
詳しくはJAFの公式サイトをご覧ください。
車用扇風機
車用扇風機は、エアコンの送風口に取り付けることで、冷風が届きにくい後部座席まで冷やすことができるカーグッズです。
冷気が循環するので、車内全体の温度がすぐに下がり均一に保たれます。
窓を開けて走行しながらエアコンをつけるのも良いですが、後部座席までは中々温度が下がらないので、後ろに子供が乗る方は利用してみるのがおすすめです。
例えば、この『Kwak’s 車内扇風機』は、3つのモードで風量調節することが可能となっています。
低風速・中風速・高風速と切り替えができるので、「寒すぎるかも」と思った時でも丁度いい風速にすることができますよ。
LEDランプもついているので、カラフルな光を楽しむことができて涼しさも倍増しますね。
夏用カーシート
最後に紹介するのは、夏用カーシートです。
夏用カーシートにも様々な種類があり、なんとファンがついていて座席から風が出てくる商品もあります。
例えば、この『WEIMALL クールシート』は、座席の腰面から風が出て冷房効率をアップしてくれます。
風が出るので、体感でも涼しさを感じられますよね。
また、風量調節コントローラー付きなので、手元で操作可能です。
そしてメッシュ素材なので、冷房が当たらないお尻や背中もムレずに快適な運転が楽しめますよ。
【Q&A】車の暑さ対策に関するよくある質問
車内の温度を瞬時に下げる方法や車内の温度上昇を防止する方法、おすすめのグッズを紹介してきました。
その中で、「エアコンが効かない時はどうしたらいい?」「炎天下で駐車する時に気をつけた方がいいことはあるの?」と疑問が沸いた人もいるでしょう。
ここでは、車の暑さ対策に関するよくある質問をまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
車の暑さでバッテリーが上がってしまったのですが…
バッテリーは高温に弱いので、炎天下でバッテリーが上がってしまう可能性が高いです。
また、エアコンは電力を使うので、車内を冷やそうとして最大で使用した時に突然バッテリーが上がることもあります。
バッテリーが上がってしまっても焦らずにロードサービスや加入している任意保険に連絡するようにしましょう。
エアコンが効かない時の対処法はありますか?
エアコンが効かない時は、窓を開けて走行したり車用扇風機を利用したり工夫してみましょう。
それでも全くエアコンが効かない時は、原因を見つけることが大切です。
エアコンフィルターの詰まりはないか、ガス不足・漏れはないかなどをしっかり確認するようにしましょう。
また、エアコン内部の部品の故障の可能性もあるので、プロに点検してもらうのがおすすめです。
後部座席まで涼しくする方法はありますか?
後部座席まで涼しくするためには、車用扇風機の利用がおすすめです。
エアコンの冷気を車内全体に届けてくれますよ。
ダッシュボードの暑さ対策を教えてください
ダッシュボードの暑さ対策におすすめなのが、サンシェードの利用です。
フロントガラスをサンシェードで覆っておくことで、直射日光が当たるのを防げるため温度が上がりにくくなります。
車の天井の暑さ対策が知りたいです
車の天井の暑さ対策には、断熱フィルムがおすすめです。
断熱フィルムを貼ることで、天井はもちろん、車内全体の温度が上がりにくくなります。
炎天下で駐車する際の注意点や対策を教えてください
炎天下で駐車する際は、できる限り日陰を選ぶようにしましょう。
直射日光が当たっている時間が長ければ長いほど、車内の温度は上昇します。
自宅では屋内や屋根がある場所に停めたり、お出かけの際も屋内駐車場に停めたりするのがおすすめです。
まとめ
真夏の炎天下では、何も対策をしないと急激に車内の温度が上昇してしまいます。
そのため、事前に対策をして、車内の温度上昇を防止するようにしましょう。
また、対策をしていても快適な温度を保つのは難しいので、車内の温度を瞬時に下げる方法も実践してみてくださいね。
今回紹介した車の暑さ対策グッズを利用してみると、真夏の炎天下でもカーライフを楽しむことができますよ。
今回は車内の温度を瞬時に下げる方法や防止する方法、おすすめのグッズなどを紹介してきました。
車内が高温だと熱中症にも繋がるので、事前にしっかり対策をしておきましょう!