そろそろ洗車しないといけないのですが、面倒でつい先延ばししてしまいます。
洗車が億劫になる理由の一つは、時間がやたらとかかってしまうこと。
気づけば貴重な1日が潰れてしまったという人も多いかと思います。
しかし、洗車時間を一気に短縮できたらどうでしょうか?
最短5分で完了するテクニックがあれば、毎日でも苦痛にならないはずです。
そこで今回は、プロの私が今すぐ取り入れられる洗車の時短術を5つお伝えします。
おすすめの時短グッズも紹介するので、この記事を読めば、ネガティブに感じていた洗車がやりたくて仕方なくなるかもしれません。
洗車時間を一気に短縮するテクニック5選
それでは、早速、洗車の時短テクニックを5つ紹介していきます。
どれか一つでも取り入れると、驚くほど洗車時間が短縮されるので、ぜひ試してくださいね。
気になる汚れはすぐに対処する
洗車時間を短縮する一つ目のテクニックは、気になる汚れはすぐに対処することです。
車が汚れる原因は、道路の塵・汚れや鳥の糞、虫の死骸、雨、雪など様々ですが、いずれも時間が経てば経つほど落としづらくなります。
その理由は以下の3つです。
- 放置された汚れが乾燥して硬化し、車体にこびりついてしまう
- 雨や雪などの水分が汚れを吸収し、水垢やウォータースポットとなってしまう
- 時間が経つにつれ、鳥の糞や虫の死骸が車の塗装を侵食する
落としづらい汚れは、専用洗剤を用いたり、コンパウンドで削るなど、余計な手間を増やしてしまいます。
そのため、車が汚れていることに気づいたら、目立つ箇所だけでも、できるだけ早く対処するようにしましょう。
時間帯に注意する
二つ目の洗車の時短テクニックは、洗車する時間帯に注意することです。
洗車は適切な時間帯に行うと作業が効率化し、時間を節約することができます。
具体的には、以下の時間帯がおすすめ。
- 春・秋:午後3時~4時頃
- 夏:午前6時~8時頃
- 冬:午前中
理由としては、直射日光が強すぎたり気温が高いと、洗車中に水や洗剤が乾燥しやすく、水滴や残留物が残りやすくなるためです。
せっかく洗車したにもかかわらず、一からやり直しするハメになります。
また、夜間の洗車もあまりおすすめできません。
汚れや洗い残しに気づきにくいだけでなく、虫が寄ってくることで、作業効率が一気に低下します。
上記でお伝えした快適に洗車できる時間帯を選び、サクッと作業を終わらせてしまいましょう。
正しい手順で洗車する
洗車には正しい順番があり、適切な手順を守ることで作業効率を高め、時間を短縮することができます。
簡単にお伝えすると、ホイールや下回りを洗浄した後、上から下へ順番に洗っていくとスムーズに愛車をきれいに洗うことが可能です。
まずは、車で一番汚れのひどいホイールや下回りから取り掛かります。
泥や油汚れ、ブレーキダストなどをしっかりと落としていきましょう。
その後、ボディの洗浄に移ります。
ルーフ、両サイド、リア、ボンネットの順番で洗浄すると、すでに洗った箇所に水や汚れが飛び散ることなく、効率的に洗車が可能です。
ちなみに洗車の正しい順番を守ることは、時間短縮以外にもボディを保護する効果や洗い残しが出にくいというメリットもあります。
以下の記事では、より具体的に解説しているので、一度目を通してみてくださいね。
時短グッズを活用する
時短グッズを活用することも、洗車の時間短縮ができるテクニックの一つです。
今まで紹介したテクニックに時短グッズを加えることで、さらに簡潔に洗車を終わらせることができます。
例えば、洗車シートがあれば水なし洗車ができますし、高圧洗浄機があれば水だけ洗車も可能です。
時間短縮はもちろん、洗車のわずらわしさからも解放してくれるので、積極的に取り入れてください。
詳しい時短グッズの解説は、次の章で紹介します。
コーティングで汚れをつきにくくする
洗車時間を短縮できる最後のテクニックは、車体にコーティングを施すことです。
コーティングには、車体を外部から守る効果があるだけでなく、以下のようなメリットがあります。
- 汚れの付着を防止する
- 汚れが浸透しづらくなる
- 水滴が付きにくくなる
コーティングで保護膜を形成すると、車体表面がなめらかになり、汚れやほこりが付着しにくくなります。
また、汚れが付いたとしても内部に浸透しづらく、汚れが簡単に除去可能です。
さらに、水滴が付きにくい特性もあるため、乾燥後の水アカの心配も軽減。
いろんな側面から、洗車時間の短縮に繋がります。
コーティングにはさまざまな種類がありますので、自分のニーズや予算に合ったコーティング剤を選ぶことが大切です。
プロの施工を検討するのも良いかもしれません。
時短できるおすすめ洗車グッズ8選
ここまで洗車の時短テクニックをお伝えしてきましたが、時短グッズもあわせて活用することで、より時間を短縮できます。
最短5分で完了させる驚きのグッズも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
洗車シート
洗車シートは、洗車作業を簡単に行うための特殊なシート状の製品です。
洗浄剤や洗浄成分が含まれており、車の汚れを落とすことができます。
使い方は非常に簡単で、ウェットシートのように一枚取り出し、気になる汚れをさっと拭き取るだけです。
他の道具は必要ないので、5分もあれば洗車が完了するでしょう。
汚れが気になる時にいつでも気軽に使える点や他の時短グッズに比べて価格がリーズナブルな点はメリットですが、広範囲の洗車や頑固な汚れの除去には向いていません。
あくまでも軽微な汚れの除去や日常のメンテナンス用として考えてください。
ちなみに、ボディ用以外にも、ホイール用や車内用の洗車シートもあります。
各パーツの洗車シートを車に常備しておくと、とても重宝するのでおすすめです。
高圧洗浄機
今回紹介する時短グッズの中で最も洗車の時間短縮に貢献してくれるのが、高圧洗浄機です。
高圧洗浄機は強力な水流を生成するため、通常の手洗いでは落としにくい頑固な汚れやこびりついた泥、塩カルなどを効果的に除去することができます。
洗浄剤を使わずとも水圧だけで愛車がきれいになるため、手で擦る手間もかかりません。
また、手洗いに比べて大きな面積を一気に洗浄することができるので、洗車作業にかかる時間と労力を大幅に節約することができます。
他にも、水道水よりも節約できたり、ルーフやエンジンルームなど手が届きにくい場所や細かな隙間も簡単に洗浄できたりと付随するメリットが多いのも嬉しいポイントです。
他の時短グッズよりもコストはかかりますが、価格以上の価値を感じさせてくれるので、ぜひ導入することをおすすめします。
フォームガン
フォームガンとは、洗車用のシャンプーや洗浄剤を泡状にして車体に塗布するためのツールです。
泡がボディに密着し、スポンジやブラシで擦らなくても、汚れがスッキリと除去できます。
フォームガンには、手動式・接続式(高圧洗浄機)・接続式(水道)の3つのタイプがあり、安いものだと2,000円弱で手に入れることが可能です。
洗浄剤を泡立てたり、汚れを落とす手間や時間が削減できるだけでなく、愛車に優しい洗車ができるので、できるだけ車を傷つけたくない人もぜひ取り入れてみてください。
手袋型スポンジ
手袋型スポンジは手に着用して作業ができる洗車グッズです。
素手感覚で愛車を洗えるので、一般的なスポンジよりも効率良く洗車ができます。
また、手を保護する効果もあるため、手荒れしたくないという人にもうってつけです。
価格は商品によって異なり、数百円で販売されているものもあります。
負担なく入手できるので、まずは手袋型スポンジを活用してみると良いでしょう。
ブロワー
洗車といえば、汚れを落とすことにフォーカスしがちですが、最後の拭き上げも非常に重要な工程です。
車に水滴が残ったままだと、汚れがつきやすくなり、洗車前よりも汚れてしまうこともありますし、放置することで水滴の跡が残り、そのまま水シミになってしまう可能性もあります。
しかし、拭き上げ作業はかなり面倒で、できるだけ早く終わらせたいと感じている人も多いでしょう。
ブロワーとは、強力な風で水滴を吹き飛ばし、車体を乾かすことができる道具で、隙間や凹凸のある部分などタオルなどでは届きにくい場所にも効果的です。
価格は5,000円弱から3万円ほどとさまざま。
庭や玄関、ガレージの清掃にも使えるので、一台持っておくと良いかもしれません。
水切りワイパー
ブロワーまでは手が出ないという人は、水切りワイパーはいかがでしょうか?
水切りワイパーは、車体やガラスに残った水滴を効率的に拭き取るためのツールです。
柔らかなゴム刃で水滴をスムーズを除去することで、拭き取りの作業時間を短縮することができます。
ブロワーと違ってタオルでの拭き取り作業は必須ですが、500円以下と圧倒的にリーズナブルな点がメリットです。
大判タオル
大判タオルは、洗車後の水拭きや乾燥作業に適したアイテムです。
吸水性が高く、大きな面積をカバーできるため、素早く車体を拭き上げることができます。
ただし、ブロワーや水切りワイパーと比べると、時短度合いは劣るため、できれば組み合わせて使うのがおすすめです。
素材としては、吸収性の高いマイクロファイバーやPVAやセームを選ぶと良いでしょう。
コーティング剤
コーティング剤は、車体に薄い保護フィルムを形成するための洗車時短アイテムです。
コーティングを施すことで、汚れやほこりの付着を抑える効果があり、洗車の頻度がグッと下がります。
内部へ外部の素材が浸透しづらいため、汚れやほこりが簡単に落とせるのも魅力的。
水滴や紫外線からのダメージを軽減し、車体を長期間美しく保つこともできるので、マストで取り入れて欲しい時短グッズです。
まとめ
時間や手間のかかるネガティブなイメージがある洗車ですが、ちょっとしたテクニックや時短グッズを利用することで、時間を節約しながら楽しく愛車をきれいにすることができます。
この記事で紹介した時短術や時短グッズを活用すれば、洗車の概念がプラスに変わるはず。
今すぐできるコツもお伝えしたので、早速、次の洗車に取り入れてくださいね。
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