ネットの情報などを見ても、何を基準に良し悪しを判断したらいいかわからないんです・・・。
そこで今回は、洗車に使う高圧洗浄機を選ぶときのポイントを解説するとともに、国内外の有名メーカー7社のおすすめ機種をピックアップしてご紹介します!
洗車に使う高圧洗浄機を選ぶポイント
洗車の目的で高圧洗浄機を選ぶときには検討しておきたいポイントが3つあります。
- 動力
- 給水方式
- サイズおよび重量
動力のタイプや給水方式の違いによって何が変わるのかも端的に解説するので、選ぶときに何を重視したら良いかをしっかりと考えてみましょう。
動力
高圧洗浄機の動力には、大きく分けて以下の3種類があります。
- ユニバーサルモータータイプ
- インダクションモータータイプ
- ガソリンタイプ
ユニバーサルモータータイプは全国どこでも使用できるのが特徴で、価格も手頃で買いやすいことから初めて高圧洗浄機を使う人に注目されています。ただ、静音性が低くて寿命もあまり長くはないのが注意点です。
インダクションモータータイプは静音性があって出力も大きいことから自宅で洗車したい人におすすめです。ただ、電気の周波数に合わせて選ぶ必要があることは念頭に置いておきましょう。
ガソリンタイプはガソリンを燃やして稼働させるので音が大きいのが悩みですが、水圧はかなり高めです。燃料を用意する必要があって手間もかかることを覚悟できるなら洗浄力重視で選べるタイプです。
洗車用として選ぶなら、十分な威力があり音も静かなインダクションモータータイプをおすすめします。
給水方式
高圧洗浄機の給水方式は、次の2タイプが主流となっています。
- 水道直結型
- 自吸型
高圧洗浄機に水を供給する方法としては水道直結型が一般的で、水道にホースをつないで水を送りこむ方式になっています。
水道の蛇口にホースをつなぎつつケーブルで電源も取れなければならないので使用場所が限られてしまうことが多いのが難点ですが、自吸型のようにタンクが必要ないので省スペースで狭い場所での使用には向いています。
自吸型はタンクに水道水などを入れておいて、そのタンクから水を吸い上げることによって給水をする仕組みです。タンクが本体と別々になっているタイプと一体化しているタイプがあり、電源さえ取れればどこでも使えます。
洗車に使うことが主な目的であれば、自吸型の高圧洗浄機が便利です。
サイズ・重量
高圧洗浄機は、サイズや重量にも注意しなければなりません。
全体的な傾向としては高い水圧を発揮して洗浄力が大きいのはサイズが大きくて重量も重い高圧洗浄機です。洗浄力重視なら魅力的ですが、本体が重いと持ち運びが大変で、サイズが大きいものは収納場所に困ってしまう可能性があります。
特に高性能な高圧洗浄機では10kgをゆうに超える重さがあるので、小柄な人や女性には使い勝手があまり良くないでしょう。
コンパクトで重量があっても洗車に使うなら十分な出力のある高圧洗浄機もありますので、購入するときには実物を持ってみて持ち運びや収納先に心配がないかを確認しましょう。
最近は3kg~6kgくらいでも洗浄力の高い小型の高圧洗浄機が増えてきています。
【メーカー別】洗車に使う高圧洗浄機のおすすめを厳選紹介!
それでは、実際に販売されている高圧洗浄機をメーカー別に確認していきましょう。
各メーカーが多数のラインナップを用意していますが、ここでは洗車に使うのにおすすめの高圧洗浄機を厳選して紹介します。
先に挙げた高圧洗浄機の選ぶ際に重要な3つのポイントを比較して、どの高圧洗浄機が自分に合っているかを検討してみましょう。
ケルヒャー JTK サイレント

(出典:ジャパネットたかた)
ケルヒャーは高圧洗浄機の洗浄力と静音性で定評があるメーカーですが、その「ジャパネットたかた」モデルがJTKサイレントです。
家庭で使用することに特化して作り上げられているのが魅力で、近所迷惑になる心配がないくらい静かな設計になっています。
重さも女性でも持ち運びに苦労しないくらい軽く仕上げられているのに、噴射だけでかなりの汚れを落とせる十分な洗浄力を発揮するのがJTKサイレントです。
節水性も高めていることから長期的に見てもコストパフォーマンスが高く、家庭のニーズに合わせて作り上げられています。
付属品も豊富なのでシーンに応じた使い方ができ、洗車に限らず自宅の外壁やガレージなどを洗うのにも有効活用できるでしょう。
動力 | ユニバーサルモーター |
吸水式 | 水道式・自吸式 |
重さ | 5.7kg |
参考価格 | 29,800円(ジャパネットたかた調べ) |
公式サイト | https://www.japanet.co.jp/shopping/ |
ヒダカ HK-1890
(※出典:Amazon)
ヒダカのHK-1890は高圧力で洗浄力が高いインダクションモーターを採用している高圧洗浄機です。
9.0MPaの高圧洗浄ができるのは家庭用高圧洗浄機ではトップクラスの性能で、何よりも洗浄力を重視したい人に向いています。静音性も比較的高いのでこのクラスの高圧洗浄機を探しているときにはおすすめの逸品です。
本体は12kgもあるので重いですが、カート状になっているので持ち運びに困ることはないでしょう。家庭用に作られていることもあって水道への取り付けなどもワンタッチで簡単にできる使いやすい設計になっているのもヒダカのHK-1890の魅力です。
別売の自吸セットを使用すれば水道がないところでも使用することができます。
動力 | インダクションモーター |
吸水式 | 水道式(自吸セット別売) |
重さ | 12kg |
参考価格 | 22,800円(Amazon調べ) |
公式サイト | http://hidaka.co.jp/ |
アイリスオーヤマ SBT-512N
(※出典:Amazon)
アイリスオーヤマのSBT-512Nは静音タンクを採用した自吸式の高圧洗浄機です。
水圧の高さとタンク容量の大きさ、コンパクトな使い勝手をバランスよく追求しているモデルで、自吸専用なだけあって23Lという大きなタンクを使えるのが魅力です。タンクには50℃までの温水や中性洗剤も入れられるので洗車を効率よく行えるでしょう。
タンクの中に本体をしまって蓋付きバケツのようにできることから、収納力も高いのが魅力です。ブラシも付属しているので洗車の目的で高圧洗浄機を手に入れるときには有力候補にできるでしょう。
安価で使いやすい家電や家具を手掛けるアイリスオーヤマの製品ということもあって、高圧洗浄機の中では比較的安くて購入しやすいのもメリットです。
動力 | ユニバーサルモーター |
吸水式 | 自吸式 |
重さ | 7kg |
参考価格 | 12,653円(Amazon調べ) |
公式サイト | https://www.irisohyama.co.jp/ |
リョービ AJP-1520ASP 667316B
(出典:Amazon)
リョービのAJP-1520ASP 667316Bは家庭用に作られたシンプルな設計の高圧洗浄機です。
高圧ホースが標準は6mですが、さらに延長用の高圧ホースとして8mのものが付属しています。合わせると14mにもなるので業界トップクラスの長さです。柔らかくて取り回しが良いことから、ホースの取り扱いで不安があるという人に適しています。
吸水ホースは3mしかないので本体を置く場所は限られてしまうものの、かなり広い範囲で高圧洗浄ができるのがこの高圧洗浄機の魅力です。
静音モードも搭載していることに加え、独自の吸音材を使用しているので近所迷惑にならないように使うことができるでしょう。コンパクト設計になっていることもプラス評価できるポイントです。
動力 | ユニバーサルモーター |
吸水式 | 水道式 |
重さ | 6.5kg |
参考価格 | 21,138円(Amazon調べ) |
公式サイト | – |
ボッシュ UA 125
(※出典:Amazon)
ボッシュは高出力でプロも納得の仕様の製品を多数開発していますが、UA125は一般家庭向けのミドルクラス製品として人気があります。
UA125は軽量性と洗浄力のバランスを重視して家庭でも使いやすいように設計されているのが特徴で、6.8kgしかないのに最大許容圧力が12MPaもあるのは魅力が大きいでしょう。
さらに大型ホイールを搭載していてハンドルを引くだけでカートのようにして運べることから力に自信がない人でも簡単に持ち運ぶことができます。
洗車用を想定している付属品のラインナップになっていて、90度変換ノズルやフォームノズルがあるのも魅力でしょう。
洗車での使いやすさを考えると総合的にバランスが整っている高圧洗浄機です。
動力 | ユニバーサルモーター |
吸水式 | 水道式・自吸式 |
重さ | 6.8kg |
参考価格 | 19,400円(Amazon調べ) |
公式サイト | https://corporate.bosch.co.jp/ |
マキタ MHW0800
(※出典:匠の一冊)
マキタの手掛けるMHW0800は取り回し重視でコンパクトに仕上げられている高圧洗浄機です。
カート状の設計になっているだけでなく、付属品もすべて収容できるようになっているため、収納性重視で選びたい人にも納得の逸品でしょう。
バリアブルノズル、サイクロンジェットノズル、トリガーガンといった高圧洗浄に標準的なものは一通り付属しているので安心です。
洗剤を混ぜて洗浄できるように専用の洗剤用ボトルも付属しているのも特徴で、高圧噴射で一気に車を洗いたいという希望に応えてくれます。
8mの高圧ホースと3mの水道ホースが標準装備で、洗車用途には十分な洗浄力のある圧力も出せます。
メーカー生産は終了してしまっているため、販売店在庫のみの取り扱いになるので注意しましょう。
動力 | ユニバーサルモーター |
吸水式 | 水道式 |
重さ | 7.4kg |
参考価格 | 22,510円(Amazon調べ) |
公式サイト | https://www.makita.co.jp/ |
HOMDOX 50-60Hz
HOMDOXではユニバーサルモーターとインダクションモーターの両タイプを取り扱っていて、50-60Hzのユニバーサルモータータイプも複数の高圧洗浄機があります。
家庭用としてよく注目されているのは、省エネルギーで持ち運びやすい軽量設計に仕上げてあるこちらのビギナー向けのモデルです。広角変圧ランスノズルが付属しているのが特徴で、方向と水圧を自在にノズルの調整だけでコントロールできる仕組みになっています。
頑固な汚れの対策に有効なサイクロンジェットノズルや洗剤用のフォームノズルも付いているので洗車に使いやすい装備の高圧洗浄機です。
常用吐出出力は7.0MPaでやや低めという点には留意しておく必要がありますが、値段も安いので魅力は大きいでしょう。
動力 | ユニバーサルモーター |
吸水式 | 水道式・自吸式 |
重さ | 5.6kg |
参考価格 | 12,999円(Amazon調べ) |
公式サイト | https://www.makita.co.jp/ |
洗車用の高圧洗浄機におすすめの洗剤は?
高圧洗浄機の中には洗剤を使用できる仕様のものもあります。
頑固な汚れも効率的に落とせるのでカーシャンプーを使って高圧洗浄をするのは魅力的でしょう。ただ、洗剤にも色々な種類があるので、選ぶのが難しいのも確かです。
おすすめなのはノーワックスでノーコンパウンドの「シュアラスター S-30」です。
シュアラスター S-30は泡立ちがきめ細かくて泡切れが良いのが特徴で車を洗うのに特化して作り上げられています。
カーコーティングやワックスなどを落としてしまう心配もないマイルドな洗剤なのでどんな車に対しても使用することが可能です。
大容量で薄めて使う希釈タイプなのに価格も比較的安いことから高いコストパフォーマンスを発揮してくれるおすすめの洗剤です。
以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ
洗車には高圧洗浄機があると便利ですが、どの製品を買ったら良いかで悩んでしまうのはもっともなことです。ここでは選ぶときのポイントを紹介し、具体的にどのような製品が洗車用に適しているかを解説しました。
高圧洗浄機は、自分の体格や考えている使い方に合わせて適切なものを選ぶのが大切です。洗車するときには洗剤にもこだわって、美しく仕上げられるようになりましょう。
なお、以下の記事ではケルヒャー社の高圧洗浄機のおすすめ製品をまとめてご紹介しています。よろしければぜひあわせてチェックしてみてください。
https://kkouki.com/2020/10/12/kaercher-review/